2013/06/07

オルフェーヴルとロードカナロア

完璧な馬体かどうかは断言できませんが、前回、理想的馬体の見本として使っていると書いたオルフェーヴル(中距離代表)とロードカナロア(短距離代表)。どちらも歴史的名馬なのはまちがいありません。(オルフェーヴルをサンプルとすることはこのブログから影響を受けました)

それぞれ、サンデーとロードの募集時カタログから画像を拝借。

オルフェーヴル(オリエンタルアートの08)

ロードカナロア(レディブラッサムの08)

共通として言えるのは、やはりバランスの良さ。1歳は成長の過程であり、馬体のバランスは一旦は崩れやすいものですが、大成するにはこの時期でも馬体のバランスの良さは非常に重要です。

両者の違いは、ロードカナロアの方がオルフェーヴルと比べ、トモ、肩、首などの各パーツの比率が一回り大きいこと。このあたりが距離適性の一番の差になっていると思います。

一般的に胴長は長距離向き、胴が詰まった馬は短距離向きと言われていますが、これは当てはまらないことも多いように感じています。

大人になれば、どの馬も胴が伸びてくるのですが、1歳時から胴が長い馬は全体のバランスが崩れやすくなってきて確実性に欠けやすい。また胴が詰まった馬は比較的堅実な反面、大物にはなりにくいと感じています。この2頭のように、胴伸びは長すぎず短すぎずの標準的なものが一番いいのではと思います。

もちろん走る馬体のパターンはこの2頭だけではありませんし、これらの馬体にそっくりだったとしても走らないこともあります。ですが、似ている馬を選んでいけば、走る馬を当てる近道の一つなのは間違いないと思います。

そういえば、今年社台TCで募集される1億8000万のオルフェーヴルの全弟、オリエンタルアートの12は、オルフェーヴルよりもさらに垢抜けてよく見えますね。ほとんどの人が一目で良いと思える馬でしょう。

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