今月の会報で、ウインの義広社長が、期待のウインマーレライに丹内騎手を乗せることについて、
・ゲート試験や人の嫌がる癖馬でも真剣に取り組み非常に貢献してくれている。そういう人間にはチャンスがあるべき。
・一流はチャンスをものにし続けたから信用を勝ち取り一流の立場にいる。彼には「この馬に人生を賭けろ」と伝えた。
・会員からすれば「個人所有の馬でやってくれ」と思うかもしれないが、良い馬はクラブに最優先しているのも事実。
という清々しいほどハッキリ言った内容でした。
「人生を賭けろ」とはかなり重い言葉です。もしチャンスを逃したときはどうなってしまうのでしょうね。
ウチの馬は丹内騎手で昨年のマイネルイルソーレの新馬戦など3勝しているし、相性は悪くはないので、私としては、もしマーレライを持っていても今回のことはそれほど気にならなかったと思います。ラフィアンでもよくある出来事ですし。
最近のすぐ一流騎手や外人騎手に乗り替わってしまい若手軽視のビジネスライクな風潮との対比で、先日のマイネルホウオウが大知騎手でNHKがマイルCを勝った時は、ビッグレッドが大知騎手をチャンスを与えてきて育ててきたことを「昔ながらの義理と情」のような美談として多く取り上げられていました。
社台グループがビジネスライクの急先鋒で、昔ながらの個人馬主さんも減少中ですし、会員からお金を預かるクラブですが、ビッグレッドグループが社台とは違ったやり方で、若手にチャンスを与えていくのは、個人的には面白いことだと思います。その代わりその騎手がクラブの言うことを色々聞いてくれるのはギブアンドテイクということですが。
しかし、出資者からしてみれば、特に今回のマーレライのような馬はめったに出会えない大物かもしれないのだから、一戦一戦可能な限り上位騎手に乗ってもらって勝利の可能性を高めてほしいという言い分もよく分かりますので、皆が納得することはない難しい問題だとは思います。
結局は会員がラフィアン・ウインで続けていくのなら、良いか悪いかは置いといてこういうクラブだということを受け入れるしかないわけです。
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