有馬記念のオルフェーヴルのラストラン、ただただその強さに酔いしれるばかりでしたね。
一部で今年の年度代表馬としてオルフェーヴルを推す声がありますが、有馬記念のその走りは確かにインパクトはありましたが、私は年度代表馬は香港を含めGⅠ4勝のロードカナロアだと思いますし、そうでなければ短距離の価値が皆無となってしまいます。
さて、その同世代の2頭の最強馬、オルフェーヴルとロードカナロアですが、この2頭がクラブ馬だという事実は庶民にとっては夢が持てるところです。
この2頭、以前に馬体の観点から考えたことがありました。その時の2頭の1歳の募集時の馬体画像はこちら。
オルフェーヴル(オリエンタルアートの08)
ロードカナロア(レディブラッサムの08)
そして、古馬になったときの馬体。画像はJBISさんから拝借いたしました。
オルフェーヴル
ロードカナロア
画像では2頭の大きさの違いは分かりにくいですが、オルフェーヴルは450~460キロ、ロードカナロアは500キロ前後と、実際はロードカナロアの方が二回り大きいです。
古馬になった2頭を見比べますと、ロードカナロアの方がスピード馬らしく、トモ、肩、首、顔などの各パーツの比率が一回りは大きいです。しかし、それ以上に2頭の類似点に目がいきます。首から背中にかけてのラインや、各パーツの長さの比率や角度はとてもよく似ているように見えます。
ロードカナロアは最強スプリンターで、オルフェーヴルも2400mで最強のイメージですが、ロードカナロアはマイルもこなしますし、オルフェーヴルもマイルから2000の間でも変わらず強い可能性は高いと思います。この馬体の共通性を見ると、もしかしたら、2頭の本当の距離適性は成績ほどは違わないのかもしれません。
馬体のバランスが良い、とは何をもってバランスが良いのかを語るのは難しいことですが、この2頭のような最強馬を基準に考えて、これらに近いほどバランスが取れていると表現するのは自然と言えます。
…要は、一口馬主としてはこの2頭に似た馬を選ぶのが、強い馬に巡りあうための方法の一つだということですね。募集時の画像だけでなく、古馬になったときの画像も頭に入れ、その成長をイメージすることも大事だと思います。
似た馬を探すだけの簡単なお仕事です、って言えれば楽なのですが、実際にそっくりとまで言える馬体の馬はなかなかいません。どこかズレている馬は多いのですが、その場合はそのズレ方に対してどう優先度を付けて評価するのかまた難しい問題と言えます。また似てたとしても、残念ながらそれだけで走るとも限りません。
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