2011/12/30

2011年度の振り返り

マイネルクラッチ 7歳 牡
[0, 0, 0, 0, 0, 1] 0万円
2月に一戦した後無念の引退…。長い間お疲れさまでした。

マイネルメガロス 3歳 牡
[1, 0, 1, 0, 0, 5] 630万円
春に念願の初勝利。しかし昇級後は伸び悩む…。

マイネショコラーデ 3歳 牝
[0, 1, 0, 1, 0, 4] 986万円
愛馬初のG1(クラシック)出走を果たしてくれました。勝利はあげられないまでも復活してきたし来年に大きな期待をかける一頭です。

マイネアルナイル 2歳 牝
[1, 0, 0, 1, 2, 2] 675万円
今年の愛馬最後出走で見事勝利し有終の美を飾ってくれました。来年の中距離路線で期待です。

マイネパティ 2歳 牝
[0, 0, 0, 0, 0, 3] 0万円
現状では上昇のきっかけをつかめない可哀想な仔です…。なぜか色々な方から写真を頂いたりと愛されている馬です。

マイネヴォヤージ 2歳 牝
[0, 0, 0, 1, 0, 1] 110万円
まだ2戦しかしておらず、着外の2戦目もトラブルのあった不良消化のあった一戦。早く復帰してまずは初勝利をあげてもらいたいです。


昨年末の目標だった全馬に最低一勝という目標は残念ながら届きませんでした。今年2勝、正直少し寂しい結果です。ちょっと高い目標設定だったでしょうか?

来年の具体的な目標は立てませんが、みんなできるだけ無事にたくさん走ってできれば勝って稼いでほしいと願います。来年デビュー予定の1歳馬達にももちろん大いに期待しています。


最後に2012年も楽しんで更新していきたいと思っておりますので、本ブログをよろしくお願いいたします。

私と世間の競馬離れ

今年で馬券の売り上げは14年連続で減少しているそうです。売上だけでなく、今年のかなりの豪華メンバーとなった有馬記念でも来場者は約10万人。以前は14~15万人の来場者があったことを思えば、馬券だけでなく世間の競馬離れは順調に進行中と言えます。

もっともこのことは競馬だけでなくあらゆるレジャーに関して言えることなのですが。JRAもお役所仕事ながら懸命に頑張っているように見えますが、この流れに抗うことは困難でしょうね。

世間一般に関して競馬離れが進んでいる理由…、これを断定することは難しいですが、娯楽の多様化と、皆さんが貧乏になってきて馬券にお金が回らなくなってきたということなのでしょうか?競馬そのものに関しては、確かに社台の一極集中やサンデー系への偏りなども言われていますが、それらは競馬の売上に対してはクリティカルな要因とは思えません。

さて、私自身についてですが、このようなブログも書いていますし、並の競馬ファンが馬券に費やすよりも多くのお金を一口馬主に関して使っていると思いますので、それなりの競馬ファンではあろうと自分でも思っています。

しかしながら、一口馬主以外の競馬一般に関しては最近離れてきていると感じています。例えば、この秋冬競馬に関しては自分の出資馬以外のレースで馬券を買ったのはスプリンターズSだけでした。他のG1レースはなんとなく予想はしてテレビで観戦はしますが、馬券まで買う気は起きませんでした。この原因として、一口馬主だけで競馬の楽しみに満足できているのか、一般的な競馬、(特にギャンブルとしての競馬に)興味を失いつつあるのか、またはその両方なのか自分自身でもよくわかっていない部分があります。

私がラフィアンを辞めるときはおそらく一口馬主そのものから撤退するときだと思っているのですが、もしかしたら競馬そのものにも距離をおく時になるのかもしれません。

今月のラフィアン会報の巻頭言から

今月のラフィアン会報の紘和社長による巻頭言の内容が各所で話題となりました。悪い意味で。

要約と私の所感を付け加えると、

・2011年は大変不満の残る結果でした。
→さすがに危機意識は持たれています。

・繰り返しになりますが、ここ数年の成績の低迷は「結果的に」募集馬の質に問題がありました。
→このことは社長よりもむしろ総帥の口から度々聞いていたことです。やはり親子で主張を統一するのでしょうね。

その根拠をいくつか
・クラブ所有馬の勝ち上がり率がBRFの生産馬のそれに劣ること。つまり仕入れがまずかった。
→厳選したはずのクラブ馬が厳選前の生産馬より劣るのはたしかにマズい。。。仕入れがまずかった、というのもマズいけど。

・BRFへの預託馬は比較的よく走っている。つまり育成に「大きな」問題はない。
・BRF各場と鉾田トレセンの調教はうまくいっている。チャールズやバルク、キッツの例もある。
・上位厩舎から下位厩舎への転厩馬でも活躍馬が出る。
→鉾田に関しては開設当初に比べたらだいぶ問題点は解消されてきた印象はあります。たしかに「大きな」問題はない気はしますけどね。トップの社台と比べたりしたらキリがないですが。

・騎手に関して…
→要はラフィアンの言うことを聞いてくれるお付き合いしやすい騎手達に偏重しているってことです。確かにいわゆる上位騎手ほどプライドは高く、また社台優先となるのでラフィアンの言うことは聞いてくれにくくなるでしょうね。

・それぞれについても改善はしていますが、これらは劇的に成績を押し上げる要素にはなりえません。やはり馬の選定は最優先なのです。
→わかりました。なんとか頑張ってください。


私にとっては、それぞれに関してはこれまでにもどこかで聞いたことのある主張ばかりで特に目新しさはなかったのですが、現状に不満を抱えている会員の方々には起爆剤となったようですね。多くの方は馬の選定以外にも大きな問題点はあると考えているし、馬の選定が問題ならそれの解決策も示されていないと不満を持たれたようです。あとは成績低下の謝罪の誠意が足りないとも思われたみたいです。。

馬の選定に関しては、これは「これまでの反省を生かして頑張る」しかないことは分かります。なので、こちらも「なんとか頑張ってください」としか言えません。それが信じられるなら会員を続ける、信じられないのなら辞めるだけの話で。

馬の運営に関すること、特に厩舎や騎手の選定に関しては、私は会員があれこれ言うことではないと考えています。世の中には不条理、不整合なことが山ほどありますが、競馬の世界に関しても例外ではありません。我々素人が最適と思うことが最適とは限らないのかもしれません。ある程度はラフィアンと話が通じてお付き合いしやすい厩舎や騎手に偏ることは仕方のない部分はあると思います。

社長や牧場のスタッフ、事務の方々みんなが、現状には危機感を持っているし、なんとか成績を上げたいと努力してくれていると私は知っています。誰だってもっと勝ちたいと思っているに決まっています。社台グループの大資本がさらに資本を集める一人勝ちの構造、育成・調教技術のコモディティ化の進行などなど。成績向上は決して楽な道のりではないでしょうが頑張ってほしいと思います。

私にとって一口馬主は生活がかかっているわけでもない所詮は趣味の一つ。当事者ではないある意味気楽な立場です。ですので細かいことをいちいち気にしてストレスを溜めるのもバカバカしいという思いもあります。

2011/12/25

コスモフォーチュンの10 水準レベルはクリア

コスモフォーチュンの10は、真歌トレーニングパークで調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。16秒ペースで入って、ラスト400mあたりで加速するのが通常の調教パターン。中間も与えられたメニューをきちんと消化しています。姉のボヌールが先日の阪神ジュベナイルFで力のあるとこころを見せてくれました。主任は「ボヌールに比べると少し硬めですが、十分に水準レベルはクリアしています」とコメントしていました。(12月15日現在の近況)

* * *

これまでの近況で何も心配事が出ていません。自分の出資馬の中ではショコラーデもこんな感じでした。ぜひこのままトラブルもなく無事に。

一般的に「硬め」というとマイナスポイントに取られる方が多いと思いますが、私は短距離適性の馬に関してはそうは考えていません。硬めということは短距離やダートに必要に筋肉質のパワーがあるということですから。姉のボヌールが1600までこなせる馬だとしたら、この馬は1400までが適性の馬かもしれないですね。


イセノトウショウの10 喉は大丈夫そう?

イセノトウショウの10は、真歌トレーニングパークで調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。ノドからかすれたような音がするのは相変わらずで、中間、診療所でノドに内視鏡を入れて弁の動きを見てみました。診断は「左の弁の動きが若干遅いが、現時点では正常といえる範囲内」との診断を受けています。現在は、道中は16秒ペースで屋根がかかっているラスト400mから徐々に速度を上げるのが通常メニューです。先日はハロン15秒を切る追い切りを実施。これだけの強い負荷をかけたのは初めてだったので、まだ体が対応できないということもあると思われますが、ラストに近づくと勢いが鈍っていました。調教自体は順調に進んでいます。(12月15日現在の近況)

* * *

まずは喉について。「現時点では正常といえる範囲内」ということでこれ以上悪化しなければ問題はないし、これから成長と共に良くなってもくれるだろうと今のところ楽観的に考えるようにします。それにしてもこの馬以外にも1歳勢に喉についてコメントされている馬は何頭もいますね。どの馬も治って欲しいものですが。

15秒を切る調教を行なった馬も何頭か見受けられます。イセノトウショウも調教は進んでいるグループになっています。コスモオオゾラのように長めの距離適性の馬ならこの時期の調教でもまったく分からないものですが、スピード馬だったらこの時期には片鱗を見せているものです。イセノトウショウは後者だと思っているので、このままのペースでスピードを磨いていってほしいです。

聞いた話によるとこの馬は放牧地では、他の馬との喧嘩にかなり弱い馬らしいです。放牧地での力関係とレースとの関連はよくは分からないところですが、なんとなくは馬群に突っ込むのは苦手なタイプとかになるのでしょうか。



2011/12/20

アルナイル 待望の初勝利

アルナイル、そして私のこの世代の待望の初勝利!直前のレースでパティが惨敗していただけになお嬉しいものがありました。Twitter上でもたくさんの方々から祝福の言葉をいただきました。どうもありがとうございます。

レースも外外を回りながら徐々に進出し、直線入口で先頭に並びかけて2馬身差で押し切る強いレースでした。これなら上のクラスでもと思わせてくれました。

このレースは私の愛馬の今年最後のレースでしたが、見事有終の美を飾ることができました。来年もこの勢いのまま皆頑張ってほしいと思います。

* * *


マイネアルナイルは、18日(日)、小倉4Rに出走し、6戦目にして待望の初勝利をあげました。前半は急がせず、ペースが落ちたところで早めに上がっていったように、極力ロスのないようにした好騎乗です。次走は馬の状態次第となりますが、1月14日(土)、小倉のネモフィラ賞・芝1800mあたりが有力です。

酒井騎手「前回ほどの行き脚がつかなかったので、無理に出して大外を回るのだけは避けて中団からに。思っていた通りペースが落ち着いたのでポジションを上げて、早めに仕掛けました。前回乗ってスピードに乗るまでに少し時間が掛かるのは分かっていましたし、直線は長く脚を使ってくれました。きょうも落ち着いていて、待避所からゲートに行く際は自分からキャンターで行きたがっていたほどです。ありがとうございました」

中村師「追い切りが動いたので期待はしていました。外枠をどう克服するかだと思っていて、結果的に外、外を回ることにはなったが、強い競馬を見せてくれたと思います。厩舎に帰っての状態を見てですが、また年明けの小倉に連れてきても良いかもしれません」

パティ ブービー 次は交流競走も

この日はWINSにも行かず家でradiko観戦することに。レースは後にYoutubeで見ることはできました。可哀想なことにパティの馬体重がさらに減って380kgまでになっていました。

レースは最初はやや後ろ目から。それが徐々に後方に下がっていき、4コーナーではほぼ最後方。しかも一番大外を回ってしまうかわいそうな展開となっていました。結果は18頭中17着。展開次第ではもう少しやれてもいいとは思うのですけど。。。勝ったのはマイネルエクレウス。こちらはおめでとうございます。

次は交流重賞も視野ということですが、ダートはとてもこなせるとは思えないのでこれもまた心配です。

* * *

マイネパティは、18日(日)、中山3Rに出走し、17着でした。道中は馬群が固まってしまい、動くに動けず、直線で強引に外に持ち出しましたが、伸びきれませんでした。次走は馬の状態次第となりますが、交流競走も視野に入れます。

中谷騎手「ペースが遅く、なんとか動いていきたかったのですが、窮屈なところで進んでいけませんでした。体がない馬でもまれる競馬になってしまったのも厳しかったです」

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パティのレースは関東ばかりで未だに競馬場で現地観戦したことはないですが、今回はken777さんからパティの写真をたくさんいただきました。どうもありがとうございます。嬉しい限りです。




2011/12/17

アルナイル 小倉で6戦目 愛馬の今年最後のレース

マイネアルナイルは、18日(日)、小倉の牝馬限定・芝1800mに引き続き酒井騎手で出走します。日曜日に半マイルから流す程度に追い切って、水曜日の最終追い切りへ。単走でラストだけ強めに促して反応などを確かめました。中村師は「小倉への輸送もあるので余力を残した追い切りでしたが、具合が良さそうですね。今回も前回と同じようにレース2日前のきょう金曜日に小倉向けて出発しました。1日滞在して前走と同じように落ち着いて競馬に臨めれば良いレースを見せてくれると思います」と話していました。

* * *

アルナイルの6戦目。私の2歳馬の中では一番走ってくれています。5回の内3回目が掲示板に載っているので、牝馬限定戦となる今回はなんとかそれ以上の結果を残して欲しいところ。

今回は丹内騎手はマイネカメリアの方に乗るみたいなので、アルナイルは前走に引き続き酒井騎手となりました。

来週は愛馬の出走予定はないので、このアルナイルのレースが今年最後のレースになりそうです。勝てる可能性もあると思いますが、勝てないまでもいい年の締め方をしたいものです。


パティ 2000mに距離延長

マイネパティは、18日(日)、中山3Rの芝2000mに中谷騎手で出走します。これまで芝1400mの条件を2戦しましたが、どちらともがテンにもたついて終いでじりじり伸びる内容。そこで距離を延長することになりました。ここで上昇のきっかけをつかみたいもの。天間師は「今週の追い切りはウッドコースで70秒程度。終いの反応も息遣いも良かったですよ。馬体重は390キロくらいですが、飼い葉は食べていますからね。力は出せると思います」と話していました。

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パティの3戦目。距離を大幅に延ばすことになりました。スピードはなくはないと思うのですが、哀しいかな馬体の小ささのせいか、パティはスタートダッシュがあまり効かないのです。ゆったり行ける距離を可能性を見出してほしいところです。

鞍上は引き続き中谷騎手。自分繋がりではコスモオオゾラで頑張ってもらっている騎手ですのでパティでも期待します。

このレースはラフィアンが4頭出し。パティの他に、サムアップ、エクレウス、オリヴィアも出走。同じマイネルでも同じレースに出ればライバルの一頭ですのでパティには負けじと頑張ってほしいです。



2011/12/14

ショコラーデ 順調に痩せる

マイネショコラーデは、真歌トレーニングパークで調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。腹袋がしっかりしており、牡馬のような逞しい馬体は健在。手綱を通してずっしりとした感触が伝わってくるように牝馬とは思えないパワーがあり、力強いフットワークで坂路を駆け上がっています。主任は「ロージズの仔というよりはラヴの仔のようにガツガツと行くようなところがあります。この時期の牝馬としては毛艶もいいし、このまま順調に進みそうですね」とコメントしていました。馬体重は509キロ。(12月9日現在の近況)

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休養後から558→536→521→509と順調に絞れてきています。入厩まではもう一絞りといったところでしょうか。

牡馬のような馬体やラヴ産駒みたいという感想は久々に聞きました。これまではCVFで調教でしたが、それが今回は真歌に移って、真歌のスタッフの方々はショコラーデの騎乗は初めてになりますからね。なんだか新鮮です。

レース復帰は順調に行けば2月ごろでしょうか。なんとか目指せ来年のカレンチャン。

↓近況のショコラーデの画像。凛々しい容姿です。



2011/12/13

中央競馬の近未来?

ラフィアンのオータムパーティーで中村調教師が挨拶の席で述べていたことです。JRAは過去には年間4兆円の売上がありましたが、それが今では2.5兆円まで減少しています。JRAはこれまで変わらずに4兆円の競馬をしているので色々と無理が生じていました。そこでJRAはそれが2兆円まで減少するものとして今後の計画を立てているのだそうです。

主に少子高齢化の進行により日本経済自体が縮小傾向にあるなかで、競馬もかつての売上を取り戻すことはもちろん維持することもほぼ不可能です。このJRAの計画は妥当とは言えるでしょう。

来年の総額24億円の賞金減もその一環です。これは我々一口馬主に取っても影響があります。税金問題や補償制度の廃止もあるし、ますます一口馬主を続けることが楽ではなくっていきます。

そして中村師のお話で一番興味深かったのは、来年の競馬開催が(新潟を除く)地方開催の日程をそれぞれ1,2週減らしてその分、関東、関西、中京の都市部の開催の日程に回しました。JRAは将来的には地方開催は全て切り捨てる方向に行くだろうということです。

なぜ、地方開催を減らして都市部の開催に回すかというと、単純に人口の多い都市部の開催の方がかかるコストに対して、お客さんと売上が地方開催よりも見込めるということでしょう。また競馬場の維持費にも莫大なコストがかかります。馬や職員の移動もそれなりのコストがかかります。まずは来年はわずかな削減ですが、それが将来的には地方開催の取りやめまでいくだろうと言うのが中村師の意見です。

このことをもう少し具体的に想像すると、生き残る競馬場は東京、中山、中京、京都、阪神の5場。開催は年間を通して2場開催が基本となりそうです。それに合わせてレース数も大幅な削減。必要な競走馬の数も今よりもかなり減少することになります。もちろんJRA職員や厩務員などの人員削減も大幅に進むことになります。JRAの競馬も縮小する日本の経済の身の丈に合おうとしているのです。

確かに現状で3場開催が行われていても、3場の12×3=36レースを全てチェックして馬券を買っている人などほとんどいないでしょう。現実的には2場開催でもほとんどの競馬ファンは困りません。そして最近のネットの発達によって日本中どこでも馬券は買えますし、その気になればネットでレースを放映することも技術的には何の問題もありません。

これに近い出来事は今も日本のどこかの産業界でも行われていることなので、とりわけ驚くことではありません。もちろん一競馬ファンとして寂しいことこの上ありませんが、受け入れざるを得ないときが来るかもしれません。

2011/12/11

コスモフォーチュンの10 優等生っぽい

コスモフォーチュンの10は、真歌トレーニングパークで調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。乗り手の評価がなかなか高い一頭です。主任は「姉よりも全体的にカチッとしていますね。緩さがなくて、背中がしっかりしている。力強く、硬くかき込む走りがいかにもブライアンズタイム産駒といった感じ。体力に不安がないし、12月に入ってから課しているゲート練習も順調にクリアできていますよ」と話していました。(12月2日現在の近況)

* * *

まず、姉のマイネボヌール(父ロージズインメイ)は先日のマイルの未勝利戦を快勝し、本日の阪神ジュベナイルフィリーズに出走。14番人気で9着というまずまずの結果でした。スローの流れで後方から大外をまわってしまう不向きもありました。

そして本馬ですけど、今のところは優等生という評価。力強き堅いかき込みということで、スピードとパワーがありそうな感じなので、おそらくは短距離馬。ダートもこなせるのかもしれません。

そして体力があって健康上の不安が今のところ何もないというのがいいです。やっぱりまずは健康が一番なので。ぜひこのままのトーンで行って欲しいところです。


メガロス ダートで再びシンガリ負け

今日は久々にほぼ丸一日を家の中で過ごすことに。なので、レースもradikoで聴こうと思いきや、先日のアルナイルとレースと同じく小倉だと実況をやらない…。レース展開は何も分からず、先に結果だけを確認することに。

