2013/06/02

馬の見方を勉強しはじめて分かったこと

馬の見方、すなわち走る馬とはどういうものか、ということですが、最近真面目に勉強を始めました。

これまでは、血統で大体目星をつけ、ツアーで社長やスタッフの評判を聞いて選別していくことが多かったです。にわかの自分が多少眼を鍛えたところで、毎日馬を見ている人達には敵うわけはないので、素直にその評価にしたがった方がいいだろうという考えもありました。

一口馬主を始めて10年以上やって、さすがに初めの頃よりは良い馬について漠然とわかるようになった気はしていますが、良い馬を当てる確率をあげるためには自分でもっと勉強することが不可欠だとは思っていました。そしてその方がもっと一口を楽しめるだろうということで。

具体的には

1.本やネットから馬の見方の基本を知る。主に馬の各パーツの見方について。これはこれまでも取り組んでいたことですが、ここどまりでした。

2.理想の馬体として、走った馬の1歳時の馬体をひたすら眺める。今回は中距離馬としてオルフェーヴル、短距離馬としてロードカナロアを選んだ。とにかくひたすらこの2頭の1歳時の馬体を眺める。

3.過去の募集カタログの馬体を自分で採点して、その後実際の成績と照らし合わせフィードバックしていく。練習はG1馬を多く輩出している社台・サンデーの過去カタログで行なった。ラフィアンだと成績を多く知ってしまっているということもある。

4.多く眺めていると基準がブレてしまいがちなので、頻繁に2.に戻る。


そして、数年分の数百頭を見てみてわかったこと。すごく当たり前なことばかりですが改めて書いてみます。

・理想馬体(オルフェーヴル、ロードカナロア)に近いほど走る確率が高い。離れるほど走らない確率が高い。理想馬体はバランスが非常にいい。走らない馬はバランスが悪い馬が多い。

・馬体に父の影響が強く出る。父に似た産駒は走りやすい。良い馬体でも父と違ったタイプだと走る確率が下がる。例えばアグネスタキオンやシンボリクリスエスは比較的分かりやすい。フレンチデピュティはよく分からない。

・血統ごとに走る馬の特徴が変わってくる。理想馬体との比較は頭に置きつつも、父ごとに基準の微修正が必要。

・牡馬と牝馬の理想馬体はやはり違う。上記2頭では牝馬と真性の短距離馬(適性距離が1000~1200)はカバーできていなかった。(少なくともロードカナロアの1歳時は真性の短距離馬ではない)

・良血ほど馬体が良くなくても走る確率は上がる。

・理想馬体に近い馬を見つけることは慣れてくれば難しくない。しかし、そういう馬の多くは価格が高い。お手軽価格の中で理想馬体から多少離れた馬体の中から走る可能性を確率高く見出すことは難しい。それは主に、バランスは多少悪くてもトモは立派か、逆にトモは物足りなくてもバランスは良いか、の場合である。

・芦毛と青鹿毛は馬体が見づらい。


とりあえずは、今年のカタログ到着までしばらく練習を続けて、今年の選馬に活かしていきたいと思います。

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