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2013/12/30

今年の馬選び

今年は一口ライフに大きな転機がありました。それは主に、昨年11月に結婚して家庭環境が大幅に変化したこと、もう一つは馬選びにおいて、昨年までの血統と評判重視から、馬体重視にシフトしたことがあります。


ウインへのシフト
やはり結婚すると予算をかなり限られてきます。独身時代はラフィアンで年に1/100口馬を2~3頭は出資していたところを、一頭分以下に絞ることにしました。しかし馬にはトラブルが付き物ですし、年に1頭では心もとなく、リスク分散のためにも同じ金額なら小口でもウインで複数の馬に出資していく道を選びました。長年1/100口の出資に慣れていたので、最初は1/400の出資で満足できるのかと思っていましたが、すぐに1/400でもそれなりの満足感は得られることが分かりました。馬への思い入れは、口数や金額の絶対値ではなく、今現在において自分が使えるお金の対する割合が大きく影響するのだと気付かされました。


馬体を重視に
きっかけは、とある馬体派の一口馬主さんのブログを見たことです。その人はツアーなどで実馬を見ることがなく、募集馬の画像と動画のみの相馬で実際にG1馬を何頭も当てていました。私もそのようなことができるようになりたいと思い、そのブログや他の資料も参考にして、実際に走った馬の1歳馬の画像をひたすら見たりして、相馬の勉強を始めました。

現状では私が走る馬が分かるとは、そもそも結果を出していませんしとても言えません。実際に結果を出している馬体派の人のブログの見解と異なることは多々あります。しかし、少なくとも勉強する前の自分と比べれば、いくらか分かるようになった気ではいます。

以前の馬選びも馬体をまったく考えていないわけではなかったですが、血統や評判をより重視していました。それに馬体を自分で考えるようになって、一段と馬選びが楽しくおこなえるようになったと思います。

馬体を重視したからと言って、これまでのように血統や評判を重視したときに比べ、良い結果を出せるようになるかは分かりません。しかし、他人の意見や一時的な評価にほとんど頼って出資を決めたときと比べ、例え走らなかったとしても納得できるような気はします。


馬の価格
今更言うまでもなくラフィアン、ウインでは募集価格が高いからと言って、その価格に応じた成績をまったく収めていません。高い馬は走らない、とはまでは言わなくても、馬の成績が募集価格にほとんど依らないのです。キャロットや東京TCとは違って。

高くない価格帯でも馬体が良くて走る馬が見つかる現状なら、よほど気に入った馬でない限りは、高馬は避けるほうがよいのは自明ですね。今年のウインの場合ですと、基本的に2000万を上限に考えました。


厩舎
私は大阪在住ですので、以前は現地観戦しやすいという観点から関西の厩舎を中心に考えていましたが、ラフィアン、ウインは関東馬の割合が多いし、また今の生活では競馬場まで足を運ぶ機会もだいぶ減っていますので、厩舎の東西に関しては、ほとんど意識しないで選ぶようになりました。今年出資したウイン1歳馬も全て関東所属となりました。

個々の厩舎について重視するのは、厩舎のリーディングも大事ではありますが、それよりもどれだけグループの馬が活躍しているかですね。それも良いに越したことはないですが、最近は活躍馬の所属厩舎はバラけているように思えるし、厩舎に関しては過度には気にしないようにしています。


馬の適性
ここ数年は選馬のさいはマイル以下の短距離血統をけっこう重視していました。しかし、馬体を勉強してみて、強い短距離馬というのは少なくとも1歳時においては、中距離馬(マイル~2000)と馬体の区別が必ずしも明確でないと思うようになりました。分かりやすい短距離体型は距離が持たないという欠点がゆえに短距離馬になることが多く、トップの短距離馬はやはり相応のスタミナは持ちあわせていて、馬体のバランスが良いものなのだと思います。例えばロードカナロアのように。

スピード馬が好みという点は今でも変わりないですが、馬選びにおいては、欠点の少ない馬体のバランスの良さを重視にするようになり、この点は大きく変わりました。距離適性は結果論だと思うようになりました。

距離適性は気にしなくなりましたが、芝ダートに関しては以前からですが、はっきりと芝優先です。募集時に適性がはっきりせずに、走ってみたら結果的にダート馬だったというのは、それはそれで良いのですが、募集時にはっきりとダート色の濃い馬をあえて出資する気はあまり起きません。これは好みの問題ですね。