ダートということで好走は難しいのではないかと予感していましたが、まさにその通りのシンガリ負けとなってしまいました。メガロスはパワーはなくはないと思うので潜在的にダートはこなせるかもしれませんが、砂を被ると応えるというのは痛いですね。

どちらにしてもダートよりは芝の方が合っていると思いますので、私は芝に戻って欲しいのですが、今回は出遅れてしまいましたので、もう一度はダートを試したりするかもしれません。

* * *

丹内騎手「初めてのダートスタートが響いたのか、トモを滑らせて出遅れてしまいました。砂を被ると進んでいかず競馬にならなかったのですが、ダートの走り自体は悪くないと思います。きょうはこの馬の力を出し切れませんでした」

ミスランタナか、ラブアクチュアリーか

ミスランタナの10は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。昼夜放牧を行っています。明和への到着が他馬よりも遅かったため馴致も最後の組になりました。人が背中に乗ることに抵抗はなく、跨がって場内を歩かせています。同時にサイドレーンと呼ばれるものを使って、基本的なハミの取り方を教えている段階です。骨格がしっかりしておりパワフルなイメージ。カリカリしたところがあり、ばかつくと一気に持って行かれそうな感じがしますが、今のところは素直です。(12月1日現在の近況)


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ラブアクチュアリーの10は、真歌トレーニングパークに滞在中。坂路1本の運動をしていましたが、11月の終わりに放牧地で他馬に右ヒザを蹴られて打撲するアクシデントがあり、現在はウォーキングマシンで様子を見ています。ただ常歩を行う分には問題がないため、12月に入ってからは他の2次募集馬たちと一緒にゲートの駐立練習を始めました。坂路で乗り込まれていた頃は一生懸命に走っており、スタッフは「まだフォームが安定しておらず、左右のリズムがうまくとれていない感じです。パワーはありそうですが、ちょっと不器用な印象を受けます」と話していました。(12月2日現在の近況)

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発表された特別募集馬のラインナップと価格、特にマル外馬達はなかなかお高いこともあり、もし1歳馬でもう一頭出資するなら、2次募集馬、その中でも前々から注目していたミスランタナの10(父ブラックホーク)か、ラブアクチュアリーの10(父アルデバランⅡ)が有力となってきました。

2次募集馬は例年この時期は1次募集馬達と比べると、調教の進行が遅れているのですが、この2頭もまだ乗り始めたばかりという感じで、近況のコメントからはその素質は読み取ることはできません。まあ例えいい動きをしているとか言われていたとしてもこの時期ではどうなるか全くわからないものですが。

血統的に同じスピードタイプでも馬体のタイプは異なるこの2頭。以前はラブアクチュアリーの方を優先的に考えていましたが、社長が薦めていることもあり今ではミスランタナの方が良さそうかなと考えるようになりました。買うにしても募集の終了ギリギリまで様子を見てみたいと思います。

イセノトウショウの10 調教は進んでいる方

イセノトウショウの10は、真歌トレーニングパークに調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。与えられたメニューを順調に消化できています。キャンターのペースは屋根がついている後半に入ると15秒を切ることもあります。すでにペースが速くなっても苦にしないだけの体力をつけており、走ることに対しても前向きです。ノドからかすれたような音が聞こえることがある点が気になりますが、現時点では走りに影響はありません。スタッフは「前肢のかき込みが強く、いい馬ですよ」とコメントしていました。(12月2日現在の近況)

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この時期ぐらいの1歳馬の近況から馬達の間で少し優劣が見られるようになってきます。イセノトウショウの10の今回の近況のように15秒を切ることもあるとコメントされている馬は真歌で何頭かいるのですが、平均よりは順調に進んでいる組になるようです。

ノドからかすれたような音と言われています。彼以外にも何頭の馬も喉についてはコメントされています。とはいえ、今のところは調教に支障はないようですし、成長と共に何事もなく収まってほしいところです。

やっぱりスピードタイプっぽい感じがしますので、2000m以上よりはマイル以下の方に適性がある予感がしています。ダートもこなせるかもしれません。

現在の申し込みは17口。ここ数ヶ月まったく売れていません。二次募集馬と比べると割高ですから、このまま伸びないで募集期間終了となるかもしれません。

現在、ラフィアンでは1歳馬達の馬名募集が始まっています。私も色々考えていますが、イセノトウショウの10に関してはなかなかピンとくる名前が思いつきません…。


メガロス 久々にダートに出走

マイネルメガロスは、11日(日)、小倉6R・ダート1000mに出走します。昇級後、芝での成績が伸び悩んでいるため、目先を変えてダート戦へ向かうことになりました。7日(水)には坂路で追い切られ、53.9秒をマーク。残り2ハロンから催促すると反応し、ラストまでしっかりと伸ばしました。西園調教師は「ラストは12秒台でまとめていますし、まずまずの動きでした。去年の12月にダートを使ったときは結果が出ませんでしたが、2回目で変わって欲しいですね」とコメントしていました。

* * *

この中間は私が色々と忙しいこともあってブログ更新が滞っておりました。そろそろ復活しようと思います。よろしくお願いします。

さて、メガロスが中一週に出走。ダート戦に出走です。メガロスはデビュー2戦目に一度ダート1400mに出走歴があるのですが、そのときはシンガリ負けでした。体が浮いてしまってダートに合っていないように当時は見えたのですが、今回は果たしてどうなるでしょうか。

昇級後伸び悩んでいると言っても、内2戦は休み明けなので叩いてからどうなるかを芝で見たかった思いもありますけどね。

レースは今日で今のろころ12頭立てで6番人気。最近の成績とダート好走歴がない割には人気になっています。

2011/11/26

メガロス 3ヶ月ぶりのレース

マイネルメガロスは、26日(土)、小倉12R・鞍手特別・芝1200mに丹内騎手騎乗で出走します。予定どおりに先週末から追い切りを開始。20日(日)、23日(水)と坂路で追い切られました。23日(水)はテンの1ハロンがエラー表示になっていますが、併走馬から推測すると54.5秒くらいです。西園調教師は「ラストまでしっかりと走っていたし、この馬の動きはできていました。きれいなフットワークの馬なので開幕週の馬場は向いていると思います。勝利をあげている小倉だし、いいレースを期待しています」とコメントしていました。

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アルナイルと共にメガロスも小倉での出走。残念ながら行けません・・・。3ヶ月ぶりのレース。その前は4ヶ月前。メガロスはここ半年以上で1戦しかしていませんでした。

500万下でも特別レースへの出走。やっぱり平場よりも特別レースはいいです。動きはいいみたいなのでもちろん期待です。

最近はアドマイヤマックス産駒も重賞勝ったりと活躍しているし、妹もウインの方でそこそこ売れている?みたいなので、メガロスも頑張れ。

アルナイル 丹内騎手ではなかった

マイネアルナイルは、27日(日)、小倉3Rの芝2000mに出走します。丹内騎手に先約があり、酒井学騎手でレースへ臨むことに。水曜日の追い切りに跨がってもらい感触を掴んでもらいました。日曜日にも馬場の悪い中を単走でしっかり追われており、良い状態で臨めそうです。中村師は「この中間も落ち着いていてトレセンでは膠着することはありませんでした。酒井騎手も『思っていた以上にスムーズな追い切りでした』とコメントしていたほどです。試しに2日間ほど滞在させてみるために、きょう金曜日に小倉へ移動させました。馬房で落ち着いていればレースでも大丈夫だと思います」と述べていました。

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アルナイルの休み明け2戦目。滞在競馬で落ち着きの効果は出てくれるでしょうか。普通にレース出来れば善戦はしてくれるはずと思っていますが。小倉なので観に行けないのは残念。

2週間前から、この馬のことを分かっている丹内騎手にお願いする、とか書いてあったのに先約があるとは。考えていただけで実際に頼んではいなかったってことですかね。ちなみに丹内騎手が乗るのはコスモユウチャン。


2011/11/23

ショコラーデ 真歌で調教開始

マイネショコラーデは、12日(土)、ビッグレッドファーム浦和から真歌トレーニングパークに移動。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。騎乗開始後も右前肢の球節、左前肢のヒザともすっきりした状態です。当初は落ち着いて調教に臨んでいましたが、徐々にテンションが上がってきました。前向きさが出てぐっとハミを取っており、抑えるのに苦労していますが、体調は良く、このまま順調に調整が進みそうです。馬体重は536キロで、移動後23キロ絞れました。(11月18日現在の近況)

* * *

脚元は無事でようやく真歌で調教開始。前走の馬体重が486キロなので、随分と増減がありましたね。いくらかは成長分もあればいいのですが。

オータムパーティーでは残念ながら吉田調教師は来ていませんでした。ですが、東京スタッフの方にお話を聞くと、確かに今年は社台系の馬が増えてきてラフィアンの馬の預りは減ってはいるけど、ウインの方の馬も預かる予定だし、少なくとももうしばらくはラフィアンともお付き合いが続きそうな感じです。

全兄のドリームバレンチノが先日の準OPのみちのくSを快勝して晴れてOP馬となりました。さすがに準OPでカレンチャンの2着になったことのある馬です。ショコラーデもまずは無事にレースに復帰することですが、目標の一つとして兄に追いつき追い越せ、ですね。

2011/11/21

特別募集馬発表

今年もラフィアンの特別募集馬が発表されました。パーティでマル外4,5頭と言っていたので、それに加えてBRF産のも2頭追加募集になりましたね。7頭中4頭が関東所属予定で、残りの3頭は関西ではなく、「未定」なのだから少し困ったものです。

BRF産は以下の2頭。マイネルーシッドの方は1次で一旦取り消されたけど再募集。
76.コスモリリーの10    牡 父メジロベイリー  10万 東
79.マイネルーシッドの10 牡 父ロージズインメイ 12万 東

問題はマル外の5頭。

父Lawyer Ron 母Salty Beach アメリカ産
Keeneland September Yearling Sale $120,000
父は米のダート中距離でG1を2勝した古馬チャンピオン。近親に目立った活躍馬はなし。母は2勝。兄弟は2頭出走も未勝利。

父Tamayuz 母For Evva Silca アイルランド産
Tattersall October 2011 Yearling Sale  150,000gns(≒£157,500)
父は仏でマイルG1を2勝。母は2勝。母の兄弟にG1馬を含め重賞で活躍している馬が多数いる。

父Gold Away 母Young Majesty フランス産
ARQANA Yearling Sale August 100,000eur
父は重賞4勝もG1勝ちはなしだが、代表産駒にG1、5勝のAlexander Goldrunがいる。母は未出走。近親にはちらほら重賞勝ち馬がいる。

父Rock Hard Ten 母Elizabeth Street アメリカ産
Keeneland September Yearling Sale  $80,000
父は米でダートG1を2勝。母は2勝。3代前まで遡れば活躍馬が多数になる。落札価格が約700万円のはずなのに募集価格がやたら高くなっている。よく分からない。

82.(外)パヴロヴナの10 牝 18万円 未定
父King's Best 母Pavlovna フランス産
ARQANA Yearling Sale August 27,000eur
父King's Bestはエイシンフラッシュやコスモメドウでお馴染み。兄弟は勝ち上がっている。母の兄弟にG1勝ち馬もいる。

やはり円高といえマル外は安くはないですね。血統的には欧州産の3頭には興味を持ちます。しかし、価格的に出資を考えるとしたら82番のパヴロヴナの10のみになってしまうでしょうか。この馬は父、母父シングスピール共に日本にお馴染みなのでそこそこ売れるかもしれません。やはり補償なしで20万を超える馬は怖いものがあります。まだまだ残っている2次募集馬と合わせてゆっくり考えていきます。

2011/11/18

メガロス 2ヶ月ぶりに栗東へ入厩


マイネルメガロスは、16日(水)、栗東の西園厩舎に入厩しました。中間も鉾田で順調に追い切りを消化し、ラストは上々の伸びを見せていました。好調をキープできており、いい状態で送り出すことができました。

マイネルメガロスは、栗東で調整中。坂路を中心に乗り込まれています。無事に到着し、17日(木)から坂路入りを開始。17秒程度のキャンターで登坂させています。週末からペースを上げていく予定で、追い切りの様子しだいで、来週、小倉の芝1200m戦に出走する予定です。

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9/17に鉾田入りしたのでまるまる二ヶ月の滞在。今回ようやく入厩です。レースの節と厩舎の都合の両方があったと思いますが、状態がいいのに使えないというのはやっぱり困ったものです。使ってもらえないのなら転厩するというラフィアンの方針は私はありだと思いますね。そもそもメガロスは既に一度転厩しているのですが。

状態はキープしているです。近況の写真でもいい具合の筋肉の付き方で短距離馬らしい感じです。小倉なので観戦には行けませんが、次走楽しみです。


パティのパドック写真いただきました

私は大阪在住なので、関東所属のパティのレースはなかなか観に行けません。今回、ぶー子さんよりパティの先日のレースの画像をいただきました。大変ありがたいです。どうもありがとうございます。

この日のレース結果としては残念でしたが、鉾田行きではなくこのまま続戦ということですし、また巻き返しに期待したいと思います。




2011/11/13

パティ 2戦目はブービー

今回もWINS難波で観戦。結果は残念ながら17頭立ての16着でした…。

牝馬限定戦、良馬場でのレースと前走とは条件が向いたと思ったのですが、前走の7着から後退してしまいました。前走と同じようにスタートでダッシュがあまりつかず後ろからの競馬となりましたが、直線ではまったく伸びず逆に後退しました。最遅の上がりでした。

中谷騎手のコメントを見ても原因らしい原因は分かりませんね。-12㎏で388㎏となった馬体重。今回も結果に影響したかは分かりませんが、今後を考えるとやはり心配な数字です。


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中谷騎手「体は12キロ減っていましたが、数字ほど細くなっているようには感じませんでした。中団より前で競馬できれば理想でしたけれど、周りのほうが速くて前に入られてしまいました。終いも反応はしているのですが」

パーティーでの社長達

さて、パーティから早一週間ですが、未だ書こうと思っていたことを記事にできていませんでした。。。後3つほど書いていきたいと思います。最初に、ここでの社長達とは紘和社長と繁幸社長のことです。お二人のスピーチの内容については、後の記事で触れようと思います。

まずは紘和社長について。他の会員さんのブログ記事を見ていると、真面目だけど面白みがない、のようによく言われております。だけど、私は別にそれでいいと思うんですけどね。話を大きく膨らますのが得意な繁幸社長と比較され続けるのは可哀想ではありますが。ここ数年ツアーなどでスピーチを聴き続け年々しっかりしてきているように感じています。

話の内容はお父さんよりむしろ的確だと思っています。もっとも私の場合は、個人的に紘和社長に直接お聞きすることが多いので、その時の補完があるのですが。お話していて、当たり前かもしれませんが、競馬と馬についてとても詳しくてクラブの色々なことを真剣に考えている方だと思います。そして裏表のない正直な方に見えます。社長は私が短距離好きということを覚えてくれていて、それもあってミスランタナをお奨め馬に挙げてくれました。

社長の奥さんともご挨拶。夏のツアーでも少しお話したのですが、私のことを覚えていてくれたみたいです。名義的に社長になられたのですが今までとは別に何も変らないので、ということでした。お二人はとても仲が良さそうですので、是非とも力を合わせてラフィアンのために頑張ってほしいと思います。

そして、繁幸社長。総帥です。未だ健在ではありますが、最近は外見と話の内容に以前程のエネルギーを感じなくなってきました。年齢的なものもあるのでしょうが元気がありません。心配です。話の内容もネガティブなことを毎回繰り返しているせいもありますが。

ラフィアンでは5年前に親子で社長交代したとはいえ、実質は総帥の影響力は多大でした。これからは徐々に本当の世代交代が進んでいくように感じます。聞いた話によるとウインの方は総帥よりもむしろ三男の義広さんが積極的に前に出ているようです。これからはラフィアン、そしてウインの両クラブで若社長が引っ張っていくことになるのでしょう。この世代交代は必然だし、こうなっていくべきだと思います。

ラフィアンで長く会員をされている方々は繁幸社長に引かれてラフィアンを支えてきた方が多いです。紘和・義広両社長とも、その偉大なお父さんの影響が大きいなか良い面もありますが、大変なことも多いと思います。ですが、お二人とも総帥とは違う良さを持っていると思っていますし、ぜひそれを生かして両クラブで切磋琢磨して伸びていって欲しいと思います。

2011/11/12

パティ 2戦目

11/11 金
マイネパティは、13日(日)、東京1Rの牝馬限定・芝1400mに中谷騎手で出走します。水曜日に坂路1本を駆け上がった後、ウッドコースを1周するかたちで、5ハロン標識からペースを上げて70-40の追い切りを消化。気を抜かずに最後まで集中して走っており、ラスト1ハロンは13.2秒ですがまだまだ余力は残っていました。天間師は「使ってガラッと変わった感じはありませんが、入れ込むタイプではなく、余計なところで体力を使わないのは良いですね。前回は重馬場でこの馬の良さを殺ぐようなところもあったと思うので、今回は軽い良馬場でレースをしたいです」と説明していました。

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明日はパティの2戦目。新馬戦から中2週での出走となります。コース・距離は前回と同じですが、牝馬限定であること、おそらく良馬場でレースできそうなことで上昇を期待です。17頭立ての16番枠が少し気にはなりますが。

中谷騎手は先週はコスモオオゾラを好騎乗で快勝してくれましたし、パティでも期待したいです。

今回も残念ながら競馬場で観戦はできませんので、またWINSで応援することにします。

2011/11/09

パーティーで聞いたヴォヤージ

11/9 水
マイネヴォヤージは、ビッグレッドファーム鉾田で調整中。坂路でキャンター600m3本の運動をしています。馬体が回復してきたので騎乗を開始しました。ハロン17~20秒ペースで登坂させています。乗り出してからも左後肢に違和感はなく、このまま順調にペースアップできそうです。主任は「宮本調教師から聞いていたとおり、自らぐいぐい行くタイプですね」とコメントしていました。馬体重は428キロ。

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パーティで宮本調教師、社長、東京事務所のRさんにヴォヤージのことを伺いました。どれも似たような感じだったのでまとめて書くと、

「前走はレース中の交突(自分の前肢と後肢をぶつけてしまうこと)が全て。あんなに負ける馬ではない。」

「本当はすごくいい馬。(現在未勝利だけど)少なくとも500万下にいる馬ではない。」

「和田騎手がすごい評価していて、エージェントに最優先に乗せて欲しいと伝えたほど。」
(おそらく初戦後の話なので、次走はどうなるかな…。)

とりあえず納得できました。また巻き返すを期待します。

パーティーで聞いたメガロス

11/9 水
マイネルメガロスは、ビッグレッドファーム鉾田で調整中。坂路でキャンター600m3本~4本の運動をしています。中間は6日(日)、1本目、2本目をハロン17秒ペースで登坂させた後に3本目を15秒ペースで駆け上がる追い切りを消化。単走で流す程度でしたが、気を抜くことなくラストまでしっかりとした脚どりでした。来週後半から再来週にかけて入厩する予定です。馬体重は485キロ。

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状態は良いのに、本当に入厩できなくて毎週同じようなコメントが並ばざるをえないメガロス。

先日のパーティで西園先生も来ていましたが、どうせメガロスに関していい話は聞けないだろうと思い、話しかけませんでした。

鉾田の調教スタッフの方々にはメガロスのこと尋ねると、
「しばらく入厩できなくて一番いい時期を逃しちゃった感じかな…。」
「(吉田厩舎で)なかなか入厩できないから転厩までしたのに、また入厩できないなんて…。」

