今年は一口ライフに大きな転機がありました。それは主に、昨年11月に結婚して家庭環境が大幅に変化したこと、もう一つは馬選びにおいて、昨年までの血統と評判重視から、馬体重視にシフトしたことがあります。
ウインへのシフト
やはり結婚すると予算をかなり限られてきます。独身時代はラフィアンで年に1/100口馬を2~3頭は出資していたところを、一頭分以下に絞ることにしました。しかし馬にはトラブルが付き物ですし、年に1頭では心もとなく、リスク分散のためにも同じ金額なら小口でもウインで複数の馬に出資していく道を選びました。長年1/100口の出資に慣れていたので、最初は1/400の出資で満足できるのかと思っていましたが、すぐに1/400でもそれなりの満足感は得られることが分かりました。馬への思い入れは、口数や金額の絶対値ではなく、今現在において自分が使えるお金の対する割合が大きく影響するのだと気付かされました。
馬体を重視に
きっかけは、とある馬体派の一口馬主さんのブログを見たことです。その人はツアーなどで実馬を見ることがなく、募集馬の画像と動画のみの相馬で実際にG1馬を何頭も当てていました。私もそのようなことができるようになりたいと思い、そのブログや他の資料も参考にして、実際に走った馬の1歳馬の画像をひたすら見たりして、相馬の勉強を始めました。
現状では私が走る馬が分かるとは、そもそも結果を出していませんしとても言えません。実際に結果を出している馬体派の人のブログの見解と異なることは多々あります。しかし、少なくとも勉強する前の自分と比べれば、いくらか分かるようになった気ではいます。
以前の馬選びも馬体をまったく考えていないわけではなかったですが、血統や評判をより重視していました。それに馬体を自分で考えるようになって、一段と馬選びが楽しくおこなえるようになったと思います。
馬体を重視したからと言って、これまでのように血統や評判を重視したときに比べ、良い結果を出せるようになるかは分かりません。しかし、他人の意見や一時的な評価にほとんど頼って出資を決めたときと比べ、例え走らなかったとしても納得できるような気はします。
馬の価格
今更言うまでもなくラフィアン、ウインでは募集価格が高いからと言って、その価格に応じた成績をまったく収めていません。高い馬は走らない、とはまでは言わなくても、馬の成績が募集価格にほとんど依らないのです。キャロットや東京TCとは違って。
高くない価格帯でも馬体が良くて走る馬が見つかる現状なら、よほど気に入った馬でない限りは、高馬は避けるほうがよいのは自明ですね。今年のウインの場合ですと、基本的に2000万を上限に考えました。
厩舎
私は大阪在住ですので、以前は現地観戦しやすいという観点から関西の厩舎を中心に考えていましたが、ラフィアン、ウインは関東馬の割合が多いし、また今の生活では競馬場まで足を運ぶ機会もだいぶ減っていますので、厩舎の東西に関しては、ほとんど意識しないで選ぶようになりました。今年出資したウイン1歳馬も全て関東所属となりました。
個々の厩舎について重視するのは、厩舎のリーディングも大事ではありますが、それよりもどれだけグループの馬が活躍しているかですね。それも良いに越したことはないですが、最近は活躍馬の所属厩舎はバラけているように思えるし、厩舎に関しては過度には気にしないようにしています。
馬の適性
ここ数年は選馬のさいはマイル以下の短距離血統をけっこう重視していました。しかし、馬体を勉強してみて、強い短距離馬というのは少なくとも1歳時においては、中距離馬(マイル~2000)と馬体の区別が必ずしも明確でないと思うようになりました。分かりやすい短距離体型は距離が持たないという欠点がゆえに短距離馬になることが多く、トップの短距離馬はやはり相応のスタミナは持ちあわせていて、馬体のバランスが良いものなのだと思います。例えばロードカナロアのように。
スピード馬が好みという点は今でも変わりないですが、馬選びにおいては、欠点の少ない馬体のバランスの良さを重視にするようになり、この点は大きく変わりました。距離適性は結果論だと思うようになりました。
距離適性は気にしなくなりましたが、芝ダートに関しては以前からですが、はっきりと芝優先です。募集時に適性がはっきりせずに、走ってみたら結果的にダート馬だったというのは、それはそれで良いのですが、募集時にはっきりとダート色の濃い馬をあえて出資する気はあまり起きません。これは好みの問題ですね。
牡馬優先に
以前は牝馬も好きで、牝馬の方が数が多い期間もあったのですが、今年の出資は牡馬ばかりとなりました。これも馬体重視の影響で、牡馬の方が馬体が分かりやすいというか、馬体がよく見える馬が走る可能性が高いと感じています。牝馬の馬体は一般的に牡馬より華奢で、見栄えだけで言えば牝馬の平均は牡馬に劣ります。しかし、牝馬の牡馬のようにがっしりとした体格だからと言って、それがそのまま成績には結びつかないように感じています。要は、牡馬と牝馬では馬体に違う視点が必要であり、これまでの私の勉強は牡馬が中心で、牝馬の方はまだ牡馬ほどには追いついていないということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