牡馬優先に
以前は牝馬も好きで、牝馬の方が数が多い期間もあったのですが、今年の出資は牡馬ばかりとなりました。これも馬体重視の影響で、牡馬の方が馬体が分かりやすいというか、馬体がよく見える馬が走る可能性が高いと感じています。牝馬の馬体は一般的に牡馬より華奢で、見栄えだけで言えば牝馬の平均は牡馬に劣ります。しかし、牝馬の牡馬のようにがっしりとした体格だからと言って、それがそのまま成績には結びつかないように感じています。要は、牡馬と牝馬では馬体に違う視点が必要であり、これまでの私の勉強は牡馬が中心で、牝馬の方はまだ牡馬ほどには追いついていないということです。

2013/12/24

オルフェーヴルとロードカナロア 2

有馬記念のオルフェーヴルのラストラン、ただただその強さに酔いしれるばかりでしたね。

一部で今年の年度代表馬としてオルフェーヴルを推す声がありますが、有馬記念のその走りは確かにインパクトはありましたが、私は年度代表馬は香港を含めGⅠ4勝のロードカナロアだと思いますし、そうでなければ短距離の価値が皆無となってしまいます。

さて、その同世代の2頭の最強馬、オルフェーヴルとロードカナロアですが、この2頭がクラブ馬だという事実は庶民にとっては夢が持てるところです。

この2頭、以前に馬体の観点から考えたことがありました。その時の2頭の1歳の募集時の馬体画像はこちら。

オルフェーヴル(オリエンタルアートの08)

ロードカナロア(レディブラッサムの08)

そして、古馬になったときの馬体。画像はJBISさんから拝借いたしました。

オルフェーヴル

ロードカナロア

画像では2頭の大きさの違いは分かりにくいですが、オルフェーヴルは450~460キロ、ロードカナロアは500キロ前後と、実際はロードカナロアの方が二回り大きいです。

古馬になった2頭を見比べますと、ロードカナロアの方がスピード馬らしく、トモ、肩、首、顔などの各パーツの比率が一回りは大きいです。しかし、それ以上に2頭の類似点に目がいきます。首から背中にかけてのラインや、各パーツの長さの比率や角度はとてもよく似ているように見えます。

ロードカナロアは最強スプリンターで、オルフェーヴルも2400mで最強のイメージですが、ロードカナロアはマイルもこなしますし、オルフェーヴルもマイルから2000の間でも変わらず強い可能性は高いと思います。この馬体の共通性を見ると、もしかしたら、2頭の本当の距離適性は成績ほどは違わないのかもしれません。

馬体のバランスが良い、とは何をもってバランスが良いのかを語るのは難しいことですが、この2頭のような最強馬を基準に考えて、これらに近いほどバランスが取れていると表現するのは自然と言えます。

…要は、一口馬主としてはこの2頭に似た馬を選ぶのが、強い馬に巡りあうための方法の一つだということですね。募集時の画像だけでなく、古馬になったときの画像も頭に入れ、その成長をイメージすることも大事だと思います。

似た馬を探すだけの簡単なお仕事です、って言えれば楽なのですが、実際にそっくりとまで言える馬体の馬はなかなかいません。どこかズレている馬は多いのですが、その場合はそのズレ方に対してどう優先度を付けて評価するのかまた難しい問題と言えます。また似てたとしても、残念ながらそれだけで走るとも限りません。

2013/07/21

脚の曲がり

先日引退したマイネショコラーデ、現役時代に実に4度の骨折を経験しました。その理由として、ショコラーデの前脚が反っている、いわゆる弓脚気味だったことが大きいと思います。

↓ショコラーデの馬体です。

母コスモヴァレンチと全兄ドリームバレンチノも同じような脚をしています。下のマイネヴァリエンテとコスモヴァレンチの12は多分違います。曲がっている代表はサクセスブロッケンらしいです。

ショコラーデの募集時にツアーで母と同じように脚が反り気味とは聞いていましたが、これくらいなら大丈夫かなと思い出資を決めました。結果的に何度も骨折したわけですが、同じような兄ドリームバレンチノは大丈夫ですし、必ずしも脚が曲がっているからと言って骨折するわけではありません。まっすぐでもマイネハッピーのようにデビュー前に何度も骨折してしまう場合もあります。

一口馬の場合はあからさまに曲がっているような馬は募集に入らないだろうし、また軽度の場合は一枚の画像からでは分かりにくい場合もあります。

ショコラーデは活躍してくれましたし、兄ドリームバレンチノは無事に大活躍なのですが、今後は脚の曲がりにはもう少し注意しようと思います。今年の募集馬でもこれくらいの曲がりの馬は見られます。