可哀想なメガロス…。早く入厩してレースに出させてください。

ショコラーデ 休養後は真歌で調教


11/08 火
マイネショコラーデは、ビッグレッドファーム浦和で休養中。引き続き、昼夜放牧で管理されています。浦和に到着後、1ヶ月が経過しましたが、右前肢の球節、左前肢のヒザとも安定した状態を維持。精神面でのリフレッシュ効果も感じられ、表情も穏やかです。スタッフは「前回、浦和に滞在していたときと同じく、どっしり落ち着いて休養馬としてはいい雰囲気ですね」とコメンントしていました。近日中に真歌トレーニングパークに移動して騎乗を始める予定です。(11月7日現在の近況)

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まずは脚元の方は良好なようなので良かったです。そして休養後の調整は、これまでのCVFではなく真歌でということに。CVFはウインの馬専用に、ラフィアン馬は明和と真歌でとはっきりと線引きがされることになりましたね。

私はとりあえずウインに入る予定はありませんので、CVFの方と疎遠になってしまうのは少し寂しいですね。よくお話してくださったスタッフの方々もいたのですが。

そういえば、パーティで社長にお聞きしましたけど、今後のラフィアンとウインの馬の振り分け方についてはまだ決まっていないようですね。BRF生産馬がラフィアン、CVF生産馬がウインのように単純にはならないらしいです。紘和・義広社長の兄弟でドラフト会議ですかね。ぜひともショコラーデの妹のコスモヴァレンチの11(父コンデュイット)はラフィアンの方は来て欲しいです。

2011/11/07

2次募集馬と特別募集

現在は2次募集馬の応募の真っ盛りなのですが、パーティでは予定通りと言いますか、マル外の特別募集を行うとの発表がありました。夏のツアーでは10頭ほどしたいと言っていましたが、5,6頭ほどを予定しているとのことです。

パーティーで社長と直接お話したときに「特別募集馬にはロケットマンのような馬はいますか?」とまず聞くと「あんなムキムキな馬はいません(笑)。」とのことで、特別募集馬は欧米でのセリで買った馬達で距離はマイル以上の馬ばかりなようです。これはこれでどんなラインナップか楽しみではありますが。

ということは、もし短距離馬に狙いを定めるのなら、特別募集馬は待たずに2次募集、または1次募集でいいということにはなります。社長に2次募集でおススメのスピード馬は?と聞きますと、ミスランタナの10(父ブラックホーク)と答えてくれました。私が注目しているラブアクチュアリーの10(父アルデバランⅡ)のことも聞いてみましたが、その馬もスピードありそうだけど、どちらかだったら現段階ではミスランタナの方だと言うことでした。

(鉾田の)牧場スタッフの方々も募集馬解説をやっていたので、お薦めのスピード馬を聞いてみますと、3人くらいの方々が揃ってトリプルタイムの10(父マイネルラヴ)という結論になりました。これはおそらく扱ったことのないブラックホークやアルデバランⅡよりも手馴れているラヴ産駒の方が信頼性が高いということなのでしょうね。

というわけで、ラブアクチュアリーの10が候補だったのですが、少々迷いが生じてきましてミスランタナ、トリプルタイムも視野に入れて、特別募集馬も一応待ってみたいと思います。

オータムパーティーを終えて

会員歴10年以上にして初参加のパーティー。他にも色々と用事を作って土日に東京の方へ行ってまいりました。帰りが新幹線の終電となってしまい、その辺はタイドなスケジュールとなってしまいましたが。

初参加などでなんとも言えませんが、やっぱり会員さんの参加人数は減っているんでしょうね。夏のツアーでのパーティの方がずっと多いし混んでいるし、料理などもほとんど並ばずに取れるし。参加者としてはその方が快適と言えば快適なのですが。

夏の牧場ツアーとは違って新しい情報を仕入れるといった面はあまりないですね。やっぱり他の会員さん方やスタッフの方、そして普段は会えない騎手、調教師の先生たちと交流できるのがメインの舞台です。

個人的には既にお知り合いの会員さんやスタッフの方々との再会、そして主にTwitterで知り合った方々との実際の面会が楽しかったでしょうか。調教師の方々はあまり馴染みの方がいなくて、お話できたのはヴォヤージの宮本先生くらい。ショコラーデの吉田先生は残念ながら今年は不参加でした。騎手も一番お世話になっていると思われる和田騎手は不参加。一番会うのも楽しみにしていた丹内騎手も昼間に新潟騎乗だったからか結局会えずじまいでした。

私もラフィアン関係で知り合いが増えてきました。しかし、それが居心地がよくなってしまうとその面子で閉じた空間を作ってしまい、新たに広がりにくくなり、また他の人も入りづらくなるもの。この辺は注意して常にフレッシュな気分でいきたいところです。

他にパーティで思うところはこの後、別途記事にする予定です。(予定では3つ)

コスモオオゾラ 初勝利

まずはパーティーの前にこの話題から。私が名付け親になったコスモオオゾラが土曜日の東京2000mのレースで3戦目にして勝ち上がりました。4着、2着と来ていて2番人気。私は東京へ向かう新幹線の中だったしレースは観ていませんが、2着に2馬身差の強い勝ち方だったようです。少し申し訳ないことにラフィアン馬2頭にも先着してしまいました。

勝ったとは言っても一口出資馬ではないし、私の2歳出資馬達がまだ勝ちあがっていない状態なのですが、素直に嬉しい勝利であることは間違いありません。

オオゾラは夏のツアーで様子聞いた時も、別に動きが目立つ馬でもなかったようだし、現にデビュー戦は13頭立ての13番人気でした。馬は実際にレースで走ってみるまで分からないものです。特に長めの距離では。

本馬はその血統構成から最初から晩成のステイヤータイプと思っていました。その見立ての通り2000mで勝利。2000mよりも2400mの方が更にいいのではないでしょうか。是非とも同じ父のコスモラピュタみたいになってほしいと思います。

ラジオNIKKEIより
1着 コスモオオゾラ(中谷騎手)
「スタート出て、いい位置につけられて、来られてもまた伸びると思っていましたし、早めに出て行きました。最後もまだ遊んでいましたし、余裕もありました。大きいところを狙える馬です」

本当に大きい所を狙える?今後は重賞にも挑戦でしょうか。

もしもコスモオオゾラがラフィアンで募集馬に入っていたら出資していたか?同じ条件(関東所属)だったら間違いなくしていないですね。関西所属で安かったら候補にははいっていたと思いますが。

2011/11/05

オータムパーティー

明日、東京の新宿でラフィアンのオータムパーティーがあり、私も出席します。会員歴は10年超えましたが、実はパーティーは初参加。他にも用事を色々作って今日東京に出発します。

パティが明日出走するかもってことでしたが、結局は来週になってしまったのは残念でした。、久々に東京競馬場に行くこともなくなってしまいました。

既にお知り合いの方とお会いするのも楽しいですし、新たな方とお知り合いになるのも楽しみです。よかったらTwitterや本ブログを使ってご遠慮なくお声を掛けてください。ブログでコメントいただけたらメールに転送されますので。

パーティーのことは帰ってきたらまたブログに書こうと思います。

胴の長い馬

胴長のスラっとした馬は、ストライドが大きく長い距離向きの体型。胴が詰まった馬はストライドが小さくなるのでピッチ走法になるので、短距離向きの体型。このことは馬体の見方の定型句のようにどこにでも書かれているようなことです。もっとも数でいえば胴が長くも短くもない普通くらいの馬が一番多いです。

しかし、もちろん例外も多々あって、胴が短いのに距離をこなせる馬、胴が長いの短距離馬もそれなりに見られます。しかし、数でいえば前者よりも後者の方が多い気がします。つまり胴が長い方が距離のレンジは広そうな印象を私は持っています。

ラフィアンの岡田総帥も「短距離馬も胴が短いよりは長い方が良い」と口にしています。このことが正しいとするならば、あらゆる距離で胴が短いよりは長い方が有利であり、日本においては胴が長い馬は短距離もいけるけど、距離が持つので地位が高い中長距離を多く走り、胴が短い馬は距離がもちにくいので仕方なく短距離を走っている、とも言えてしまいます。

もちろん、適性を決めるのは体型だけではなく、距離適性を決める要因の一番はやはり気性、あとは筋肉の付き方でしょうか。筋肉でゴツゴツした馬はパワーはありますが、同じ距離を走ってもエネルギー消費が大きいので距離が持たないみたいです。

日本のスプリンターは胴が長い馬は多くはないですが、アメリカやオーストラリアの一流スプリンターを見ると胴が長い馬が多い気がしています。もちろん筋肉はガッチリしていますが。

以上のことは私もまだ確信を持つまではいっていないので、これからもっと検証していこうと思っています。

この観点から私の出資している1歳馬を眺めてみます。まずはイセノトウショウの10。スラっとした体型をしていて、プリサイスエンド産駒なのに長い所での活躍を期待しています、とまで言われている馬です。胴はやや長いといった感じでしょうか。このまま見立ての通り中距離馬になってもいいですが、血統どうりの短距離馬に化けてもおもしろいと思います。


次にコスモフォーチュンの10。ブライアンズタイム産産駒に牝馬です。マイネルラヴ産駒の母は完全なスプリンターでした。本馬も典型的な胴が詰まった体型と言えます。気性も前向きということなので、ほぼ間違いなく短距離で活躍してくれることでしょう。


そして、二次募集で私が出資を検討している一頭のラブアクチュアリーの10。父は米のチャンピオンスプリンターであるアルデバランⅡ。母はダンスインザダーク産駒ですが、短距離で活躍しました。血統からは完全な短距離馬なのですが、本馬は典型的な胴長な体型。上記のモデルケースとしても注目したい一頭です。


2011/11/01

オルフェーヴルと凱旋門賞

オルフェーヴルの3冠達成。その強さと功績については今更ここで述べるまでもないでしょう。早々と来年の最大目標は凱旋門賞と表明しました。そして、次走はJCまたは有馬の二択でしたが、有馬記念の方に決まったようです。

この決定はとても残念です。一番の理由は今年のJCには凱旋門賞ワンツーのデインドリームとシャレータ、そしてエリ女経由で3着のスノーフェアリーまでもが顔を揃えるかもしれないということ。来年の最大目標が凱旋門賞だと言うのなら、まずはホームでその上位馬を負かしてやろうとは思わなかったのでしょうか。多少は思っていたにしても、有馬にしたということは馬の状態を考えてレース間隔を開けたいということなのでしょう。それでも、彼女たちは長距離遠征で初の日本、オルフェーヴルらの日本馬よりも遥かに大きなハンディを背負っているのです。この時点で陣営の本気度がどの程度か知れる気もしますし、それにもし本当に本気の本気なら3歳で挑戦するはずですね。

それにしても、日本人の凱旋門賞の至高主義は病的とも言えるものです。欧州と比べると日本は競馬後進国なので、欧州に対しての畏敬の念は根強く残っているのでしょうか。早くどの日本馬でもいいから凱旋門賞を勝ってこの病気を治してほしいものです。そうすれば日本馬の挑戦ももっと他のレースにも分散するようになるでしょう。

凱旋門賞馬のJC出走も勝った馬はいませんし多くが悲惨な成績です。凱旋門賞馬の産駒が日本で走ってもイマイチなことが多いです。むしろダート向きの傾向が強いとも言えます。それくらいJCなどの日本の中距離G1と凱旋門賞は勝つために求められるものが違います。ですので、例え日本馬が凱旋門賞を勝ってもその種牡馬価値は取ったリスクに対して大きくは上がらないか、あまり変わらないかもしれません。

今から言うのもなんですが、オルフェーヴルが来年、今年のヒルノダムールとナカヤマフェスタのように秋に欧州に渡って凱旋門賞に挑戦してもおそらく勝てないだろうと思います。

凱旋門賞はここ10年で3歳馬が8勝。20年で15勝とはっきりと斤量差で3歳有利。さらに長い歴史の中で欧州調教馬以外勝ったことがありません。ディープインパクトの金子オーナーは凱旋門賞後に「凱旋門賞は3歳のスターをつくる舞台と認識した」と言っていたことは印象的です。エルコンドルパサーのように春から海を渡って欧州調教馬となればまた違いますが、古馬の斤量と欧州外からの挑戦と言う2つの壁を同時に崩すのは容易ではありません。クラブ馬であるオルフェーヴルにそんな長期間の遠征はできないでしょうし。さらにオルフェーヴルの場合は、かなりの実績を引っさげての参戦となるので、ディープインパクトの時のように地元馬にかなりマークされる立場になるでしょう。このことは思いの外大きいと思います。

ディープインパクトもオルフェーヴルも本当に凱旋門賞を勝ちたいのなら3歳で挑戦すべきなのですが、二頭とも伝統的な3冠馬の称号の方を優先しました。日本国内の競馬はそれなりに盛り上がりますし、このこと自体は否定すべきことではありません。もしオルフェーヴルが皐月賞か日本ダービーのどちらかが2着に負けていたら、3冠に囚われることなく3歳で凱旋門賞に挑戦した可能性が僅かながらあったかもしれません。昨年に3歳で挑戦したヴィクトワールピサもダービーが2着だからこそできたのだと思います。もしダービーを勝って2冠馬になっていたら菊花賞は出ざるを得なかったでしょう。

私は日本の芝チャンピオンは凱旋門賞よりももっとBCクラシックの方に挑戦してもいいと思います、ドバイWCのように。(古馬混合戦で)どのレースが世界一?と言うのは非常に難しい問いですが、私は敢えて答えるならBCクラシックだと思います。アメリカだからダートのレース、とは言えその勝ち馬、好走馬達は種牡馬として、凱旋門賞馬よりもずっと日本の芝のスピードに適応しているように見えます。今年のドバイWCのようにオールウェザーで行われるなら尚更です。

2011/10/30

アルナイル 復帰戦は10着

競馬場では初めてご対面することになったアルナイル。気性の悪さをよく指摘される馬ですが、パドックではごく普通に大人しく回っているように見えていました。馬体もスッキリしていました。人気は16頭立ての9番人気。久々のレースだしこれは仕方のないところがあるか、と思いいつも通り単複を買って応援。

レースではスタートはどちらかと言えば良い方で一安心と思いきや、前の馬達が密集するにつれて、アルナイルは徐々に後ろに押し出されるような形となり道中は後方2,3番手まで下がってしまいました。これではやはり苦しく、直線大外から伸びてくるも10着まで。後で確認したら勝ち馬と並んで最速の上がりでした。

テンでもう少し押して前目に付けられていたらと悔やみつつも、休み明けだし行きっぷりが良くなかったのかもとも思えました。競馬場速報で丹内騎手のコメントを見ると、実はかなり荒れてたみたいですね。まあ今回は仕方がないのか・・・。来週のパーティで丹内騎手に会えたら色々聞いてみたいと思います。

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丹内騎手「久々と初めての場所だからでしょうか。地下馬道で暴走しそうになったり、待避所からゲートへ向かう際にもこう着して動かなくなってしまって。一度下馬してゲートに向かったのですが、きょうはレース前から普通の精神状態ではありませんでした。力を出していないです。北海道の時はそのような雰囲気はなかったのですが」



2011/10/29

アルナイル 関西で初レース

11/28 金
マイネアルナイルは、30日(日)、京都3R・芝1800mに出走します。26日(水)にはCWコースで追い切られ、6ハロン82.8秒をマークしました。中村調教師は「ラスト1ハロンが14秒かかったが、相手がバテて1頭になったことが影響している。余力はあったので、最後までまともに走っていれば13秒台は出たはず。久々だがまずまずの仕上がりで、力は出せる状態だと思います」とコメントしています。直線の長い京都コースでどのようなレースを見せてくれるのか楽しみです。

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アルナイルの復帰戦。8/9以来のレースです。今回で4戦目ですが過去3戦は全て函館で関西圏では初レースとなります。というわけで明日は京都まで行く予定ですがアルナイルのレースを生で観るのは私も初めてとなります。

休み明けなので、正直勝ち負けまではどうかなと思っているのですが、これまで堅実な走りを見せているので今回も好走はしてくれると思います。

ヴォヤージ 鉾田行きに

11/28 金
マイネヴォヤージは、27日(木)、栗東の宮本厩舎からビッグレッドファーム鉾田に移動しました。前走後、左前肢に跛行が見られたためレントゲン検査を行いましたが、異状は見つかっていません。蹄をかばう素振りが見られ、交突(自分の前肢と後肢をぶつけてしまうこと)が原因と思われます。しばらく経過を観察し、違和感がなければ騎乗を始める予定です。

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レース直後の月曜の近況で鉾田行きのアナウンスは出ていたのですが、その時に怪我のことは触れられていませんでしたのでその後に発覚したのでしょうか。だとしたら、今回の鉾田行きは元々は立て直しのためでしたね。

怪我の方も軽症みたいなのでそれほど心配はいらないでしょうか。鉾田でリフレッシュして次走はなんとか走る気を見せてもらいたいものです。

パティ 中一週でパーティ当日出走も

11/28 金
マイネパティは、レース後、無事にトレセンに到着。目立った疲れもなく、27日(木)から坂路入りを再開してます。天間調教師は「もともと飼い食いがいいほうではないので、飼い葉があがることを心配していたが、レース後も食べる量は減っていない。中1、2週で出走できると思う」とコメントしていました。次走は11月6日、東京の牝馬限定・芝1600mか翌週の牝馬限定・芝1400mが有力です。

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天間調教師のパティの前走に対するコメントがないのはちと不満ですね。どんな感じに捉えたのだろう。パーティに参加されるなら直接聞いてみたい。

そんなパティの次走は中一週でパーティー当日の可能性も。私もこの日なら東京にいるので府中に応援に行けます。大阪在住の私にはパティの生観戦の機会はなかなかないでしょうから、ぜひこの日に出走してほしいです。

2011/10/24

パティ 新馬戦は7着

パティのデビューは東京の1400m。残念ながら現地観戦へは行けないのでこの日はWINS難波で応援することに。

投票締切までパティは14頭立てで13~14番人気を行ったり来たりしていました。最終的にはブービーの13番人気。追い切りは別に普通なのに何故ここまで人気ない??と思いつつ、現段階では勝ち負けまで厳しいかなとも。

この日の馬体重はちょうど400キロ。他の馬が少なくとも440以上はあるので一際小ささが目立っていました。ですがパドックや返し馬で見たパティはキビキビしていましたね。

レースは懸念されていた通り、テンの行きっぷりはそれほどでなくやや後方から。ですが直線ではジワジワと差を詰めてきて7着。5着とはほとんど差がなかったので、もうひと踏ん張りで掲示板でした。

この日は重馬場でしたが、小さい体ながら早いピッチで一生懸命走っている姿は印象的でした。やはり良馬場の方が向くと思います。次走も楽しみです。

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中谷騎手「小柄な馬なのでコーナーで外を回らされすぎるとそのロスが特に響くと思い、内で立ち回ろうと思っていました。スタートはそれほど出なかったので内へ進路をとり、そのまま中団で進めました。直線、馬場の良い外へ切り返すとしっかり伸びてくれています。気持ちが前向きで軽い走りをしますので、あとはもう少しパワーがついてほしいですね」

2011/10/22

ヴォヤージ 2戦目は大きく負ける

天気予報ではかなりの降水確率だったので雨の中のレースを覚悟していたのですが、結局大阪も京都も降りそうで降らずじまいでしたね。

さて、ヴォヤージの2戦目。スタートは良かったのですが、それからの行きっぷりがまったく良くなく道中は真ん中より後ろから。4コーナーでは追いっぱなしもほとんどそのままの位置でゴールという残念なレースでした。16頭立ての8着です。パドックで非常に大人しかったのですが、それは前走も同じでした。馬場が稍重でしたがそれはあまり関係ないと思っています。

和田騎手が「勝ち負けになる馬だと思っていたのですが」と残念がっていますが、私も同じ気持ちです。しかし、ハミを取ることがなかったということなのでこれが実力ではないでしょう。今回はほとんど走る気がなかったということにして、次回にまた期待することにします。

