2011/07/23

イセノトウショウの10 その距離適性は?

7/22 金
イセノトウショウの10は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。昼夜放牧を行っています。6月頭に生産者から引き取った直後は環境の変化に神経質になっていて、放牧地でなかなか捕まりませんでした。ただそれも数日後には落ち着いて、いまは仲間たちとうまく過ごしています。兄のコスモバルクや00年募集のMプリンスがそうだったようにこの一族は敏感な気性を持ち合わせている馬が多く、馴致の際には手を焼いてしまうかもしれません。バランスが良く距離が保ちそうな体型。クラシックディスタンスでの活躍を期待しています。

* * *

イセノトウショウの10は現在の売れ行きは16口。(100口換算で)47頭中下から7番目です。どうして人気がないのでしょうかね?一番はやはり父プリサイスエンドの地味さでしょうか。プリサイスエンドは堅実だけど、まだ中央の重賞勝ちはグロリアスノアしかいません。しかし、プリサイスエンドは日高でしか種付けされないので、繁殖の質の割にはなかなか健闘していると思います。特に本馬のようにG1馬の下に付けられたのはほとんどいません。私の知る限り、あとは同じ加野牧場生産のマイネルセクレトの弟ドリームアスコットだけでしょうか。ちなみにプリサイスエンドはCPI=0.97, AEI=0.71となっています。

それにしても、本日の近況「クラシックディスタンスでの活躍を期待しています。」とは。。。クラシックディスタンスとはもちろん芝2400mです。たしかに紘和社長はツアーで芝1800m以上が適距離と見ていると言ってはいましたが。ちなみに義広社長(専務ではなくもうこう呼んだ方がいいのかな)は短距離馬の見解。さて、どちらが正しいでしょうか。

プリサイズエンドの中央の産駒成績を見ると、現在、芝21勝でダート58勝。ダート適性の方が色濃く出ていますが芝がダメなわけではありません。ダートなら同じエンドスウィープ産駒のサウスヴィグラスと違って短距離のみならず中距離でも活躍しています。

芝の21勝を見ていると
距離   勝数
1200   8
1400   5
1500   2
1600   3
1800   2
2000   1

と、短距離の傾向が強いです。最長は2000mでそれも1勝です。これはスタミナがないというよりも一本調子で緩急の付いた競馬が苦手だということだと思っています。

もし本馬が本当にクラシックディスタンスで活躍できたら奇跡に近いと思いますけどね。一応は芝ダートこなすマイラーという見立てで出資しましたが、本当に活躍してくれるのだったらクラシックディスタンスでもダートでもどこでもいいのです。いい意味で裏切ってもらえるのならそれはそれで楽しみです。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、先週この間、私が注目していたと申し上げた、スタチューオブリバティ産駒、、シルクブルックリン、勝ち上がり、ちょっと出資しなかった事に対して残念でもあります。。その馬の同厩舎上原厩舎予定のぶうたさんと同じイセノトウショウの10私も結構考えていて、、10年産の中ではパンフ、、DVD、を見て自分自身の2番目の評価で今現在1番目のマイネディーバの10万口同じく1番目モエレカトリーナの10(検討中)2番目イセノトウショウの10、マイネシャーナの10(両方とも検討中)現状10産は出資していないので、募集場状況の推移をみて、考えて行きたいとも思ってます。
    付録です。今週私の方土曜小倉マイネルボーデン出走で頑張ってもらいたいものです。

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  2. ワイキキよいですね。しっかりと楽しんできてください。
    スタチューオブリバティーはやはり短いところでなかなかやりそうですね。ラフィアンにもそのうち入ってこないだろうかと注目です。
    上原厩舎はラフィアンでもラクリマが活躍しているし、良いと思うんですけどね。でもイセノトウショウは人気になりません。もちろん私はその中でイセノトウショウが一番オススメですね。まぁ出資していますからね。。
    明日はウチもショコラーデが出走です。お互い好勝負を期待しましょう。

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