2013/07/14

ディープインパクトとコンデュイット その3

ディープインパクトと、

コンデュイット、

トモから飛節の直線的な下半身はやはり似ています。レース中の大きなストライドと、勝負どころでの加速を実現する筋力も通じる所があったのかもしれません。

2歳世代の産駒でコンデュイットに一番似ていると思うのがマイネルヴェルト(マンバラの11)。↑のコンデュイットと見比べるとそっくりです。ちょうど本日、福島の芝1800mでデビューしましたが、残念ながら4着でした。(勝ったのはブライアンズタイム産駒のマイネグレヴィル。おめでとうございます。)

ヴェルトのレース後のコメントを見ると、まだ緩さがあるようです。本当に良くなってくるのはまだ先だったのかもしれません。新馬戦が始まって一ヶ月半。コンデュイット産駒は未勝利です。マイネルヴェルトが初めて掲示板に載りました。やはり繁幸社長が予め言っていたように、良くなってくるのは3歳以降なのでしょう。これから続々と産駒がデビューしていきます。ヴェルトに限らずコンデュイット産駒はもう少し長い目で見ていきたいと思います。

現時点ではディープインパクトと比べるなんてとても、と言った実績ですが、こうやって長所をディープインパクトと比べているのは夢を感じるからです。またディープインパクトもそうですが、必ずしも父の特徴を強く受け継いでいなくても、走る産駒は走るのですが、ヴェルトのように父と似た産駒の方が、これもまた夢を感じます。ツアーやパーティーでここ数年、事あるごとにコンデュイットの特徴について語られてきたラフィアン(ウイン)会員にとっては、やはりこの点は少し深く考えてみたかったのです。

2013/07/11

ディープインパクトとコンデュイット その2

前回は、ディープインパクトと下半身の直線的な骨格が特徴的であり、これによって類まれなストライドの大きい走法が実現されている、またコンデュイットもこれに近い骨格をしていると述べました。

ディープインパクトの走法の、バイオメカニクス的な解説はこの資料をご覧ください。また、ディープインパクトとオルフェーヴルの走法を比較した解説もあります。ここでは下半身に形のみに焦点を当てていますが、馬の走りを形成する要素は他にも数多くあります。参考になります。

ディープインパクトのストライド走法は、ほぼ極限までに走る際のエネルギーのロスを抑えた省エネの走法だと言えます。体型によるストライドだけでなく筋力でそれなりに速いピッチの回転も併せもっています。

レースの最後の直線で1頭だけ抜けた脚を使っていましたが、他馬がバテている中で、道中温存したスタミナを使って追い込むことができたのです。その代わり、本当にピッチの速い短距離馬のように、スタートから急加速でグングン加速するようなことはできなかったはずです。

ディープインパクトの代表産駒を見てみますと、安田記念馬のリアルインパクトと、ダービーを勝ちましたが距離が長いと心配されていたディープブリランテは共にトモの幅はありディープインパクトとは似ていません。春天2着のトーセンラーは細身で下半身全体が直線気味、ディープインパクトに似た下半身をしています。キズナやジェンティルドンナはこれらの中間のような印象です。ディープインパクトに似た体型でなくても活躍馬はでますが、長い距離で活躍するためには、やはり直線的な下半身は適していると言えます。

↓の画像はディープブリランテの1歳の募集時のもの。かなり馬格のある馬で、トモ幅はあり、飛節も直飛とは言えません。これはこれで好馬体なのですが、ディープインパクトとは似ていません。

今年のウインの募集馬のコスモフォーチュンの12です。この馬は直線的な下半身でディープインパクトに似ています。下半身以外にも背中の感じなども似ていると思います。長い所で期待できるかもしれません。

前回挙げた会報にも書いていましたが、長距離を走る場合は、走法のわずかなズレ、すなわち体型のミスが積もり積もって最後に大きく影響してきます。短距離馬はトモの筋力の加速力をメインに走るので体型にミスがあっても多少はごまかしがききますが、長距離馬はききません。ゆえに大きなトモをもったジグザグ状の下半身を持った馬よりも、細身になりやすい直線的な下半身を持った馬は、全体のバランスの重要性がより大きいと言えます。

ディープインパクトは最強無比と言える馬でした。特に春の天皇賞はあれ以上のパフォーマンスは存在するのかという程でした。日本の長距離戦では、ディープインパクトは進化の最終形態なのではと思わせます。もしディープインパクトが本当に最強ならば、ディープインパクトの馬体が最適なものということになり、あの440キロの馬体も最適だということになります。もしもっと馬格があったらもっと強かったらと言えるのなら、ディープインパクトは最強ではなくなります。もしこの仮説が成り立つならば、なぜあの馬格が最適になるのかは興味深い問いです。ディープインパクトの走法にはあれ以上の筋力は必要なく、それ以上はエネルギーのロスになり邪魔だったのかもしれません。