(競馬場速報より)
和田騎手「いきなりの速い流れに対応できなかったのかもしれないのですが、それにしてもハミを取るところがなかったです。道中もスピードに乗り切れてない感じで。気合いの乗り方が前走とはまるで違いました。勝ち負けになる馬だと思っていたのですが」


パドックで見たヴォヤージはやっぱり美人顔でしたけどね。

2011/10/21

ヴォヤージ 雨の中の2戦目へ

10/21 金
マイネヴォヤージは、22日(土)、京都3Rの芝1400mに出走します。坂路ではあまり動かない馬ということもあって目立った時計こそ出ていませんが、この中間も順調です。水曜日に行った坂路での追い切りは縦列で後ろから突いてもらうかたちで行っており、「結構プレッシャーを受けていましたが最後までしっかりした脚取りで駆け上がっていましたよ」と宮本師。続いて「追い切りで跨がってくれた和田騎手も『乗り味が凄く良い』とほめてくれていて期待が大きい馬です。中間も順調ですし、今回は勝ち負けをして欲しいですね」と話していました。

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今夜の大阪は雨が降り始め、明日まで強い雨が続くようです。明日のヴォヤージの2戦目は雨の中でそれなりの重い馬場となるでしょう。ヴォヤージは小さいながらもパワーはあるみたいなのでこなせると思います。

フルゲートの16頭。前走で好成績の馬も何頭もいます。ですが、相変わらず宮本氏と和田騎手の評価は高いようですので、ぜひ言われるように勝ち負けしてほしいところです。

明日は雨ですが京都競馬場まで観戦に行ってきます。

パティ いよいよデビュー

10/21 金
マイネパティは、23日(日)、東京5Rの芝1400mに中谷騎手でデビューします。新潟のレースも視野に入れていましたが、頭数が揃っていたことや輸送などの条件を考慮し、こちらを選択することに。17日(月)にウッドコースへ入れて追い切りを行いました。僚馬のコスモアメイジングをパートナーに、直線で一杯に追って負荷をかけています。天間師は「今週も火曜日が休日の変則日程だったので月曜日に追い切りました。小柄な馬なので直前に行うよりはこのタイミングの方が良いと思ったのです。息遣いも良く、この1本で仕上ったと思います。真面目に一生懸命走る馬ですし、軽い芝でスピードを見せて欲しいですね。水曜日にはゲート練習もしていて、特別速くないですが普通にダッシュしていました」と説明していました。

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私の2歳の愛馬3頭の中でアルナイルとヴォヤージは既にデビュー。そして最後のパティもいよいよデビューとなります。なんだかんだで、この時期に2歳の持ち馬3頭が全て無事にデビューできるあたりはさすがラフィアンだと思います。

これまでに体調を崩したり怪我をしたりはなかったのですが、追い切るとすぐ馬体が減ってしまうために他の馬に比べると休養期間が多くなってしまうので、他の2頭より入厩が少し遅れたということですね。

入厩後の良い動きと言われるまではないですが、悪くない動きはしているみたいです。正直、実際にレースで走ってみるまではパティの実力はわかりません。ぜひ勝ちに繋がる走りを見せて欲しいと思っています。少しムキになって走るところがあることは牧場でも言われていたので1400mくらいがちょうどいいでしょう。鞍上の中谷騎手は、自分の出資馬にはほとんど乗ったことはなかったのですが、名付け馬のコスモオオゾラで悪くない騎乗をしていると思います。自分との相性は悪くない気がします。

東京出走なので現地に行けないのは残念ですが。おそらく日曜日はウインズで応援することになるかと思います。


2011/10/19

ラフィアン2次募集 パンフレット到着

本日、ラフィアンの二次募集のパンフレットが到着。併せて厩舎も前日に発表となっていました。

最近のラフィアンの成績の低下、躍進の目立つキャロットと東サラの直前の募集、それと新たにウインという選択肢も増えましたし、残念ながら今回の募集はあまり盛り上がってはいないようです。

年末にマル外の特別募集もあるということなので、私もこの二次募集で出資するかどうかは確定的ではないのですが、それでも募集馬検討は楽しいので必ずやります。

募集馬の解説が東京事務所から紘和社長に戻ったようです。これは私もツアーの時に意見しましたし、かなり不満が多かったのではないでしょうか。

パンフの最初のご挨拶で社長は以下のように述べています。
「募集頭数の4分の3にあたる18頭がサンデーサイレンスの血を引いていることは、SSが日本で独占的な地位にあることを証明すると同時に、いい馬を求めれば自然にSSの血が入った馬が多くなることを示していると言えます。(中略) 皆様は本カタログからSS系か、非SS系か、それとも馴染みの血統を選ばれますか。」

補足すると募集馬は24頭でSSの血を引いていないのはわずか6頭。10頭が父系に、8頭が母系にSSの血を持つ馬ということになります。私はマイナー血統を好むのですが、やはりいい馬に巡りあうためにはSSの血は避けられない時代です。非SSは必須ではなく優先程度ですね。

あと、関西在住なので関西馬を優先したいのですが、24頭中関西予定馬は6頭しかいません。なので、こちらも現段階では東西関係なしに選ぶこととします。

パンフレットをばっと見ていきまして、現段階でピンときた馬達は

◎ 70 ラブアクチュアリーの10 父アルデバランⅡ 牡 15万 関東 武藤善則厩舎
◯ 67 ミスランタナの10     父ブラックホーク  牡 13万 関東 古賀慎明厩舎
▲ 57 コスモキャンドルの10  父マイネルセレクト 牡 10万 関東 和田正一郎厩舎

共に父は非SS系の短距離血統ですね。特にラブアクチュアリーは馬体も良いと思えました。父アルデバランⅡは血統は文句なしの最優秀短距離馬。母はダンスインザダーク産で1400~1600で4勝して準OPまで行った馬。その初子となります。今回の2次募集馬で一番のスピード馬と見ました。

今回の募集はほぼ確実に即満口はないと思いますし、今週末の鉾田ツアーに行くこともできませんので慌てずに様子を見ていきたいと思っています。

メガロス 未だに鉾田止まり

10/19 金
マイネルメガロスは、ビッグレッドファーム鉾田で調整中。坂路でキャンター600m3本の運動をしています。先週の新潟の芝1200mは3節で入りましたが、先週水曜の想定では11節がボーダーライン。水曜の段階で芝1200mへの出走をあきらめて、出馬投票するための馬房を他の馬にまわすことにした陣営が多く、結果的に少ない節で出走できたものです。今週、入厩して新潟3週目の芝1200mを目標にする予定でしたが、芝1200m戦は鞍数が少なく、先週あきらめた陣営が回ってきて、レースの時点で8節の同馬では入らないリスクもあります。西園調教師は「今の状況を考えると11節となる新潟最終週の笹山特別まで待ったほうがいいと思う。入厩は延期しましょう」との申し出がありました。先週のMボヌールとの併せ馬でも余力を残してゴール。引き続き好調をキープできています。馬体重は486キロ。

* * *

先月の17日から丸一ヶ月鉾田にいて今週に入厩予定だったのですが、また出走機会の都合で入厩できませんでした。状態も悪いわけではなく、いつもいい動きは見せているのですが。

今回の近況を見ると短距離500万下での出走の大変さが伝わってきます。ダートか距離が1400まで使えたらまた違うのですけどね。メガロスは残念ながら芝1200でしか結果を出せていません…。

同じ芝1200でもショコラーデの準OPまで行けば、ほとんど除外はないみたいですが。メガロスも早く上のクラスに行ってください。

2011/10/15

2歳3人娘揃って入厩

ここのところ忙しくてブログの更新頻度が下がっていましたが、ボチボチと復活していこうと思います。我が愛馬たちは3歳馬の2頭はショコラーデは休養中、メガロスは来週入厩予定。2歳女の子の3頭がアルナイルが今週にようやく復帰しまして3頭揃って入厩状態となっています。というわけでたまには3頭揃って近況更新。

10/14 金
マイネアルナイルは、きょう14日(金)に無事、中村厩舎に入厩しました。

マイネパティは、美浦で調整中。坂路を中心に乗り込まれています。競馬開催日でトラックマンが少なかったせいか、競馬ブック提供の調教タイムには掲載されていませんが、ウッドコースに入った10日(月)に5ハロンから71秒を、13日(木)には半マイルから57.4秒のタイムを出しています。天間師は「17日(月)にはびしっと追う予定。その動きなどを確認して問題がなければ、来週のレースに投票するつもりでいます」と話していました。いまのところは23日(日)に組まれている東京の芝1400mか、新潟の牝馬限定の芝1600mでのデビューが有力です。

マイネヴォヤージは、栗東で調整中。坂路を中心に乗り込まれています。予定している22日(土)の京都の芝1400m(和田騎手)に向けてペースアップを開始しました。前走後初めてとなる、1本目の追い切りは馬なりで軽く流すもの。宮本師は「最後まで余力たっぷりの手応え。スムーズな動きを見せていたよ。真面目で一生懸命な性格だから、テンションを上げすぎないように気をつけています」と話していました。

* * *

当初は札幌開催に出走予定だったアルナイルも休養が伸びて2ヶ月ぶりに入厩。北海道を出たのは初めてで次走は初の関西圏のレースとなると思います。アルナイルもぜひ初観戦といきたいところです。函館で3戦走って6,5,4着と堅実に来てただけに復帰戦も楽しみです。

これまで入厩予定がまったく出ていなかったパティですが、いきなり来週のデビュー予定と出ました。オータムパーティーのあたりと踏んでいたのですが。調教の時計的にはそれほど目立ったものは出していないので、走ってみなければどんなものかは分からないところがあります。でも新馬勝ちの可能性があるのはパティだけになってしまいましたので一応は初戦から全力で応援はします。東京にしても新潟にしても生観戦はできないのは残念ですが。

最後にヴォヤージ。新馬戦は4着だったとはいえ、毎週の近況から宮本氏と和田騎手の期待が伝わってきます。来週予定の次走も応援に行くつもりです。

まだ3頭とも未勝利ですが、アルナイルとヴォヤージはいつ勝ってもおかしくないし、パティも入厩直前にCVFでの評価も上がってきていましたのでやってくれるのではないかと思っています。ぜひ3頭とも今年中の勝ち上がってほしいと願っています。

2011/10/08

ヴォヤージ 中3週で2戦目予定

10/7 金
マイネヴォヤージは、栗東で調整中。坂路を中心に乗り込まれています。週末から通常メニューに戻しており、週末にはハロン15~16秒で坂路を登坂させました。宮本調教師は「前走の疲れは感じられないし、レース後も順調。和田騎手がヴォヤージを高く評価していたし『今後の成長も含めて楽しみな1頭です』とコメントしていた。次走は22日、京都の芝1400mが目標。来週あたりからペースを上げていきたい」と語っていました。

* * *

和田騎手は前走後に「すぐに勝てると思う」とは言っていましたが、思っていたよりもヴォヤージのことを評価してくれているみたいです。先週は「マイネマオ(現3歳2勝)に似ている」とも言っていました。マイネマオの勝ち上がりは4戦目でしたが…。前走4着でも評価してくれるということは、これからまだまだ伸びしろがあると思いましょう。

前走は1600mでしたが、次走予定は1400m。前走はスタートは良く先行できて、最後に少しヘバッてしまいましたので、距離は伸びるよりは短くなる方は間違いないなく良さそうですね。

パティ デビューはまだ先か

10/7 金
マイネパティは、美浦で調整中。坂路を中心に乗り込まれています。5日(水)に再度ゲート試験を受けて合格。同じ厩舎の馬3頭で受けて1頭には先を越されましたが、もう1頭と同程度のスタートでした。天間調教師は「スタートは水準級だと思うが、先週よりも扉が開いてからの反応が良かった。まだ飼い葉を残しているが、体調は悪くないので、このまま進めて行けそう」と語っています。

* * *

入厩してからちょうど半月。先週はゲート試験に不合格でしたが、今週は合格することができました。ラフィアンの馬達は入厩前からデビューするレースが決まっていることが多いのですがパティに関してはまだアナウンスがありません。少し先になってしまうでしょうか。

11/5-6の週にラフィアンのオータムパーティーもあり東京に行く予定なので、ぜひその時にデビューしてほしいのですが、そこまでは延びないかなあ。。

2011/10/02

ロケットマン敗れる

ロケットマンは前日の単勝1.7倍からさらに人気が上がって最終的に1.5倍。これまでの競走成績に相応しい評価をされていました。

ビービーガルダンの放馬でスタートが遅れるアクシデントがありましたがそれは競走成績に関係ないでしょう。ロケットマンはいつも通りスタートも良く好位3番手。しかし直線で前の馬に進路を塞がれる展開。結果カレンチャンから0.4s差の4着となってしまいました。正直、負けることがあるにしてもここまで差がつくとは思っていませんでしたね。直線で前を塞がれたとはいえ、4コーナーから直線に入るところで少し置かれてそれが原因なのも事実。例え不利がなくとも、2着はあってもカレンチャンには逆転できなかったように見えました。今日の所は力負けでしょう。期待していた身としては残念ですが。

レース後のコメントによると、騎手も調教師も直線での不利を言い訳にせず、今日の力負けを認めていますね。その辺は潔いと思います。次の香港スプリントで本来の力を見せて欲しいと思います。

カレンチャンはお見事でした。とんとんと破竹の5連勝。カレンチャンもぜひ香港スプリントにも挑戦してほしいです。

当初は今回のスプリンターズSの現地観戦も計画しましたが、都合がつかず断念。結果的には行けなくてよかったことになりました。馬券はもちろん負けてしまいましたが。。。

* * *

ラジオNIKKEIより
(コーツィー騎手)
「レース前の放馬によるスタートの遅れは関係ありません。馬も非常に落ち着いていましたし、スタートも良かったです。楽しみにしてくれていた日本のファンに、ロケットマンの本来の力をお見せ出来なくて非常に残念です。勝負どころでのいつもの力強い伸びがありませんでした」

(ショー調教師)
「スタートもポジションも悪くはなかったのですが、外から来た馬に寄られて、これからという時に控えざるを得なかったため、最後の伸びを欠いてしまいました。馬体重が増えていたことも、また放馬で待たされたことも影響なかったと思います」

2011/10/01

ロケットマン

最強クラスがまず来なくなったJCとは違い(来ても明らかについでだったり、種牡馬のお披露目だったり)、スプリンターズSはサイレントウィットネス、テイクオーバーターゲット、そして今年のロケットマンの世界最強クラスが日本に来てくれるのはいいですね。個人的には今回のスプリンターズSはこの秋で一番楽しみにしていたG1レースです。

スプリンター大好き人間としてはぜひ現地へ行こうと計画していたのですが、他の用事もあり断念せざるを得ませんでした。。残念。

JRAもJCよりも高松宮記念、安田記念、スプリンターズS、マイルCSをもっとお金をかけてアピールすべきだと思いますけどね。世界の短距離の中心は豪や香港のアジア近郊なので、特にスプリンターズSは1着賞金を2億円にでもすれば、今からならこの路線の最強馬決定戦に持っていくこともできると思っています。まあその辺は頭の固いJRAがやるはずもないとも思っていますが。

オルフェーヴルの菊花賞もなかなか堅そうですが、スプリンターズSのロケットマンもまず負けないのではと思っています。先行押切の安定したレーススタイル、香港やドバイ遠征でも力を出せるタフさ、死角は限りなく少ないです。ロケットマンは日本での初レースということもあり、その分人気は下がるかと思っていましたが本日の単勝は1.7倍。サイレントウィットネスが2.0倍、テイクオーバーターゲットが4.2倍だったのでロケットマンも2.0倍以上はつくかな、と考えていましたが、さすがにこの路線の豪州産馬の力(日本馬の弱さ)も知れ渡りそこまではつかなくなってきました。思ったより人気でしたが、それでも最終的もこのオッズでもかなり投資意欲がそそられます。

最近はお金を儲けるための馬券はほとんど買わなくなっていたのですが、明日ばかりは純粋にギャンブルとして大口行ってみようかと思っています。馬券を抜きにしても、明日はロケットマンがその力を発揮してくれるようなスッキリとしたレースになってくれることを望みますね。もちろんロケットマンを力をねじ伏せるような馬が現れるならそれはそれで興奮ものになるでしょう(ないと思っていますが)。

2011/09/28

ウイン募集馬発表と口数

ウイン会員宛の会報には一足早く募集馬ラインナップが発表されていましたが、先日ウインRCのサイトでラインナップが一般公開となりました。

馴染みの母のCVF(BRF)生産馬数頭と、最近のセリで仕入れた馬達で計25頭。ウチのマイネルメガロスの妹エリモプリティーの10(父ステイゴールド)もいますね。当初の予想通りの傾向と血統水準のラインナップですね。ほぼラフィアンと同じというか。厩舎も全部は決まっていませんがラフィアン馴染みの厩舎が並んでいるので、この点もラフィアンとの差別化はありません。ですので、今現在あえてラフィアンに加えてウインにも入会しようという気は起こりません。

唯一の違いは、1100万以下が200口で、1300万以上が400口と、100口での募集が基本のラフィアンと比べると小分けになっていることですね。ラフィアンのサブ出資先として考えるならちょうどいい口数なのかもしれませんが、私は200口はまだしも、400口だと出資する気は起こりません。かつては出資したことはあるのですが。一時期400口のキャロットにも入ってたこともあるし。

出資の口数と出資馬に対する興奮、喜びや悲しみなどの感情はほぼ比例するような気がします。持っている割合が多いほど勝てば嬉しいし、負ければその分ショックも大きくなる。1/400口のときはPOGの延長のような感じで、わざわざ競馬場まで観に行く気はあまり起きませんでした。もちろん社台のように40口分割だと、さらに思い入れは深くなるのでしょうが、経済状況との兼ね合いもありますね。私にはラフィアンのように100口が丁度良くて馴染んでいます。

1/100口と4/400口は同じなのでその分多数出資すればいいではないか、という意見もあると思いますが、これは必ずしも同じにはならないんですね。独占欲みたいなものがあるみたいで、自分の馬には他の出資者が多いよりも少ない方がなんとなく嬉しいみたいです。これに関連してラフィアンの場合だと、同じ出資馬でも100口分満口になった馬が走るよりも、10口くらいしか売れなかった馬が走る方が喜びが増すというのもありますね。

ショコラーデ 故障で休養へ…

9/28 金
マイネショコラーデは、ビッグレッドファーム鉾田に滞在中。ウォーキングマシンで様子を見ていたところ、出だしの左前肢の歩様がぎこちなく感じます。そのため以前骨折した左ヒザをレントゲン検査したところ、患部の古い骨膜が剥がれかかったような状態になっていることが判明しました。また、右前肢球節もまだ少し状態が不安定なところがあり、ここは無理せず北海道へ戻して休養させることに。あす29日(木)にビッグレッドファーム浦和へ向けて出発します。

* * *

ショコラーデの次走予定は3冠がかかったオルフェーヴル出走の菊花賞当日の準メインなので、これはパドックで写真を撮るのは無理か、と心配していた矢先の今回の故障でした。

前走も2着になって調子が上がってきたところだったのに残念です・・・。ドリームバレンチノとの兄妹対決は今回も実現しませんでしたね。この一族はやはり脚元が弱いところがあるかもしれません。

でも、それほど重い怪我ではないのは幸いでした。まずは休んで治して戻ってきてほしいと思います。

2011/09/27

ヴォヤージ デビュー戦は4着

マイネヴォヤージのデビュー戦は4着でした。内容としては決して悪くはないのですが、それでもなんだか悔しくてブログの更新が遅れてしまいました。

この新馬戦はプレザントライフ、アリスマインなどキャロットの良血馬達が人気を集め、ヴォヤージは5番人気。私は内心ではこの人気は舐められていると思っていました。なんとかこれら社台系の良血馬達を負かしてやれないかと。

パドックではヴォヤージはとても落ち着いて見えました。牧場で見てきた通りすごい綺麗な馬です。馬体重も424㎏と、ちゃんと追い切って馬体重も減らなくなって何よりなことでした。

レースはスタートも良く、好位3,4番手に付けてロスのない競馬。直線でもそれなりに伸びていましたが、何回か寄れて走ってスムーズでない部分も見られました。最後は少し伸びを欠き1着から0.4s差の4着でゴールとなりました。しかし3着こそ1番人気のプレザントライフでしたが、1,2着馬と9番人気のヒシワイルドと、8番人気のカネトシカトリーヌとノーマークのワンツーとなったことも今でもすっきりしない原因となっています。

そして和田騎手のコメント
和田騎手「いい行きっぷりをしている。追い出しての反応が良かったし、直線ではいい脚を使ってくれた。力はあるので、すぐに勝てると思う」

一応は褒められているのですが、力があっていい脚を使ったのに4着となったことに逆に不満を持ってしまいました。それだけ私がヴォヤージには期待しているということなのですが。和田騎手の言うようにそのうち勝ち上がってくれると思っています。そしてヴォヤージの本領はまだこんなものではないとも思っています。





2011/09/23

ヴォヤージ いよいよ新馬戦

9/23 金
マイネヴォヤージは、25日(日)、阪神5Rの芝1600mに和田騎手でデビューします。台風の影響で馬場が悪かったこともあり、木曜日の最終追い切りは状態が良かった芝コースで行うことに。早い時計が出て、良い動きを披露。GOサインを出すとスッと反応して併せたMイグアスを楽に突き放しました。宮本師は「新聞社の時計では『一杯』になっているが最後は余力を残してのもの。飼い食いも安定していて状態が良いですね。スタートダッシュも速いし、スッと好位へ取り付けられそう。良い競馬を見せてくれそうですよ。馬体重は先日の計量で422キロでした」と説明していました。


* * *

ヴォヤージは私の2歳出資馬の3頭の中では一番牧場での評価が高かった馬で、それだけこのデビュー戦は楽しみであるのですが、その反面不安でもありますね。

調教の動きもなかなか良かったようで期待できそうですが、社台系の良血馬も多数揃っていて一筋縄では行かなそうです。同じラフィアンのマイネルバルビゾンもいい時計を出していて手強いかもしれません。今回勝ち負けできるかどうかは分かりませんが、少なくとも好勝負してくれるとは信じています。

日曜日は私も阪神競馬場へ行ってきます。天気は良さそうです。楽しみですね。



2011/09/20

パティ 初入厩間近

9/20 火
マイネパティは、コスモヴューファームで調整中。トレセンの生活を意識して騎乗後の放牧を取りやめたところ、418キロだった馬体重が406キロまで落ちました。もっとボリュームが欲しいものですが、飼い葉を食べ残しているわけではなく、この馬にとってはこの数字が適正なのかもしれません。動きは以前よりもしっかりしています。気合いの乗りもずいぶん良くなりました。23日(金)に美浦の天間厩舎に入厩予定。台風の影響により、あすにも出発して、鉾田経由でトレセンへ向かうかもしれません。

* * *

いよいよパティも入厩するようです。馬体重の心配はいつもの事なのですが…、昨日勝った2歳のマイネルアダマスも牡馬なのに400㎏の馬体重でした。小さくてもやれるはずです。動きも良くなっているし期待も持てると思います。おそらく台風は2日後ぐらいには関東に到達しそうなので、明日出発で大丈夫ですかね。到達前にギリギリ入厩って感じでしょうか。



2011/09/19

デビュー前の評価

今年の2歳世代で一番馬と言われているマイネルエクレウスが新馬戦の6着(11頭立て)に続き、本日の2戦目は5着(8頭立て)。出資馬でなくてもラフィアンの一会員としては残念な成績です。まだ、これから変わり身を見せて何勝かする可能性はありますが、少なくともクラシック云々を言える馬ではないようです。

それにしても、真歌では古馬の重賞馬達と互角の動きを見せて、札幌に入厩してからもかなりの時計を出しただけに、なぜこうなったのだろうと腑に落ちないところはあります。よく言われるように、馬は実際に走ってみるまでは分からない、ということでしょう。

昨年の牧場の一番馬はプレイでした。プレイは落札価格1億4500万が目立っていますが、弥生賞2着、NHKマイルC5着など、それなりの恥ずかしくない成績を残していると思います。かつてのマイネルラヴやマイネルスケルツィのように、牧場の一番馬が重賞を制覇するケースももちろんあります。

今更書くことでもないのかもしれませんが、私が10年以上会員をやって見てきたデビュー前の牧場での評価と実際の成績との関連を大まかにまとめると

・評価の高い馬でも実際にレース走るとは限らない。ただ、短距離でOPクラスになるような馬はまず評価は高い。
・評価が並でも活躍馬は出るし、もちろん凡馬もでる。つまりどっちに転んでもおかしくない。
・評価が低い馬は、そのままレースでもダメな場合が多い。ただし2400m以上で活躍するステイヤータイプの場合もたまにある。

要は、評価が高いに越したことはないという当たり前の結論です。年末の募集締切時点で評価の高い馬がそのまま世代トップクラスの活躍をするわけではないですが、少なくともハズレを引く可能性は低くなることは間違いありません。

そもそも2歳戦が始まる直前に選馬を行うPOGがゲームとして成り立つのだから、2歳1月末の募集締切り時点では、なおさら分からなくて当然ですね。なので、私のスタンスとしては、どうせ良くも悪くも走ってみるまで分からないのだから、募集開始時にほとんどの場合買っちゃっています。

キャロットとかは2歳の入厩直前まで馬を買えまして、できるだけ様子を見てリスクを減らすのも立派な作戦です。少なくとも脚元が弱くてデビューもままならないような馬を引く確率はぐっと減ります。ラフィアンの場合は、多くの場合、無事にデビューはしてくれますので、その点の心配は他のクラブよりずっと少ないです。それにラフィアンの締切りは1月末なので、上にも書いたようにその時点ではまだまだ能力はわかりません。同じ出資するなら、最初の募集馬発表から目をつけて、ツアーで集中的に見て、それですぐに出資した方が走ってくれた時の喜びが増す気がします。自分の直感が当たったということで。また逆に様子を見て遅く出資した馬が走らなかったときは、精神的ダメージが早期出資の場合よりも大きくなるように思えます。

2011/09/18

2次募集検討

大阪在住の身として関西馬を優先して検討したいのだが、24頭中6頭しか関西馬がいない。1次募集でも関西は1/3ほどだったし、今年になって関西離れが進行している模様。しかし、ラフィアンでは活躍馬は東西関係ないので、あまり関西に拘らない方が賢い選び方なのかもしれないが…。

まずは、その関西予定馬から

・自家生産馬の2頭
57 コスモキャンドルの10   牡 マイネルセレクト     10万円 西
65 マイネアイルの10     牡 アドマイヤマックス    12万円 西
確かに、母も活躍馬であるし価格もお手頃。お買い得なように見える。しかし、なぜ一次募集のときにはパスされてしまったのかという懸念もある。パーティーなどでそのあたりの情報を集めたい。

52 イヴニングミストの10   牡 ゴールドアリュール    22万円 西
ゴールドアリュールでこの価格は高い。
59 タイキダイヤの10     牡 ネオユニヴァース     16万円 西
ネオユニヴァースは一般に当たり外れが大きいし、ラフィアンとの相性もかなり悪そう。

54 エーシンブランディの10  牡 グラスワンダー      13万円 西
ラフィアンとグラスワンダーの相性の良さは周知の通り。祖母エイシンバーリンのスピードが開花してくれたら。
73 ノンコの10        牝 タイキシャトル      16万円 西
セレクトセールで900万なので牝馬にしては高い価格だが、血統も良いし仕方がない。タイキシャトルも一度持ってみたい。
というわけで、エーシンブランディとノンコが今のところ有力です。


関東馬では
60 ディマーの10       牡 ニューイングランド    11万円 東
67 ミスランタナの10     牡 ブラックホーク      13万円 東
70 ラブアクチュアリーの10 牡 アルデバランII      15万円 東
72 トリプルタイムの10    牝 マイネルラヴ       12万円 東
このあたりが自分の好みの血統ということになるでしょうかね。


マル外の特別募集もあるそうなので、少なくともすぐに2次募集に出資することはなさそうです。ラフィアンの会員さん達も、他のクラブとの掛け持ちが増えているので、東サラやキャロットを優先したり、また今年はウインの方で買う人も多いことでしょう。ほとんど満口になることはないと思いますので、じっくり検討しようと思います。

2011/09/17

ラフィアン一口馬道誌 II

以前のブログの諸事情により引っ越してきました。

旧ブログ ラフィアン一口馬道誌

タイトルは、新・ラフィアン一口馬道誌、ラフィアン一口馬道誌 2ndなど少し迷いましたが、シンプルにIIを付けました。

まだまだ慣れないブログですので設定不十分なところが多々ありますが、これから徐々に良くなっていくと思います。また楽しく更新していこうと思います。

引き続き、ラフィアン一口馬道誌 II をよろしくお願いします。

2011/09/13

2011 2次募集ラインナップ発表

先週の金曜日にサマーセールが終わったばかりなのに、本日早くも2次募集のラインナップが発表されることになりました。いつものように仕入れ先の情報も併せて載せます。落札価格は税抜き表示です。

番号   募集名        性別  父           一口価格 厩舎

52 イヴニングミストの10   牡 ゴールドアリュール    22万円 西
セレクションセール 1550万

53 ウィギングの10      牡 ネオユニヴァース     14万円 東
セレクションセール 610万

54 エーシンブランディの10  牡 グラスワンダー      13万円 西
サマーセール 600万

55 エンジェルライトの10   牡 ファンタスティックライト 11万円 東
サマーセール 400万

56 カズサヒロインの10    牡 ゴールドアリュール    14万円 東
セレクションセール 560万

57 コスモキャンドルの10   牡 マイネルセレクト     10万円 西
自家生産

58 シルクメガヒットの10   牡 クロフネ         25万円 東
セレクションセール 1700万

59 タイキダイヤの10     牡 ネオユニヴァース     16万円 西
セレクションセール 850万

60 ディマーの10       牡 ニューイングランド    11万円 東
セレクションセール 400万

61 テンザンローズの10    牡 スズカフェニックス    13万円 東
サマーセール 620万

62 ニューヨークバレエの10  牡 グラスワンダー      11万円 東
サマーセール 300万

63 ピサノルミナスの10    牡 ファンタスティックライト 10万円 東
サマーセール 200万

64 ピュアーフレームの10   牡 スペシャルウィーク    14万円 東
セレクトセール 700万

65 マイネアイルの10     牡 アドマイヤマックス    12万円 西
自家生産 

66 マイネメリアンの10    牡 アドマイヤマックス    12万円 東
自家生産

67 ミスランタナの10     牡 ブラックホーク      13万円 東
サマーセール 600万

68 ラストドーターの10    牡 サウスヴィグラス     13万円 東
セレクションセール 620万

69 ラックウイナーの10    牡 アグネスデジタル     12万円 東
サマーセール 300万

70 ラブアクチュアリーの10  牡 アルデバランII      15万円 東
セレクションセール 780万

71 ルシールシーダーの10   牡 スマートカイザー     10万円 東
サマーセール 350万

72 トリプルタイムの10    牝 マイネルラヴ       12万円 東
八戸市場 500万

73 ノンコの10        牝 タイキシャトル      16万円 西
セレクトセール 900万

74 メジロベツァーリの10   牝 ステイゴールド      13万円 東
サマーセール 300万

75 ヤサカリングの10     牝 アルカセット        8万円 東
サマーセール 150万

ビッグレッドファームの落札馬のみでコスモヴューファームの方の落札馬はまったく入りませんでしたね。そちらはやはりウインに行くのでしょう。

例年なら落札価格に平均1000万ほど上乗せされて募集価格になりますが、今年は500~600万ほどの上乗せです。その分募集価格が下がったことになります。しかし、今年からは補償がなくなるのでこれは当然と言えるでしょう。

サマーセールの馬はセリで買ったばかりですぐ募集馬入りとなったので、じっくりと観察する時間はなかったと思います。なので、平均よりも外れ率が高そうな予感がします。

2次募集としては珍しく自家生産馬が3頭入りました。1次募集を決めたときから目立った成長を見せたので、2次募集に入ったということでしょうか。

何頭か面白そうな馬はいます。ただ、24頭中関西予定がわずか6頭というのはやはり不満ですね。。。

東京行きの印付け

◯ 10/2     スプリンターズS(ロケットマン)観戦
▲ 10/22    ラフィアン 鉾田ツアー
△ 10月末頃  マイネパティ 新馬戦
◎ 11/06    ラフィアン オータムパーティー

この秋は関東に遠征したいタイミングがいくつかあります。もちろん金銭的、時間的にも全部は行けず、1つか、せいぜい2つまでに絞る必要がある。

オータムパーティーは今のところ参加予定。鉾田ツアーは未だ参加したことがないが、東京からさらに茨木へ行かなくてならないのでキツイ。パティの新馬戦はなんとかオータムパーティーの週に重なってくれることを祈ろう。迷っているのがスプリンターズS。自分の愛馬以外のレースで遠距離遠征はしばらくない。でも、これは観に行きたいなあ。。

2次募集は24頭

今年の2次募集馬は24頭の予定と発表がありました。1次募集は4頭取り消しで47頭。一世代は計80頭にはしたいそうなので、やはり年末か年始のマル外の特別募集馬は10頭前後となりそうですね。

セレクトセール、セレクションセール、八戸市場、サマーセールでBRFの落札馬は34頭なので、そのうちの半数以上が募集馬になることになりますね。CVFの落札馬は多分ウイン行きなのでこちらにはこないでしょう。

2011/09/11

サマーセール BRF&CVFの落札馬


昨年までは8月に行われていたサマーセールが今年は9月5-9日に移り、5日間で行われました。毎年ビッグレッドファームとコスモヴューファームも多数購入しています。今年の落札馬は以下です。価格は税抜き表示です。

BRF落札馬
リンカーン × ウインディーパレード          牡 鹿  500万 pdf
スウェプトオーヴァーボード × ダンスレッスン   牡 芦  380万 pdf
スズカフェニックス × テンザンローズ        牡 栗  620万 pdf
ステイゴールド × プライムオブユース        牡 黒鹿 1720万 pdf
グラスワンダー × エーシンブランディ        牡 芦  600万 pdf
ファンタスティックライト × エンジェルライト     牡 黒鹿 400万 pdf
スウェプトオーヴァーボード × マチカネキミガタメ 牡 鹿  300万 pdf
スマートカイザー × ルシールシーダー       牡 栗  350万円 pdf
スターリングローズ × ウインクパール        牝 鹿  150万 pdf
ザール × モレーンレイク                牡 青鹿 250万 pdf
アルカセット × ヤサカリング              牝 栗  150万 pdf
ヤマニンセラフィム × ローズベアダウン       牝 鹿  180万 pdf
ブラックホーク × コウシュンヒメ            牡 鹿  100万 pdf
マヤノトップガン × ミッチースマイル          牡 鹿  460万 pdf
アグネスデジタル × ラックウイナー          牡 鹿  300万 pdf
ファンタスティックライト × ピサノルミナス      牡 栗  200万 pdf
グラスワンダー × ニューヨークバレエ        牡 黒鹿 300万 pdf
ブラックホーク × ミスランタナ             牡 鹿  600万 pdf
ステイゴールド × メジロベツァーリ          牝 黒鹿 300万 pdf

CVF落札馬
フサイチコンコルド × メイシンフォニー    牡 鹿  200万 pdf
タイムパラドックス × アポインテッドラブ   牝 栗  150万 pdf
トーセンダンス × ワイエスロック        牡 鹿  100万 pdf
フォーティナイナーズサン × シルクアワード 牡 鹿  300万 pdf
ダイワメジャー × シークレットコサージュ   牝 芦  650万 pdf
メイショウオウドウ × フェステロマーネ    牝 黒鹿 500万 pdf
バブルガムフェロー × ユーワサブリア    牡 鹿  780万 pdf
ジャングルポケット × アガーテ         牝 青鹿 310万 pdf
ハーツクライ × フォーティエース       牝 黒鹿 700万 pdf
リンカーン× マチカネレイロウ          牡 鹿  500万 pdf
ローエングリン × カイテキセレブ       牝 栗  100万 pdf
アグネスデジタル × シャイニングアイズ   牡 鹿  500万 pdf
アドマイヤボス × シルキーウィズ       牝 芦  150万 pdf
クロフネ × ハローアゲイン           牡 鹿  620万 pdf
ステイゴールド × ジヨニカズダーリング   牡 栗  900万 pdf
BRF落札馬はラフィアンの2次募集、CVF落札馬はウイン募集馬とはっきりわかれるでしょうか。ステイゴールド、グラスワンダー、ブラックホークが複数いて目に付きます。おそらくステイゴールドが募集馬に入ったら、一次募集と同じく目玉になりますかね。

今年のBRF&CVFの
セレクセール落札馬
セレクションセール落札馬
八戸市場落札馬


2011/09/10

ヴォヤージ 2週間後にデビュー予定


9/9 金
マイネヴォヤージは、栗東で調整中。坂路を中心に乗り込まれています。予定通り日曜日に15-15で流し、水曜日には新馬戦で2着になった馬のリードホースになって終い重点の追い切りを消化。1馬身ほど遅れてしまいましたが、宮本師は「まずまずの動き。来週は騎乗を依頼している和田騎手が跨がってウッドコースで強く追い切る予定。コースに慣れさせるためにきょうはウッドコースに入れてみた。跨がっている助手も好感触を得ているし、楽しみな馬です」と述べていました。きのう木曜日に計量した馬体重は418キロ。25日(日)、阪神の芝1600mデビューを目指しています。

* * *

デビューの予定が出ました!2週間後のレースで和田騎手ですね。スタートが遅めと短距離馬ではなさそうなので1600mはちょうど良さそう。まだ早い調教はやっていないですが、今のところ目立った動きは見せていません。今後2週間の調教に注目です。デビュー戦は今のところ現地へ行ける予定です。

ショコラーデ 一旦鉾田へ

9/9 金
マイネショコラーデは、前走後も順調ですが、吉田師より「こちらの都合で申し訳ないのですが、いったん鉾田に出させてください」との申し出があり、きのう8日(木)に移動を済ませました。次走は10月下旬の京都の桂川S・芝1200mが有力です。

* * *

間隔を詰めてレースに使ったので、一息ついての鉾田行きかと思っていたら、厩舎の都合だったんですね。それにしても吉田厩舎は最近はなかなか使ってくれないことが多い気がします。これはラフィアンが嫌がるパターンです。同厩だったクラッチも入厩できなくて転厩話がでたし、先日はメガロスも同様に入厩ができなくて西園厩舎に転厩となりました。このようなことがまた起こるなら、もしかしたらショコラーデも後に続いてしまうかも。。。

2011/09/07

パティ 充実してきた

9/6 火
マイネパティは、コスモヴューファームで調整中。坂路でキャンター800m1~2本の運動をしています。ここ2、3週間で乗り役の評価が上向いている一頭。スタッフから「以前よりも動きがシャープになった」「全身運動ができるようになった」といった声が聞こえてくるようになりました。主任は「とても充実している。攻めても馬体重(418キロ)が減らない点も良い傾向です」と述べていました。天間師とは9月下旬の入厩で打ち合わせています。

* * *

これまでどちらかと言えばネガティブか平凡な近況が多いパティでしたが、ここへきて上昇してきました。以前は攻めるとすぐ馬体が減って、背中が上手く使えないところがありましたが、それらが解消してきているようです。よかった。よかった。