現在のディープインパクト産駒でG1を勝っているような馬は皆、馬格があります。トーセンラーが馬格、体型ともに似ていますがG1は勝っていません。ですので、本当にディープインパクトらしいディープインパクト産駒はまだ出ていないと言えると思います。でも、例えばサンデーサイレンス産駒の中で、サンデーサイレンスに瓜二つと言えるような後継はいませんので、ディープインパクトの場合も多分出ないのだろう、出ないものなのだろうと思います。


また次回に続きます。

2013/07/10

ディープインパクトとコンデュイット その1

会報の6月号に繁幸社長がコンデュイットの競走馬・種牡馬としての特徴をディープインパクトも混じえて下記のように書いていました。

「体型も大変重要です。短中距離馬は、主に後躯の推進力で勝ちきることができます。少々ストライドに無理な姿勢があったり、一部に偏る負担があっても勝ちきれたりします。しかし、中長距離馬の場合、エネルギーロスがあることは許されません。コンデュイットの場合、その点もすばらしいのです。背中が少し短くて、飛節が直線的です。さらに繋ぎは長く、柔らかで、強靱です。ディープインパクトも同じ特徴を持っています。これらの特徴は、レース中に酸素を取り入れ代謝活動を行いながら走れることを物語っているのです。ですから、最後の200~400mで他馬が筋肉疲労を起こして末脚をなくしているところで強烈な末脚を発揮することができるのです。」

まず、ディープインパクトから考えてみます。下がディープインパクトの画像です。特徴として、現役時代、440キロ前後で走っていたように馬体重は小さいです。会報であったように、飛節が直線的、すなわち直飛であることも見て取れます。一般に直飛だとストライドが大きい走法と言われています。そして水色の矢印で示したように、トモの幅が他の一流馬と比べ小さいことが言えます。馬体の教科書的説明で、トモのボリュームは大きければ大きいほど良い、とよく言われていますが、このディープインパクトの体型でそれでは説明がつかなくなります。


飛節の角度と、トモの幅を併せて考えてみます。下半身の骨格に沿って線を引いてみました。飛節の角度は黄と緑の交点で表され、トモの幅は赤と青の線の骨格に依存することになります。


比較のため、他の馬にも同様の線を引いて並べてみました。トモの中の骨格は筋肉の隆起の仕方からの推測です。
左上:ディープインパクト  右上:ダイワメジャー
左下:クロフネ         右下:ステイゴールド
となります。

このように比べて見ますと、ディープインパクトは他の3頭と比べ、4本の線が比較的直線的なのがわかると思います。走りの特徴として、ストライドが非常に大きいことも言われていました。

右上のダイワメジャーはこの中では一番の曲飛気味でトモも大きい、すなわちジグザクな配置となっています。

左下のクロフネも大きなストライドで有名な馬でした。ゆえに直飛気味ですが、ディープインパクトと違い、トモは大きく赤と青線の角度はあり、すなわちパワーはあります。

右下のステイゴールドはディープインパクトと同じく馬格のない馬と言われていますが、トモの幅は馬体に比して十分にあり、4本の線もジグザグです。ディープインパクトよりはストライドよりのピッチの回転に頼る走法になり、同じ小柄と言っても、その性質はまったく違うものになります。

戻りまして、ディープインパクトのストライドの大きい走法は、この4本の線からなる直線的な骨格から生み出されるという言えるとは思いますが、私は今のところ生体力学的に上手く説明することができません。とりあえず、ここでは、ディープインパクトの体型の特徴として、直線的な下半身の骨格があることが言える、ということに留めておきます。


さて、このディープインパクトと同じ特徴を持った馬が他にもいます。そう、それがコンデュイットなのです。同じように線をいれています。トモ幅が小さく、直飛。ディープインパクトに近い、直線的な配置となっています。
※ JBISから画像を借りました。上から見下ろし気味で、本来より多少は直線的に見えている可能性があります。ご了承ください。


次回に続きます。

2013/06/07

オルフェーヴルとロードカナロア

完璧な馬体かどうかは断言できませんが、前回、理想的馬体の見本として使っていると書いたオルフェーヴル(中距離代表)とロードカナロア(短距離代表)。どちらも歴史的名馬なのはまちがいありません。(オルフェーヴルをサンプルとすることはこのブログから影響を受けました)