入厩ももうすぐ。デビューが関東なのは間違いないので、ちょうどラフィアンパーティーと重なってくれないものだろうか。

2011/09/06

今日からサマーセール開幕

今日から5日間、サマーセールが開催されます。初日の今日でもBRFとCVFはなかなかの数のお買い上げがありました。落札馬については5日間分まとめて記事にしようと思います。

また、以前の記事にも書いたように、本日はビッグレッドからの上場馬達も出てきました。その結果は、、


アドマイヤマックス × ゲイリーピクシー 牝  200万円
アドマイヤマックス × コスモカメリア   牡  200万円
ロージズインメイ × コスモスプラッシュ 牡  330万円
アドマイヤマックス × コスモミール    牝  140万円
ステイゴールド × ブライトンビコー    牡  取り消し
アドマイヤマックス × マイネヴィーナス 牡  200万円

価格は全て税抜き表示です。取り消しの一頭を除いて何と全馬落札されました。ちょっと驚きです。ほぼサマーセールの水準価格と言えます。さて、ある意味BRFが見切りをつけて放出したと言えるこれらの馬達。どのような走りを見せてくれることになるのでしょうか。

2011/09/05

ショコラーデ 2着、完全復調間近

8Rのメガロスに続いて、メインの北九州短距離Sにショコラーデが登場。中一週の出走でもプラス体重で体調も良さそう。今回のパドックではずいぶんとリラックスしているように見えました。人気は9頭立てで6番人気。

他馬を怖がる癖のあるショコラーデ、しかも1番枠。浜中騎手がどう乗るか注目していました。スタートは良くなく後方から、それでも直線で他馬の隙間をついて伸びてきて、1番人気のキョウワマグナムと半馬身差の2着。こここまで来たらぜひ勝ちたかったですが、久々の勝ち負け。とても嬉しかったです。小倉まで来た甲斐はあったと思えました。3戦連続対戦のエイシンパンサーお姉さまにも3度目で先着できました。

後に浜中騎手のコメントを確認すると、スタートと直線で馬群に入る時にまた他馬に怯んでいた模様。でも、結果的には馬群の中から伸びてきてくれたので、学習して直に克服してくれるのではないでしょうか。そうすればきっとOPで通用してくれるでしょう。浜中騎手はやはり上手な騎乗でした。なんとかまた乗ってくれないものか。

* * *

浜中騎手「スタートでは先にゲート出た馬に怯んで出負け。スローペースで馬群が固まり、早めに動きたかったが外に出すスペースがなかったので、2番と3番の馬の間を狙っていた。狙っていたとおりにスペースができたが、脚はあるのになかなか入って行こうとしなかった。ラストで手前を替えたらもう一段加速したが、届かなかった。もう少しだっただけに残念」



メガロス 復帰戦は力出しきれず

この日はメガロスとショコラーデが揃って小倉で出走。というわけで、初めて小倉競馬場へ行ってまいりました。小倉の街も小倉競馬場もきれいでなかなか良さ気なところに見えました。ただ、台風の影響があり雨は小降りでしたが、風がとても強かったです。

さて、メガロスは西園厩舎に転厩初戦、4ヶ月ぶりのレースです。パドックで久々に見たメガロスは体はすっきりと見せていましたが、元気がなさそうに見えました。歩くのが遅くて、前の馬との差が開いてばかり。

その懸念が当たってか、レースではテンで行き脚がつかず後方から。小倉1200で後方からは厳しく、4コーナーで大外回しますが、やはり届かず。9番人気で結果12着。。。

メガロスがレースで先行できなかったのは、ダート出走の1回を除いて初めてでした。1回使って次は変わり身を見せてくれると思っています。

* * *

佐藤哲三騎手「前半は周囲を気にしたような走りでなかなかスピードに乗り切れなかった。やっと加速できた4コーナーで内の馬が膨れてきて外に振られてしまった。直線では少しのめっていたようにパンパンの良馬場のほうが良さそう」


↓西園厩舎転厩初戦のメガロス。星マークの西園メンコ着用です。


2011/09/03

ショコラーデ 浜中騎手で北九州短距離Sへ

9/2 金

マイネショコラーデは、3日(土)、小倉11R・北九州短距離S・芝1200mに浜中騎手で出走します。今週の追い切りは坂路で52.1秒をマーク。前半はゆっくり目に入って、徐々に加速していく内容。ラストまでしっかりとした脚どりでした。吉田調教師は「終い重点のつもりで前半は無理していないが、好タイムが出た。中1週だが疲れはまったくない。他馬を気にするようなところがあるので内枠がどうでるか」と語っていました。

* * *

てっきり和田騎手だとばかり思っていたので浜名騎手とは驚きました。ラフィアンでも吉田厩舎でも浜名騎手は少なくとも今年は初めてみたいです。

状態はいいみたいですね。雨で馬場が重くなってもショコラーデは大丈夫でしょう。レースは9頭立て。3戦連続でエイシンパンサーと対戦。今度は先着したいところ。

やっぱり問題は1番枠がどうなるか。包まれずに先行することができればいいですが。

メガロス 4ヶ月ぶりの出走

9/2 金
マイネルメガロスは、3日(土)、小倉8R・芝1200mに佐藤哲三騎手で出走します。中間は坂路で2本の追い切りを消化。西園調教師は「今週もハッシュドトーンに遅れたが、これは相手が動いたもの。メガロスの動きも良かった。追い切りの際に喉から異音がし、DDSPの兆候だと思われる。レースでは舌を縛る予定。転厩前はブリンカーを着けていたが、他馬を気にすることもないし稽古では動くので、今回は使用せずに臨んでみる」とコメントしていました。

* * *

4ヶ月の休み明け
転厩初戦
前走10着
フルゲート18頭
DDSPの兆候
レースで初めて舌を縛る
ブリンカーを外す
調教で2歳馬に遅れる

と、不安材料はいくつもありますが、この夏の間にメガロスもきっと成長してくれていると思います。明日は小倉で現地観戦。台風は九州は外れてますかね。でも少し雨になるかもしれません。

2011/09/01

一口馬主の先に ~ オーストラリアで馬主

日本ではお金持ちしかなれない庶民のために、一口馬主という商品ファンドという形を取るシステムがあります。見かけ上は一頭の馬を数十人から数百人でシェアすることができます。本物の馬主ではありませんが、馬主っぽい気分を味わうことはできます。本ブログもこの一口馬主をやっている私が書いているブログです。

ファンドという形態を取っているために、馬主にはない様々な税金もかかってきます。最近は制度の締め付けがなかなか厳しくなってきており、本来馬主としてもらえるお金の半分近く中抜きされてしまいます。ただでさえ元を取るのが難しいこの世界。現在、多くの一口馬主を萎えさせている深刻な問題です。(もっとも本物の馬主は馬主で一口馬主にはない大変さがあると思いますが)

しかし一口馬主を超えて、中央競馬で本物の馬主を目指すにしても金銭的にかなり高いハードルがあります。ギリギリ馬主資格を得られるくらいのレベルだと強い馬を持つことも相当困難ですし、それなら同じお金で社台で一口をやったほうがずっといいかもしれません。一応、10人までの共同馬主の制度はありますが、その資格を得るのが庶民には厳しいです。次に中央は無理でも地方競馬の馬主を目指す道もあります。地方競馬の馬主資格は中央に比べれば、はるかにハードルは低いですが、それでも馬を一頭所有するというのはそれなりの負担が必要です。

そして第3の選択肢として、海外で馬主になるという道があります。欧州、香港などは日本と同じく金銭的ハードルが高いみたいですが、外国人や庶民でも馬主資格が得られる国としてアメリカ(州によって異なる)やオーストラリアなどがあります。しかも米と豪では馬をシェアすることが一般的だそうです。日本ではその制度を使って友駿が豪と米で本物の馬主資格が得られる共有クラブを運営しているみたいですね。

先日、オーストラリアの馬主になることについて、現地のホースマンである島さんに色々と教えていただきました。今回はそのときのことをまとめさていただこうと思います。

「こちらは何人までシェアとかすら決まってはいません。ただ10人以上になる場合、シンジケートという共有馬主のグループを作ることになります。ちなみにシンジケートは百人でも千人でも組めます。」

このように分割馬主となっても馬主として扱ってもらえるのはいいですね。ここは日本もぜひ見習って欲しいところです。

「こちらの馬代金・維持費・賞金などは、おおまかな目安として日本の2分の1~3分の1と考えていただいていいかと思います。馬代金も安いのは10万円しませんし高いのは1億いきます。こちらで最もメジャーなイヤリングセールで平均2千万円くらいです。維持費は預ける厩舎に もよりますが、なんだかんだ余計にかかるのがこの世界ですので年間250万~300万と考えたほうが、後で損した気分にはなりません。日本もそうでしょう が、馬代金より維持費がポイントになります。」

中央競馬に1年まるまる預けたとしたら1000万近くかかりますから、やはり3分の1くらいの水準でしょうか。南関東くらいの水準と思えばいいですね。

「そんな維持費をチャラにするラインは、馬がメトロポリタンというクラスで勝ち負けできるかにかかっています。 JRAでいう1000万~1600万下レベル以上のクラスですね。水曜のメトロを1勝すると約150万円、土曜メトロを1勝すると約350万円の賞金を獲得できます。メトロで勝ち負けできない馬を持っている場合は、年々赤字が膨らんでいくことになります。どこの国でも同じですが、やはりいい馬を持たないと続かないですね。」

オーストラリアの競馬場は、メトロポリタン(都市競馬)、プロビンシャル(地方競馬)、カントリー(田舎競馬)に分類できて、前者ほど賞金が高いです。ですが、日本の中央と地方競馬と違って馬の行き来は自由みたいです。その一番高いメトロポリタンでも南関東クラスの賞金でしょうか。そこで勝ち負けできる馬は一握りでしょうから、維持費を稼ぐのは出走手当や8着まで賞金が出る手厚い日本の中央と比べたら厳しい印象です。

「日本在住馬主の代表格は吉田勝己さんですね。そんなに多くは持ってませんが過去に重賞勝ちもあります。デルタやポップもこちらの競馬を知っている吉田さんの提案でメルボルンカップ挑戦が決まったのだと思います。吉田さん以外にも日本在住馬主はいると思いますが、そんなに多くはないでしょうし成功されているかはかなり疑問です。現時点ではそのような日本の方々の需要を満たせる「人」がいないのが現状です。」

分割によって金銭的ハードルは下がっても、日本から現地とのコネクションを持つことはなかなか大変なことです。上記の友駿オーストラリアも選択肢の一つですが、島さんのように日本とオーストラリアの橋渡しになろうとされている方はとても貴重ですね。

もちろんオーストラリアで馬主になったとしたら、日本人にとっては生でレース観戦をする機会はほとんどないことになります。この点さえ目をつぶれば、レース自体の情報や映像は今の時代ネットでなんとでもなります。例え何人でもシャアできるといっても、せっかく馬主になるからには1/10くらいは持ちたいもの。300万円の馬だと一口30万、維持費が月に2~3万円くらいとなりますね。

私も前に記事で書きましたように、これから日本を含めたアジア中にオーストラリアの馬達がもっと入り込んでくることになると予想しています。それだったら、その本場で馬主になることも悪くない選択肢だと思うのです。もちろん、まだまだ先の話ですが将来的には検討してみたいと思っています。

2011/08/30

競馬とTPP

本日、野田さんが新しい民主党代表に決まり、近々首相にも任命されることになります。さて、民主党内では前原さんもでしたが、この野田さんもTPP推進派のようです。TPPとは「環太平洋戦略的経済連携協定」の略語でして、その加盟国の間で貿易の関税を0にしようと言うものです。日本にとっては工業製品の輸出に関しては大きなメリットがありますが、農業に関してはオーストラリアやアメリカから安い作物が関税なしで入ってくることになるため、日本の農業が打撃を受けると反対する人も多いわけです。

さて、このTPPですが競馬も無関係ではありません。現在競走馬の輸入に関しても1頭あたり340万円もの関税がかかっているからです。少し前までは600万円でした。TPP参加となると加盟国であるオーストラリア、ニュージーランド、アメリカから安くて強い競走馬が大量に入ってくることになるかもしれません。

日本馬も強くなったとはいえ、水準価格以下での比較ではオーストラリアやアメリカ生産馬には敵わないと思います。これは農作物にも言えることですが、向こうは日本とは比べ物にならないほどの広い土地で、大量に昼夜放牧されながら育ち、とにかく一頭あたりの人件費や資料代は日本より遙かに安いはずです。

例え関税がなくなっても、アメリカやオーストラリアからの輸送費はそれなりにかかるもの。それらも馬鹿にはできないものです。しかし最近は競走馬の大量消費地となりうる中国本土でも競馬が解禁になりました。このため、アメリカのキーンランド社やオーストラリアのマジックミリオン社が中国本土でセリを計画していたり、その際に競争馬をフェリーで大量に運ぶことも考えられているようです。つまり米、豪が催す中国でのセリで馬を買い、日本に船で輸送するルートができるかもしれません。中国を中心に、香港、シンガポール、韓国、そして日本などのために米、豪から、大量にまとめて、そしてこれまでよりも遙かに低価格で入ってくることになるだろうと言うことです。

他の農作物や製品もそうですが、関税が0になると国産の高級品は差別化できるのでなんとか生き残ることができますが、大半の標準以下のものは安い外国産にとって代わられることになります。競馬で言うと、社台グループと他の一部の牧場のみが生き残り、ほとんどの中小の牧場はなくなってしまうことになります。もっとも現在でも中小の牧場は虫の息状態で国内の競争だけでも淘汰が続いている時代ですが。

我々、(一口)馬主などの消費者に取っては、良いマル外が安く手に入ることになるしメリットの方が大きいでしょう。生産者達にとっては厳しい競争を強いられることになりますが。我らがビッグレッドファームはどうなるでしょうか。おそらく生産は一分の良血のみを除いて撤退し、育成中心の牧場となってしまうかもしれませんね。

2011/08/29

今日の結果を受けて


エクレウスの新馬戦はライブではradikoの音声のみで、後に映像を確認しました。 

レースは超スローで、道中は後方2番手でしたが、早めに進出し4コーナーでは先団に並びかける位置まで来ていたので、それ自体はそれほどは問題なかったと思います。しかし、直線に入ってからはまっすぐ走っていませんでしたね。 結果6着、掲示板を外すとは思いませんでした。。

丹内騎手に乗り替わりでしたが、松岡騎手でも今日は勝てなかったと思います。残念な結果となってしまいました。総帥も相当凹んでいそうです。 

代わりというわけでありませんが、この世代最初で唯一の勝ち馬のロブストがクローバー賞を快勝。これを含めラフィアンは今週4勝。来週以降にもつながってほしいものです。

2011/08/27

マイネルエクレウス いよいよデビュー

8/26 金
マイネルエクレウスは、28日(日)、札幌5Rの芝1800mに松岡騎手でデビューします。13日(土)、17日(水)と連続でハードな追い切りをこなしており、体だけでなく息もしっかりできたというジャッジです。この中間は少しセーブし、最終追い切りは長めから直線で軽く気合を付けてパートナーに併入しました。無理に追いつこうとしておらず、多少の遅れは気になりません。畠山師は「多少もっさりしていたようだが、普段はマイペースなので、それが影響しているかもしれない。実戦に行ってスイッチが入ってくれれば。現地の厩務員は良い手応えを掴んでいるようだし、新馬勝ちを狙っていますよ」とコメント。真歌トレーニングパークでの動きが一際目立っていた馬だけに注目をしています。

* * *

いよいよ今年のラフィアン2歳馬で一番の大物と言われるエクレウスがデビューします。私のように出資していない会員達も皆注目していることでしょう。今週は注目馬として各所で記事になっていました。

来年のダービー馬候補、ということですが、私はこれだけ調教が動くのはやはりマイラーではないかと勝手に推測しています。ちょうど同じように大物候補だったマイネルスケルツィのようなタイプですね。この馬もダービーよりも朝日杯やNHKマイルを目指しているんじゃないかな、と。

何はともあれ、日曜日にラフィアンに明るい話題を与えるくれる走りをなんとか見せて欲しいと思っています。



ヴォヤージ 無事に宮本厩舎に入厩

8/26 金
マイネヴォヤージは、栗東で調整中。到着翌朝木曜日の体温計測で38.5度と若干熱が高めだったため、その日は厩舎周りの曳き運動でとどめました。1日楽をさせた効果があり、きょう金曜日には平熱へ。さっそく馬場入りし、坂路1本を軽いキャンターで駆け上がった後、ゲート練習を行いました。宮本師は「大人しくて手が掛からないですね。輸送熱ももう大丈夫だと思いますよ」と述べていました。

* * *

軽い発熱があったようですが、24日に無事栗東の宮本厩舎に入厩することができました。本格的な調教はまだこれからですね。

デビューは大体1ヶ月後でしょうか。関西の秋開催は社台の良血馬たちが大挙デビューする時期と重なります。さらにヴォヤージはマル外なので牝馬限定戦は出られず牡馬相手に混合戦で戦わなくてはいけません。なんとか頑張ってほしいものです。

メガロスとショコラーデ 小倉で同日出走予定

8/26 金
マイネルメガロスは、無事に栗東に到着し、20日(土)の検疫で西園厩舎に入厩しました。坂路を中心に乗り込まれています。24日(水)には新潟2歳Sに出走を予定しているハッシュドトーンを相手に坂路で54.6秒をマークしました。西園調教師は「転厩前に担当していた厩務員からは『走る馬』だと聞いているし、未勝利を勝ったときのタイムも優秀だと思う。追い切りの動きも悪くなかった。レースで走らせるのが楽しみ」と語っていました。9月3日、小倉の芝1200mに佐藤哲三騎手騎乗で出走する予定です。

* * *

20日に長期休養明けに初めて西園厩舎に入厩したばかりのメガロスですが、なんと早くも来週のレースに出走予定となるようです。小倉1200mは初勝利をあげた舞台でもあります。

運のいいことに、ちょうど同日小倉は吉田厩舎のかつての同厩馬ショコラーデも北九州短距離Sに出走予定となっています。こちらも1200m。

これはもう小倉に行くしかないですね。2頭とも予定変更なく無事に出走してください。楽しみです。

2011/08/25

成績不振だけども

今年の(も)ラフィアンの成績が振るいませんね。各掲示板でも皆ブーブー言っております。現段階で37勝(地方4勝含む)で昨年のこの時点での47勝を大きく下回っています。2歳戦は35頭デビューして勝ったのはロブスト一頭。昨年はこの時点で5頭勝ちあがっていました。ここ数年徐々に勝ちあがる馬が減ってきたために、それらが古馬の世代になって全体の勝ち星の減少につながってきたということでしょうか。

私はラフィアンの基本的方針は理解しているつもりだし、社長やスタッフの方々も熱意を持って取り組んでいると思っているので、ただ結果が伴ってくれるよう応援するのみですね。例え、やり方(育成、仕入れ、厩舎、騎手など、事務的サービスは除く)に文句言っても変わらないし、応援しかできませんしね。ちょうど今週に大物候補のエクレウスもデビューしますので、なんとか勝ち上がってほしいものです。

前にも書きましたが、私は今のところラフィアンを辞めることは考えていません。3歳馬2頭の勝ち上がってくれたし、2歳馬でデビューしたアルナイルも勝てないまでも好勝負はしているので、そのうち勝ち上がってくれると思っています。先日入厩したヴォヤージとまだ牧場にいるパティも頑張って欲しいものです。やはり続けるかどうかは自分の出資馬が勝ち上がれるかどうかです。例えクラブが好調でも自分の愛馬達がダメダメなら萎えて続ける気力がなくなるでしょう。

他のクラブに移ることはないと思います。ラフィアンで早10年。このクラブに慣れてしまったし、今更変えるのもメンドくさいものです。もし私がラフィアンを辞めるときは、それは一口馬主自体から撤退するときだと思います。それまでこのブログは続くのか。。。

2011/08/23

ショコラーデ 次走は北九州短距離Sか

8/22 月
マイネショコラーデは、20日(土)新潟11レース長岡ステークスに出走し7着でした。次走については、厩舎に戻って状態をみたうえで検討しますが、9月3日(土)小倉・北九州短距離S芝1200mが候補にあがっています。

* * *

まだ確定ではありませんが、次走は小倉のレースが目標と出ました。実は今回のレース前から、もし今回勝てなかったらこのレースに出てくれないかな、と思っておりました。

夏のローカル開催の中で小倉競馬場が一番手軽に行ける、かつまだ小倉競馬場には行ったことがない、ということと、今は実家が福岡のためついでに帰れるというのもあります。さらにこのレースは兄ドリームバレンチノも出走して兄妹対決が実現するかもしれません。

というわけで、ぜひショコラーデには中一週となりますが、なんとか元気に北九州短距離Sに出走してほしいところです。もちろんドリームバレンチノも。今回は7着でしたが、色々とうまくいけばこのクラスは勝てると思っています。

2011/08/21

ショコラーデ 長岡Sは残念、7着

今回は現地に行かずテレビでの観戦。パドックは観ることができずレースのみです。最終的に単勝13.4倍の6番人気でした。

レースはスタートもよく道中3、4番手を進むことができ、大外枠で外外を回らされることのない理想的な位置取りでした。最近は前に付けられないレースが続いていたのでこの点はよかったです。1400mの距離、初の左回りも問題はなかったようです。

しかし、勝負所で少し置かれてしまい、直線向いたときには中段まで下がってしまいました。でも、そこから少し盛り返して7着。着順は残念な結果ですが勝馬からは0.4s差なので大きく悲観することはないでしょう。

今回も他馬を気にする癖を見せてしまいましたね。前にも書いたのですが、私はこれはフィリーズレビューのときの海老名騎手のクソ騎乗で、他馬に挟まれてた事故が原因だと思っています。2歳のときはこんなことは一度もありませんでしたからね。馬は一度恐怖を覚えるとなかなか忘れることができません。ですが、これからなんとか少しずつ慣れて克服していってほしいとは思います。

* * *

柴田大騎手「和田騎手に癖を確認しておいたが、彼がいうとおりに他馬を気にするところがあり、4コーナーで勝ち馬が寄ってきたときに自分から逃げようとしていた。最後までバテていないし、頑張っていたと思う」

2011/08/20

ショコラーデ 良い状態で長岡Sへ

8/19 金

マイネショコラーデは、20日(土)、新潟11Rの長岡S・芝1400mに、51キロの斤量に対応できる柴田大知騎手で臨みます。前走で内から差されたエイシンパンサーとの再戦。一瞬の動きは相手が上かもしれませんが、トータルの能力差としては拮抗している印象です。吉田師は「前走はのんびしていたくらいだったのですが、一度使って気合いの乗りがぐんと良くなっている。ハミ掛かりが全然違いますね。状態はかなりのレベル」とレースを楽しみにしている様子でした。

* * *

この中間はなかなか調教の動きもよかったようですし、休み明けを一度使った今回は期待が高まりますね。大外15番は少し気になるのですが、最近ショコラーデはレース中に他馬を怖がるようなところがあるみたいなので、包まれる心配のない大外は内枠よりもよかったかな、と思うことにします。距離も1400なら問題ないと思っています。

私はまだ新潟に行ったことがないので、今回新潟行きも検討してみましたが、やはり関西からはなかなかに遠い、断念してしまいました。明日はテレビの前で応援することになります。

2011/08/18

メガロス 突如、西園厩舎へ転厩


8/17 水


マイネルメガロスは、8月上旬の入厩を依頼していましたが、吉田厩舎の馬房の都合がつかず、入厩に時間が掛かりそうな状況です。そのため栗東の西園正都厩舎へ転厩することになり、あす18日(木)に真歌トレーニングパークを出発することになりました。20日(土)の検疫で栗東トレセンへ入厩する予定です。

* * *

あまりに突然の転厩で驚きました。しかし、ラフィアンで関西馬の転厩というと関東行きがほとんどなだけに西園厩舎とは意外です。厩舎成績で言うと吉田厩舎より上なのでさらに珍しい。もしかしてメガロスは期待されているでしょうか。あと、同じ関西の厩舎なので変わらず応援に行けるのはよかったことです。

それにしても、いくら馬房の都合がつかないからといって随分あっさりと転厩になりました。結局は未遂に終わりましたが、引退したクラッチも吉田厩舎からの転厩の話が出ました。もしかしてラフィアンと吉田厩舎の繋がりが弱まっているかもしれません。現在、吉田厩舎にはコスモの馬はいないし、またラフィアン募集馬で吉田厩舎予定は1頭だけでした。私はまだショコラーデも吉田厩舎でお世話になっていて、頼りにしている厩舎だけに寂しくもあります。
 

2011/08/17

ヴォヤージ もうすぐ栗東に入厩予定


8/16 火


マイネヴォヤージは、ビッグレッドファーム明和で調整中。坂路でキャンター1100m1~2本の運動をしています。入厩へ向けて、引き続き坂路2本を駆け上がる日を週1~2度設けるなどして強い負荷をかけていますが、馬体重が430キロ前後で安定できているのは嬉しいこと。先日、久しぶりに併せ馬で他馬と競わせた際は、跨がったスタッフの体重が重かったせいもあって手応えは悪かったのですが、普段は手綱を抑えるのがきついほどで心配はしていません。息もできていて態勢が整ってきました。来週か再来週にも栗東の宮本厩舎へ移動する予定です。


 


* * *

前回の近況で今月中の入厩予定が出ましたが、もしかしたら札幌の可能性もありました。栗東へということで安心しましたね。これでデビュー戦は関西になるのでたぶん観戦に行けるでしょう。


↓以前と比べたらかなり肉付きがよくなったように見えます。


パティ 入厩はまだ先か

8/16 火
マイネパティは、コスモヴューファームで調整中。坂路でキャンター800m1~2本の運動をしています。ハロン18秒前後の乗り込みに、15-15をプラスして鍛えているところです。軽量ゆえに素軽い脚さばきを見せますが、迫力という点ではやはり物足りません。少しでも馬体にボリュームが出ればという思いから、現在も休養中と同様に、できるだけ青草を口にできる環境下におくようにしています。

* * *

馬体の小ささのことに触れられないことのないパティの近況。今回もやはり指摘されました。併せ馬でも走る気を見せるしスピードもそれなりにあるようですが。。。馬体のことはある程度は割りきらなくてはいけませんかね。でもCVFのスタッフが少しでもパティの馬体を大きくしようと工夫してくれていることは分かります。前に今月中に入厩という話もあったのですが、もう少し延びそうな感じです。

↓う~ん、こうして見るとやっぱりまだ華奢ですね。


↓見る角度によっては逞しく見えなくないですけどね。

2011/08/16

サマーセールにBRF生産馬が上場

今年のビッグレッド、なんとサマーセール(9月5-9日)に生産馬を出すようです。これまでも恐らく中央では通用しないと判断した生産馬を放出はしていました。ですが、その中からシェーカーなど勝ち上がった馬も出てしまうこともあるわけです。

セリに上場するのは初めてでしょうか?出るのは以下の6頭です。全馬9/5に上場予定です。コスモスプラッシュは募集馬に入らないかと思っていた馬ですね。こんな形で名前を目にするとは。

アドマイヤマックス × ゲイリーピクシー 牝 カタログ
アドマイヤマックス × コスモカメリア   牡 カタログ
ロージズインメイ × コスモスプラッシュ 牡 カタログ
アドマイヤマックス × コスモミール    牝 カタログ
ステイゴールド × ブライトンビコー    牡 カタログ
アドマイヤマックス × マイネヴィーナス 牡 カタログ

一応はラフィアンの募集馬選考にもれ、中央に通用するか微妙というレベルの馬だとは思うのですけどね。。。でも、せっかく上場するからにはしっかりと売れて、かつあまり活躍しないことを祈りましょう。(少なくともラフィアン馬よりも)

2011/08/08

アルナイル 3戦目は4着

アルナイルの3戦目。WINSで観戦の予定だったのですが、1Rで寝坊してしまい諦めて自宅でradikoで聴くことに。なので映像は見れていません。

スタートは良く道中は3番手を進んでいましたが、その前を行っていた2頭のワンツー。上がりの1,2番もその2頭なので、前を行っていたアルナイルにとって悪くない展開でしたが、残念ながら上位2頭には完敗でした。でも、1800mの距離もこなしてくれたり、負けたとはいえ0.4秒差なのでそんなに悲観することはないですよね。

コスモが2着で、マイネルは3、4、8着。今年は今のところマイネルよりもコスモの方が好成績が目立ちます。でも、函館2歳Sのコスモメガトロンも負けてしまいましたが。。。

(競馬場速報より)
三浦騎手「ゲートを出たので、そのまま流れに乗せた。前走で反応が良くなかったこともあり、早めに動こうと考えていたが、外から鈴来さんの馬が来たのであのタイミングで動いて行った。いい脚を長く使ってよく頑張っている。距離も大丈夫だった。」

2011/08/06

アルナイル 3戦目は1800戦に挑戦

8/5 金
マイネアルナイルは、7日(日)、函館1Rの芝1800mに三浦騎手で出走します。前走の敗因がいまひとつはっきりしませんが、体調は至って良好。動きもこの馬の水準に達しているように見えます。中村師は「『馬体をさらに引き締めるように』と現地に指示してある。飼い葉を減らして絞っては意味がなく、運動量を増やして対応してきた。1200mではちょっと忙しかったから、今度は競馬がしやすいと思う。ただ、お母さんはこの距離がぎりぎりだった。そのあたりがどうかな」とコメントしていました。

* * *

アルナイルの3戦目は引き続き函館。前2戦は牝馬限定の1200m戦でしたが、やはりテンでモタつき気味なので、今回は1800mに挑戦します。中村師も懸念しているように私も1800m、しかも牡馬相手だと少しきつく感じます。でもやってみなくては分かりませんので、思い切り走ってきてほしいと思います。

このレースは他に、マイネルサムアップ、マイネルカブト、それにコスモラヴィータとビッグレッド4頭だし。アルナイルがダメだった場合でも、まだどれかが勝てればいいですけどね。。。

2011/08/05

八戸市場落札馬

昨日、青森で八戸市場がありました。BRF&CVFの落札馬は以下の3頭です。価格は税抜き表示です。

BRF落札馬
マイネルラヴ×トリプルタイム 牝 500万円 (カタログ
オンファイア×ベティフォーエバー 牝 140万円 (カタログ

CVF落札馬
バブルガムフェロー×クリスマスアウィン 牝 100万円 (カタログ

トリプルタイムも上がなかなか活躍していて良さそうですが、ベティフォーエバーも牝系は良くてオンファイア×ブラックホークという渋い配合。オンファイアは全兄ディープインパクトと違って短距離産駒が多いです。興味あります。

八戸市場は上場頭数が手頃(今年は64頭)で、全馬それなりに時間をかけて見ることができるので、得意なセリだと紘和社長は言っていました。かつてマイネレーツェルもこのセリで仕入れました。

昨年の八戸市場落札馬で募集馬になったのは、マイネルカーミンとマイネルユリウスですね。ユリウスは評判馬でしたが、入厩後、怪我のためにまた牧場へ戻ってしまいました。カーミンももうすぐデビューみたいです。注目ですね。

2011/08/03

ヴォヤージ 8月中に入厩するかも

8/2 火
マイネヴォヤージは、ビッグレッドファーム明和で調整中。坂路でキャンター1100m1~2本の運動をしています。びしっと攻めても細化しない、丈夫な体質に。各部位の筋肉も盛り上がり、以前の華奢なイメージがずいぶん薄れています。食べたものが身になり、馬体重は2週前から9キロ増の437キロでした。追い切りの動きも良く、速いペースにも難なく対応できています。この様子なら8月中にも入厩できるでしょう。秋開催のデビューを目標にしています。

* * *

強めの調教を続けて馬体重437キロなら、もう馬体の小ささは気にしなくてもいいかもしれません。これからも成長はしてくれるでしょうし。これはとても嬉しい。

ヴォヤージにも初めて入厩の予定が出ました。今月中とは!もう少しかかると思っていました。9月だと時期的に札幌の可能性もあるのですが、やっぱり観戦に行ける阪神でデビューしてほしいですね。

初年度産駒がアイルランドで重賞勝ちして、種牡馬として上々のスタートを切ったテオフィロですが、日本でヴォヤージ以外のもう一頭のテオフィロ産駒が既にデビューしていました。トレッビアーノという牝馬でダート1200mで2戦していますが、12着、9着という結果となっています。

2011/08/01

スプリント雑記3 日本のスプリント路線へ望むこと

スプリント雑記も3回目。「日本と世界のスプリントの現状」、「グローバルスプリントチャレンジ」の続きです。

これまでの述べてきたように、日本のスプリントは香港、オーストラリア、アメリカらに比べてレベルは落ちる。しかし、このままで言いのか?と問いたところで、多くの競馬ファンらは別にここままでいい、と答えそうな気がする。やっぱり日本の中心は中距離路線であるし、そこでナカヤマフェスタが凱旋門賞で2着となったり、ドバイWCでヴィクトワールピサが勝利したりと実績を残している。この路線で結果が出ていれば短距離で水を開けられていても気にならない人も多いと思う。日本の馬達がスプリント路線でも世界で活躍してほしいと願うのは、私のように一部のコアな競馬ファンに限られるとは思う。しかし、ここではどうすれば日本のスプリンターが強くなれるのか少し考えてみたい。

香港、オーストラリア、そしてアメリカでもセン馬ばかりであるが、セン馬は馬の気性を抑えて扱いやすくすること、そして長く走れるようにすることには効果があるとは思うが、馬の能力の絶対値は変わらないと思う。あと香港馬にはサイレントウィットネスの570kgのように巨漢馬が多いイメージもあるが、この馬は例外的で、テイクオーバーターゲットはスプリンターズSで518㎏であったし、これくらいの大型馬なら日本でもいくらでもいる。馬体の大きさの違いは気にするほどでもないと思う。中距離も合わせてトトータルで見れば、日本は香港、オーストラリアに馬の質で負けていることはないので、やはりスプリンターの価値の持ち方、どれだけ限られた生産資源をスプリンター血統に割り振れるか、いかに最初からスプリンターとして育てられるかであろう。

まずはスプリント路線の充実について。JRAとしては決してこの路線を軽視はしてないとは思う。スプリンターズSと高松宮記念の両G1を設立して以降も、徐々に短距離重賞は増えてきた。新潟で直線重賞アイビスサマーダッシュもできたし、サマースプリントシリーズも5つの重賞が揃っている。地方競馬の方でも今年、地方競馬スーパースプリントシリーズというものができた。各地方競馬場で最短のコースを使用したシリーズで、距離は800mから1000mである。これはなかなか面白い試みだと思う。

だが、日本のスプリンターが強くなるためにはまだ足りない。もう一段の充実を望みたい。そのためには2歳と3歳春のスプリント路線の充実である。2歳12月には朝日杯フューチュリティSと阪神ジュベナイルフィリーズがあるし、3歳春にもNHKマイルCがある。しかし、もはやマイル路線とは短距離とは違う。どちらかと言えば中距離に近い路線である。スプリンター向きの馬は無理にマイルを走らず、早くからスプリントに専念した方がいいのである。スプリンターの特性は、1200でも先行して粘り込むようなレースをする馬で適性は見極めやすいと思う。

スプリント路線、そしてダート路線にも言えることだが、JRAはこれまで3歳春までのこれらの路線は充実させてこなかった。スプリント重賞は2歳には複数あるが、3歳春はファルコンS(1200m)、それと桜花賞トライアルであるフィリーズレビュー(1400m)のみである。ダートはユニコーンS一つでそれもダービー後である。これはスプリントやダートの重賞で賞金を上乗せた馬にクラシックには出て欲しくないという意図があるものと思われる。しかし、一昔前までは短距離馬だろうがダート馬だろうが賞金さえクリアしていたら何が何でもダービー、オークスという時代もあったが、最近は賞金はあっても短距離馬やダート馬は出てもどうせ勝てなくて消耗するだけなので、空気を読んで出ない陣営が増えてきた。逆に3歳のスプリント路線が充実すれば、クラシックの枠を心配せずともスプリントの重賞の方に進んでくれるはずである。
オーストラリアの馬達が中距離のクラシックよりも2歳スプリント戦のゴールデンスリッパーSを目標とするように早い時期のスプリンターにとっての目標はあった方がいい。現在はファルコンSのみである3歳スプリント重賞だが、3つにしてスプリント3冠にしてほしい。できれば距離は1000、1200、1400と異なる方が面白い。G1である必要はないと思う。クラシックの時期と重なればスプリンターはそちらに流れ、クラシックの枠にとっても良いことになるはずである。できれば2歳暮れでも牡牝混合の1200mのG1、無理ならG2がほしい。フェアリーSも1600mになってしまったこともあるし。路線が充実してくれば、生産の方でもよりスプリンターを意識した配合が増えてくるはずである。例え上記の重賞改革を行っても、日本が香港やオーストラリアのスプリンター達に層の厚さで敵うことはないのではあるが、それでもトップレベルに育つ馬がポツポツでも出てきてくれればと思う。

日本ではサンデー系の中ではスプリント実績があるフジキセキだが、これがオーストラリアへシャトル種牡馬となったときには、スプリンター種牡馬としては失敗と見なされてしまった。活躍馬がでたがSun Classique (ドバイシーマクラシック)のように中距離馬でスプリンターではなかった。より本格的なスプリント血統が求められているのである。

日本にもたまに良いスプリント血統の種牡馬が入ってきているとは思う。BCスプリント馬スクワートルスクワートなど良いとは思うが、あまり生かしきれていない。ダーレーのザール、(もういなくなったが)ディクタットも良いスピード種牡馬だと思うが、やはり現状では質のよい肌馬は集まらない。前に書いたが、コマンズの導入は画期的なことだと思う。ダーレーの良血の繁殖に多数付けており、現状の日本の層の薄いスプリント路線を変えてくれるかどうか大いに注目している。このコマンズ、500万という種付け料もあり、付けたのはほとんどダーレーで外部はあまり付けていないようである。

世界に通用するかはまた別の話だが、個人的にはファルブラヴは50万まで種付け料が下がったが短距離種牡馬として見たら優秀だと思う。人気は下がっているがアドマイヤコジーンも良いと思うし、これからデビューするものとすればフサイチリシャール、ローレルゲレイロなどはスピードは伝わりやすい印象で短距離種牡馬として注目している。

2011/07/30

スプリント雑記2 グローバルスプリントチャレンジ

現在、私が最も注目している世界競馬でのイベントであるグローバルスプリントチャレンジ。日本、香港、シンガポール、オーストラリア、イギリスのスプリントG1を舞台にポイント制で世界一のスプリンターを決める。今のところドバイは入っていないが、そのうち加わるはずと思っている。なぜ注目しているかというと、世界のスプリント路線はこれから本当に「グローバル」になる可能性を秘めていると思える。昨年、今年は、オーストラリアのBlack Caviar、シンガポールのRocket Man、香港のSacred Kingdom、南アフリカのJ J the Jet Planeなど役者が多く、日本でもコアな競馬ファンの間では盛り上がっている。

かつて、世界の2000~2400mのレースを対象にしたワールドレーシング・チャンピオンシップというのもあったが、自然消滅状態だし、マイルが舞台のアジアマイルチャレンジというのもあるが、これもまったく機能していない。(そもそもマイルチャレンジなのに4レース中2レースが1400と1800mという状態)。これらと違い、なぜスプリント路線がグローバルに展開する可能性があるのかと私が思う理由をいくつか挙げてみる。