それぞれ、サンデーとロードの募集時カタログから画像を拝借。

オルフェーヴル(オリエンタルアートの08)

ロードカナロア(レディブラッサムの08)

共通として言えるのは、やはりバランスの良さ。1歳は成長の過程であり、馬体のバランスは一旦は崩れやすいものですが、大成するにはこの時期でも馬体のバランスの良さは非常に重要です。

両者の違いは、ロードカナロアの方がオルフェーヴルと比べ、トモ、肩、首などの各パーツの比率が一回り大きいこと。このあたりが距離適性の一番の差になっていると思います。

一般的に胴長は長距離向き、胴が詰まった馬は短距離向きと言われていますが、これは当てはまらないことも多いように感じています。

大人になれば、どの馬も胴が伸びてくるのですが、1歳時から胴が長い馬は全体のバランスが崩れやすくなってきて確実性に欠けやすい。また胴が詰まった馬は比較的堅実な反面、大物にはなりにくいと感じています。この2頭のように、胴伸びは長すぎず短すぎずの標準的なものが一番いいのではと思います。

もちろん走る馬体のパターンはこの2頭だけではありませんし、これらの馬体にそっくりだったとしても走らないこともあります。ですが、似ている馬を選んでいけば、走る馬を当てる近道の一つなのは間違いないと思います。

そういえば、今年社台TCで募集される1億8000万のオルフェーヴルの全弟、オリエンタルアートの12は、オルフェーヴルよりもさらに垢抜けてよく見えますね。ほとんどの人が一目で良いと思える馬でしょう。

2013/06/02

馬の見方を勉強しはじめて分かったこと

馬の見方、すなわち走る馬とはどういうものか、ということですが、最近真面目に勉強を始めました。

これまでは、血統で大体目星をつけ、ツアーで社長やスタッフの評判を聞いて選別していくことが多かったです。にわかの自分が多少眼を鍛えたところで、毎日馬を見ている人達には敵うわけはないので、素直にその評価にしたがった方がいいだろうという考えもありました。

一口馬主を始めて10年以上やって、さすがに初めの頃よりは良い馬について漠然とわかるようになった気はしていますが、良い馬を当てる確率をあげるためには自分でもっと勉強することが不可欠だとは思っていました。そしてその方がもっと一口を楽しめるだろうということで。

具体的には

1.本やネットから馬の見方の基本を知る。主に馬の各パーツの見方について。これはこれまでも取り組んでいたことですが、ここどまりでした。

2.理想の馬体として、走った馬の1歳時の馬体をひたすら眺める。今回は中距離馬としてオルフェーヴル、短距離馬としてロードカナロアを選んだ。とにかくひたすらこの2頭の1歳時の馬体を眺める。

3.過去の募集カタログの馬体を自分で採点して、その後実際の成績と照らし合わせフィードバックしていく。練習はG1馬を多く輩出している社台・サンデーの過去カタログで行なった。ラフィアンだと成績を多く知ってしまっているということもある。

4.多く眺めていると基準がブレてしまいがちなので、頻繁に2.に戻る。


そして、数年分の数百頭を見てみてわかったこと。すごく当たり前なことばかりですが改めて書いてみます。

・理想馬体(オルフェーヴル、ロードカナロア)に近いほど走る確率が高い。離れるほど走らない確率が高い。理想馬体はバランスが非常にいい。走らない馬はバランスが悪い馬が多い。

・馬体に父の影響が強く出る。父に似た産駒は走りやすい。良い馬体でも父と違ったタイプだと走る確率が下がる。例えばアグネスタキオンやシンボリクリスエスは比較的分かりやすい。フレンチデピュティはよく分からない。

・血統ごとに走る馬の特徴が変わってくる。理想馬体との比較は頭に置きつつも、父ごとに基準の微修正が必要。

・牡馬と牝馬の理想馬体はやはり違う。上記2頭では牝馬と真性の短距離馬(適性距離が1000~1200)はカバーできていなかった。(少なくともロードカナロアの1歳時は真性の短距離馬ではない)

・良血ほど馬体が良くなくても走る確率は上がる。

・理想馬体に近い馬を見つけることは慣れてくれば難しくない。しかし、そういう馬の多くは価格が高い。お手軽価格の中で理想馬体から多少離れた馬体の中から走る可能性を確率高く見出すことは難しい。それは主に、バランスは多少悪くてもトモは立派か、逆にトモは物足りなくてもバランスは良いか、の場合である。

・芦毛と青鹿毛は馬体が見づらい。


とりあえずは、今年のカタログ到着までしばらく練習を続けて、今年の選馬に活かしていきたいと思います。