王道路線ではない
主に日本や欧州に当てはまることであるが、いうまでもなく日本や欧州では中距離路線が充実している。日本の古馬だったら、天皇賞、宝塚、JC、有馬など目標とするレースはいくつもある。無理して海外遠征しなくても自国のレースだけで路線を完結できる。それと比べて、日本ではスプリントG1は高松宮記念とスプリンターズSの二つしかない。ただしマイル路線も合わせれば十分なレース数となるのだが。マイラーとスプリンターのどっちつかずの短距離馬ではなく、真のトップスプリンターだったら活躍の場を求めて世界に飛び出すのをためらう理由はないはずである。裏方路線であることが逆に自国の路線に束縛されることなくグローバルに展開しやすくなるように思う。

日本馬は凱旋門賞へ執拗に挑戦はし続けているが、日本の例えばJCと凱旋門賞は求められるものが違いすぎる。いつかは両方制する馬が現れるかもしれないが、それは突然変異的なものになるだろう。やはり日本と欧州の芝中距離路線はワールドシリーズで定常的に交流対戦するのには向いていない。

ドバイWCがオールウェザーの馬場になって、日本の高速芝、欧州の深い芝、そしてアメリカのダートのちょうど中間のような舞台となったように思われた。各国の中距離のチャンピオンが比較的フェアに戦える舞台かもしれないが、欧州の本当のトップは元々ドバイにほとんどこないし、アメリカのダートチャンプもオールウェザーになって遠征しなくなってしまった。自国の王道路線がやはり一番大事だし、シーズンの序盤にあえてリスクを取ってまでドバイまで遠征する必要はないと思っているからである。

レース展開が世界共通
スプリント戦の展開というのはとてもシンプルだ。スタートから飛ばせるだけ飛ばしてゴールまでどれだけ粘れるか、というもの。ペースが速くなりすぎて、差し、追い込みが決まることもあるが、少なくともスローペースになることはほとんどない。またハイレベルになればなるほど、先行馬はハイペースで飛ばしてもバテなくなるので追い込みは決まりにくい。

中距離ならレースの展開もハイになったりスローになったり様々で、勝つ馬には先行馬もいれば追い込み馬もいる。またその国々にペースの傾向もあるので遠征して展開が向かず力を発揮できないで終わることも多いだろう。それと比べスプリント戦ならば世界中どこでも勝つためには、ある程度前につけなければならない。また前につければ必然的に前が塞がれたりする不利を受けることもない。この短距離戦のワンパターンな展開は、中長距離戦で見られる騎手の駆け引きなどを犠牲にするが、強い馬たちにとっては国境を超えてもフェアに力を競いあうことができる。

また、香港、オーストラリア、アメリカなどはフラットなコースで、日本も坂はあるが欧州に比べたら全々大したことはない。その欧州もスプリント戦に限ってはほとんど直線競馬となるため、マイル以上の距離とは違い比較的フラットなコースを使用している。つまりコース形態も他の路線と比べると各国の差は小さい。

スプリンターの性質も世界共通
スプリンターズSや高松宮記念で先行して上位にくるような馬、例えばメイショウボーラーやスリープレスナイトのようにダートでも好成績を残している馬がけっこういる。スプリントでの強力な先行力とダートをこなすパワーは通じるものがある。つまり強いスプリンターとなるためにはスピードとパワーが必要でありこれは世界どこでも変わらない。同時にそれを持っている馬は芝ダート両方を(ある程度は)こなせるように、世界の馬場の違いを乗り越えやすいと言える。

消耗しにくい
なぜ、オーストラリア、そしてアメリカで短距離のスピード競馬が盛んだということを考えてみると、まず根本的理由にこれらの国は競馬の経済性を重視しているというのがある。まずスピード馬は早熟で早くからレースを使えて投資資金を回収できること。そして消耗を避けて多くのレースを使うために、欧州とは異なり短距離のレースが中心になったのである。あくまで中距離と比較しての話だが、短距離のレースの消耗が少ないのならば、競走馬が世界を転戦しやすくなる理由になるはずである。例えばグローバルスプリントチャレンジにも組み込まれているイギリスのロイヤルアスコット開催のキングススタンドS(1000m)とゴールデンジュビリースS(1200m)はなんと中3日であるが、両レースに出走する馬も少なくない。

強い馬が遠征に積極的
香港馬がスプリント路線で最強レベルだということは香港国際競走が始まって徐々に明らかになってきた。その香港のトップスプリンター達は、自国に引き篭もりがちな欧州やアメリカの中距離馬達とは違い、ドバイ、日本、シンガポール、イギリスと積極的に遠征していて、好成績を残している。またオーストラリアの馬もイギリスのロイヤルアスコットによく遠征して活躍している。これらトップクラスの馬が自国に篭らず遠征して好成績を残すことはグローバルスプリントチャレンジの大きな刺激となる。香港馬が遠征に積極的なので、競馬後進国であるがゆえに自国の伝統に囚われることがないこともあるだろう。

香港やオーストラリアの馬が各国で走ってくれることによって世界中のスプリンターの順列が付けやすい。ただ、主要国でアメリカだけはなかなか難しい。アメリカは国土が広く自国だけで十分に路線を完結できる。かつてはBCスプリントの勝ち馬がドバイゴールデンシャヒーンには来ていたが最近は来ていない。他国と異なりアメリカのみがダートが主戦場にあるのに加え薬物使用の問題もある。スパイク使用も違う。逆に他の国がBCスプリントへ挑戦する場合にもハンデが多い。アメリカ馬も積極的に関わるワールドシリーズは難しい。せめてアメリカ馬は唯一の芝でないオールウェザーが舞台のドバイにはトップクラスがもっと積極的に出てきてほしいものである。

アジア・オーストラリアの時代
これからの経済はアジア中心の時代とおり、事実世界地図でアジアの役割は大きくなってきている。お金が集まる所に競馬も栄える。今年、中国本土も競馬解禁となった。香港、シンガポールのみならず他の国々でも次々と競馬が行われるようになるかもしれない。そうなると、まずは自国で生産を行うよりも香港、シンガポールのように大量生産しているオーストラリアから買い付けることになるはずである。言うまでもなくそれは短距離中心の馬達である。

現状では主に香港、オーストラリアの馬が中心に走っている世界のスプリント戦。これからこの路線はもっと活発になって価値はあがってくると思っている。日本はこれらの国に差を付けられてしまっていて、最近は日本のスプリンターが海外遠征することは及び腰になっている。しかし、周りの国々が盛り上がっていて日本はただ場を貸して賞金を支払うだけではつまらない。なんとか日本のスプリンターもレベルアップしてほしい。まずはローレルゲレイロのように香港とドバイに遠征するような馬は毎年のように出てきて欲しいものだ。

2011/07/29

スプリント雑記1 日本と世界のスプリントの現状

最近、競馬のスプリント路線、スプリンターについて調べたり思うことを書き並べてみました。長くなってしまったので3回に分けて記事にしようと思います。以前に書いた、「距離の価値観」「速い馬が勝つ競馬」と関連していますのでよかったらそちらも御覧ください。

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日本の競馬はクラシックを頂点としており、また古馬の王道路線も、天皇賞、JC、有馬記念などの中長距離にもっとも比重を置いている。それゆえ、日本の(一流の)競走馬はまずは多くの場合中距離路線(2000~2400m)を目指す。距離が持たない馬、または中距離で敗れた馬がマイル路線(1600~1800m)を歩み、またマイルでも長い馬が、スプリント路線(1000~1400m)に行くことになることが多い。短距離戦に出走するにあたって、「気性がイッちゃてる」「距離が持たない」というネガティブな理由をよく聞く。日本の競馬の距離の価値観ははっきりしていて

中距離 > マイル > スプリント

となっている。スプリント路線も最近は整備されて重賞レースも増えてきた。とはいえ、やっぱり裏方なのである。

日本で普通に競馬ファンをしていたら、短距離馬を軽視してしまうのは当たり前である。キングヘイローやアドマイヤマックスのように菊花賞に出走したような馬が、短距離ばかりを使われていた馬を差し置いて、中距離路線の残念賞みたいに高松宮記念を勝ってしまうのをみると致し方ないことである。この手の馬は大抵、先行馬ではなく差し馬となる。残念ながら真のスプリンターではなくなんちゃってスプリンターと言える。

もっともこのスプリント路線の地位が高くない傾向は程度の差はあっても世界中で見られる。欧州もスプリント路線はクラシックのギニー路線で通用しなかった馬が歩むことが多い。ドバイミーティングでも、ブリーダーズカップでも、香港国際競争でも、一番賞金の高いレースは2000mのものであり、スプリントは高くない。短距離戦が盛んなイメージがあるアメリカでさえ、条件戦は短距離が多数を占めていても、スプリントのG1はブリーダーズカップスプリントが初なのである。現在ではアメリカ全部で8つほどのスプリントG1があるらしいが、約100あるG1レースに占める割合は小さい。短距離王国と言われてスプリントG1が多数あるオーストラリアでも、高額賞金レースは2040mのコックスプレートや3200mのメルボルンカップであってスプリント戦ではない。

最近、日本のスプリント路線はレベルが低いと言われている。中距離こぼれの馬が高松宮記念を勝ってしまい、かつてのサクラバクシンオーのような生粋のスプリンターと言えるチャンピオンは長いこと登場せず、スプリンターズSではサイレントウィットネス(香港)、テイクオーバーターゲット(豪州)、昨年のウルトラファンタジー(香港)らが日本馬を寄せ付けず快勝し、逆にチャンピオンクラスの日本馬が多数遠征した暮れの香港スプリントでは未だに入着すらないからである。

最近の日本のスプリンターの低迷は、根本的には日本の競馬は中距離中心ということがあるのだが、アグネスワールド、シーキングザパール、タイキシャトルのような強いマル外が減少したことも大きい。

今年のダービーで出走馬全てのサンデーの孫というほど中距離路線を席巻しているサンデー系だが、スプリント路線ではだいぶ様子は変わる。今年の高松宮記念は勝ったのはサンデー孫のキンシャサノキセキだが、サンデーの血を引く馬は5頭しか出走していなかった。象徴的なのが直線1000mのアイビスサマーダッシュで、設立からの11回のうちサンデーの血を引く馬が連対したことは一度もない。今年は掲示板にすら載っていない。ちなみに掲示板に載った5頭は全てミスプロの血を引いた馬であった。血統の多彩さでいうとサンデーばかりの中距離よりもさまざまな血統が見られる短距離の方が面白い。もっとも短距離中心のオーストラリアでは血統はデインヒル天国となっているので、日本の短距離の血統の多彩さは中距離中心がゆえと言えるかもしれない。

逆に、香港やその馬の仕入れ先であるオーストラリアがなぜ短距離で強いのか。日本では多くの生産者が2400mのダービーを中心とした中距離のクラシックを目標に生産しているのに対して、オーストラリアでは世界最高賞金の2歳戦である1200mのゴールデンスリッパーSを目指して生産しているからであると思われる。オーストラリアの3歳で2400mのダービーはあるのだが、ゴールデンスリッパーSの方は地位は上のようである。ほとんど全ての馬がまずは1200mのゴールデンスリッパーSを目指す。3歳でそのままスプリント路線を歩む道、ダービーやコックスプレートなど中距離路線を行く道に分かれる。スプリントが強いはずである。逆に日本馬がメルボルンカップでワンツーをさらったように中長距離路線は手薄なようである。

2011/07/27

3人になる社長

ラフィアンのツアーなどで牧場へ行くと、「社長」と呼ばれる人が二人いることにすぐに気づく。一人は現ラフィアンターフマンクラブ代表の岡田紘和氏。もう一人はラフィアンの前社長で総帥とも呼ばれている岡田繁幸氏である。総帥はラフィアンでは前社長ではあるが、牧場の一つであるコスモヴューファアームの代表でもあるので二人とも社長の肩書きで間違いはない。牧場ではそれぞれ「紘和社長」「繁幸社長」、二人合わせて「両社長」と呼ばれたりしてる。言うまでもなく紘和社長は繁幸社長の長男である。そして今度のCVFによるウイン買収によって、もう一人社長と呼ばれる人が増えそうだ。CVF専務で今度はウインレーシングクラブの代表になる三男の岡田義広氏だ。細かいことを言えば岡田美佐子氏もビッグレッドファームの代表だったりするのだが、社長と呼ばれているのは聞いたことがないので、とりあえず社長は3人にしておく。
 

さて、以下は色々な話を聞いてきての私の推測も多々あるので悪しからず。

まず紘和・繁幸の両社長、この二人はおそらくとても仲がいい。クラブと牧場の経営に関することはほとんど二人で話しあって決めていると思う。セリの会場でもよく二人一緒にいるらしい。そしてこの二人は馬に対する考え、見解が共通していることが多い。たまに二人に同じ質問をしてしまうのだが似たような答えが返ってくる。それだけ二人は日頃から馬について語り合っているのだろう。
 

義広氏であるが、ラフィアンの経営(配合や選定)の方には関わってこなかったせいか、色々と考え方が二人とは異なるように感じる。まず好みの馬がガチムチ系のパワータイプで、クロフネなどが好きな種馬であるらしい。それは昨年のお薦め馬がフレンチデピュティ産駒のマイネルカブトで、今年は父ゴールドアリュールのゲイングローリーの10というところにも現れている。両社長、特に繁幸社長とは違って、クラシックは強く意識していないように思える。
 

両社長はブライアンズタイムを評価していて高齢になった今でも毎年、自家繁殖につけているのだが、義広氏はもうブライアンズタイムは古いと思っていて、今年のお薦め馬の中に一頭も入れていなかった。その他話を聞いていると色々違う。紘和・繁幸両社長の見解は似ていることが多いが、義広氏は一人我道を歩んでいる印象だ。
 

ラフィアンの募集馬の選定だが、まず最近の自家生産の配合などは紘和社長が中心になっているようだ。セリや他の牧場からの馬の仕入れは二人だけでなく、義広氏も一緒に行っているらしい。それらの馬の中からの中央競馬で通用する馬の選定は両社長で行うが、ラフィアンの募集馬の最終決定は紘和社長が中心であるらしい。厩舎や騎手などの人付き合いに関しては繁幸社長の意向が大きいようだ。例えば丹内騎手は繁幸社長が気に入っているらしい。他にも例えば、今年のラフィアンのカタログで従来の「体質」「筋肉」などの独特の説明がなくなってしまった件、あれも繁幸社長が前からわかりくいからやめろと言っていたものらしい。それを聞くと、まだまだ繁幸社長はラフィアンの至るところに口を出していることが想像がつく。
 

そして今度のCVFのウインレーシングクラブ買収の件によって、この体制は変わるだろうか。まず最初に言えることとして繁幸社長、すなわち総帥はまだまだ隠居する気はないようである。現役を続けるおつもりらしい。という訳でウインの社長は義広氏になるけれど、経営に関して今のラフィアンと同じく総帥は大きく絡んでくるだろう。それは総帥がCVFの社長であるしCVFの敷地内に住んでいることからもそう思う。
 

ラフィアンは紘和氏、ウインを義広氏に任せて競わせて互いに発展させるというシナリオはまだなさそう。その代わりにラフィアンの方は総帥が完全に口を出さなくなるということはないと思うけど、紘和社長が一人で決定することは以前よりは増えると思われる。
 

当初はラフィアン・ウインの関係は社台・サンデーのように実態は一つのクラブになると聞いていたし、そう思っていたのだが、最近の動きを見ているとそうでもないようだ。牧場の方では連携があるかもしれないが、クラブの方から見ると、会費はもちろん別だし、ラフィアン会員にウインのカタログを送る予定はないということだし、思っていたよりも別クラブになりそうな感じだ。ラフィアンの事務スタッフからウインの方に移る人もいるとの噂もあるが、それは両クラブが連携よりも、ウインと牧場との連携が目的と思える。

 

今のラフィアン紘和・繁幸体制から、ラフィアン紘和、ウイン繁幸・義広に近い体制になるのだと予想はしている。それでもまだ、ラフィアンから繁幸総帥の影響が薄くはなってもなくなることはないとは思う。総帥がウインの方に移るとなれば、ラフィアンの会員の中でもウインの方に魅力を感じてそちらの方に重みを置く会員は多いとは思う。私は総帥がいる方は良く言えば安定していて、悪く言えばこれまでとあまり変わらない、逆にラフィアンの方が総帥の影響が薄くなり、紘和社長の独自色が出てきてこれまでは変わってくると思う。それがいい方向か悪い方向になるかはまだ分からないが、もちろんいい方向に出て欲しい。紘和社長は総帥に比べると、真面目タイプで吹いたり人を引きつけるような話はできないが、色々話してみると馬についてとても詳しいし考え方もしっかりとしている人だとは思っている。
 

さて、ウインへの入会はどうするべきか。まだまだ情報は出揃っていなくて見確定事項も多いが、今のところはウインの入会するつもりはない。会費が別というのはやはり負担にもなる。もしウインに入るとしたら、ラフィアンとのツアー合同が大きな条件になると思う。やはりツアーの出資馬を決めるための大きなイベントでぜひ参加したいもので、それが別々にあり、その度ごとに北海道に行くのも負担になる。でも、今のところこれは望み薄かなと思う。
 

メガロス 良い動き もうすぐ入厩

7/26 火
マイネルメガロスは、真歌トレーニングパークで調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。この中間から強い調教を織りまぜて仕上げの段階へ。先日行ったMプリマスとの併せ馬では、とても良い動きを見せて古馬たちを圧倒していました。主任は「もう2~3本追い切れば厩舎へ送り出せる態勢が整いそう」とコメント。スタッフも「一回り大きくなったし、自分で制御して走ることができている」と成長を評価していました。8月上旬に札幌か函館競馬場への入厩が有力です。馬体重は475キロ。

* * *

格上のプリマスを圧倒する動き!そこで、プリマスの方の近況も見てみると、まだまだ息が荒くて重々しい状態だとか。。。まぁ参考程度ということで。

ツアーで直にメガロスを見た時も大きなったものだと感じました。ここへきて随分と馬体も成長してきているようですね。復帰戦が楽しみになってきました。

2歳戦が始まって今のところ、ラフィアンよりもコスモの方が目立っている状態ですが、メガロスの全弟もデビューしていてなかなか好成績をあげています。コスモアダムという馬で函館で2戦して4着、3着ときています。勝ち上がりの時間の問題でしょう。やっぱりコスモにいった弟に負けてしまうとなんとなく悔しいですね。というわけで、負けるなメガロス!




2011/07/24

ショコラーデ 彦根Sで差のない4着

骨折復帰後の4戦は全て現地観戦で観ています。今日が一番伸びのなるフォームで走っていたように見えました。直線で追い込んで勝ち馬から0.3秒差の4着。ようやく調子を取り戻してきました。単複馬券は外れてしまいましたが、正直ホッとしました。

パドックでは入れ込みってほどではないですが、少しチャカチャカしていましたかね。気にするほどでもなかったです。そしていつものように誘導馬よりも前に馬場入りしていました。

道中は中団を進んでいたのですが、コーナー中程で置かれる形となりました。ペースが上がったわけでもないのになんでだろと思っていたら、和田騎手によると他馬を気にして後退してしまったのですね。これで4コーナーでは後方から大外を回ることになってしまいましたが伸びてきてくれました。この他馬を気にする所はフィリーズレビューで他馬に挟まれる不利の影響を引きずっているのかもしれません。。。

次走はどこになるでしょうか。番組表を見てみると、8月の小倉か新潟に1200mの準OPはありません。8/20の新潟、長岡S(1400m)か、先になるけど9/3の小倉、北九州短距離S(1200m)でしょうか。格上挑戦で8/14の小倉、北九州記念(G3 1200m)もあるけど、これは除外かな。。。

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和田騎手「3コーナーで外からかぶされて後退したように、少し他馬を気にするところがある。今日は直線で良く伸びているし、ようやく復調してきた感じ。番手でスムーズな競馬ができるようならチャンスもありそう」