2011/07/30

スプリント雑記2 グローバルスプリントチャレンジ

現在、私が最も注目している世界競馬でのイベントであるグローバルスプリントチャレンジ。日本、香港、シンガポール、オーストラリア、イギリスのスプリントG1を舞台にポイント制で世界一のスプリンターを決める。今のところドバイは入っていないが、そのうち加わるはずと思っている。なぜ注目しているかというと、世界のスプリント路線はこれから本当に「グローバル」になる可能性を秘めていると思える。昨年、今年は、オーストラリアのBlack Caviar、シンガポールのRocket Man、香港のSacred Kingdom、南アフリカのJ J the Jet Planeなど役者が多く、日本でもコアな競馬ファンの間では盛り上がっている。

かつて、世界の2000~2400mのレースを対象にしたワールドレーシング・チャンピオンシップというのもあったが、自然消滅状態だし、マイルが舞台のアジアマイルチャレンジというのもあるが、これもまったく機能していない。(そもそもマイルチャレンジなのに4レース中2レースが1400と1800mという状態)。これらと違い、なぜスプリント路線がグローバルに展開する可能性があるのかと私が思う理由をいくつか挙げてみる。

王道路線ではない
主に日本や欧州に当てはまることであるが、いうまでもなく日本や欧州では中距離路線が充実している。日本の古馬だったら、天皇賞、宝塚、JC、有馬など目標とするレースはいくつもある。無理して海外遠征しなくても自国のレースだけで路線を完結できる。それと比べて、日本ではスプリントG1は高松宮記念とスプリンターズSの二つしかない。ただしマイル路線も合わせれば十分なレース数となるのだが。マイラーとスプリンターのどっちつかずの短距離馬ではなく、真のトップスプリンターだったら活躍の場を求めて世界に飛び出すのをためらう理由はないはずである。裏方路線であることが逆に自国の路線に束縛されることなくグローバルに展開しやすくなるように思う。

日本馬は凱旋門賞へ執拗に挑戦はし続けているが、日本の例えばJCと凱旋門賞は求められるものが違いすぎる。いつかは両方制する馬が現れるかもしれないが、それは突然変異的なものになるだろう。やはり日本と欧州の芝中距離路線はワールドシリーズで定常的に交流対戦するのには向いていない。

ドバイWCがオールウェザーの馬場になって、日本の高速芝、欧州の深い芝、そしてアメリカのダートのちょうど中間のような舞台となったように思われた。各国の中距離のチャンピオンが比較的フェアに戦える舞台かもしれないが、欧州の本当のトップは元々ドバイにほとんどこないし、アメリカのダートチャンプもオールウェザーになって遠征しなくなってしまった。自国の王道路線がやはり一番大事だし、シーズンの序盤にあえてリスクを取ってまでドバイまで遠征する必要はないと思っているからである。

レース展開が世界共通
スプリント戦の展開というのはとてもシンプルだ。スタートから飛ばせるだけ飛ばしてゴールまでどれだけ粘れるか、というもの。ペースが速くなりすぎて、差し、追い込みが決まることもあるが、少なくともスローペースになることはほとんどない。またハイレベルになればなるほど、先行馬はハイペースで飛ばしてもバテなくなるので追い込みは決まりにくい。

中距離ならレースの展開もハイになったりスローになったり様々で、勝つ馬には先行馬もいれば追い込み馬もいる。またその国々にペースの傾向もあるので遠征して展開が向かず力を発揮できないで終わることも多いだろう。それと比べスプリント戦ならば世界中どこでも勝つためには、ある程度前につけなければならない。また前につければ必然的に前が塞がれたりする不利を受けることもない。この短距離戦のワンパターンな展開は、中長距離戦で見られる騎手の駆け引きなどを犠牲にするが、強い馬たちにとっては国境を超えてもフェアに力を競いあうことができる。

また、香港、オーストラリア、アメリカなどはフラットなコースで、日本も坂はあるが欧州に比べたら全々大したことはない。その欧州もスプリント戦に限ってはほとんど直線競馬となるため、マイル以上の距離とは違い比較的フラットなコースを使用している。つまりコース形態も他の路線と比べると各国の差は小さい。

スプリンターの性質も世界共通
スプリンターズSや高松宮記念で先行して上位にくるような馬、例えばメイショウボーラーやスリープレスナイトのようにダートでも好成績を残している馬がけっこういる。スプリントでの強力な先行力とダートをこなすパワーは通じるものがある。つまり強いスプリンターとなるためにはスピードとパワーが必要でありこれは世界どこでも変わらない。同時にそれを持っている馬は芝ダート両方を(ある程度は)こなせるように、世界の馬場の違いを乗り越えやすいと言える。

消耗しにくい
なぜ、オーストラリア、そしてアメリカで短距離のスピード競馬が盛んだということを考えてみると、まず根本的理由にこれらの国は競馬の経済性を重視しているというのがある。まずスピード馬は早熟で早くからレースを使えて投資資金を回収できること。そして消耗を避けて多くのレースを使うために、欧州とは異なり短距離のレースが中心になったのである。あくまで中距離と比較しての話だが、短距離のレースの消耗が少ないのならば、競走馬が世界を転戦しやすくなる理由になるはずである。例えばグローバルスプリントチャレンジにも組み込まれているイギリスのロイヤルアスコット開催のキングススタンドS(1000m)とゴールデンジュビリースS(1200m)はなんと中3日であるが、両レースに出走する馬も少なくない。

強い馬が遠征に積極的
香港馬がスプリント路線で最強レベルだということは香港国際競走が始まって徐々に明らかになってきた。その香港のトップスプリンター達は、自国に引き篭もりがちな欧州やアメリカの中距離馬達とは違い、ドバイ、日本、シンガポール、イギリスと積極的に遠征していて、好成績を残している。またオーストラリアの馬もイギリスのロイヤルアスコットによく遠征して活躍している。これらトップクラスの馬が自国に篭らず遠征して好成績を残すことはグローバルスプリントチャレンジの大きな刺激となる。香港馬が遠征に積極的なので、競馬後進国であるがゆえに自国の伝統に囚われることがないこともあるだろう。

香港やオーストラリアの馬が各国で走ってくれることによって世界中のスプリンターの順列が付けやすい。ただ、主要国でアメリカだけはなかなか難しい。アメリカは国土が広く自国だけで十分に路線を完結できる。かつてはBCスプリントの勝ち馬がドバイゴールデンシャヒーンには来ていたが最近は来ていない。他国と異なりアメリカのみがダートが主戦場にあるのに加え薬物使用の問題もある。スパイク使用も違う。逆に他の国がBCスプリントへ挑戦する場合にもハンデが多い。アメリカ馬も積極的に関わるワールドシリーズは難しい。せめてアメリカ馬は唯一の芝でないオールウェザーが舞台のドバイにはトップクラスがもっと積極的に出てきてほしいものである。

アジア・オーストラリアの時代
これからの経済はアジア中心の時代とおり、事実世界地図でアジアの役割は大きくなってきている。お金が集まる所に競馬も栄える。今年、中国本土も競馬解禁となった。香港、シンガポールのみならず他の国々でも次々と競馬が行われるようになるかもしれない。そうなると、まずは自国で生産を行うよりも香港、シンガポールのように大量生産しているオーストラリアから買い付けることになるはずである。言うまでもなくそれは短距離中心の馬達である。

現状では主に香港、オーストラリアの馬が中心に走っている世界のスプリント戦。これからこの路線はもっと活発になって価値はあがってくると思っている。日本はこれらの国に差を付けられてしまっていて、最近は日本のスプリンターが海外遠征することは及び腰になっている。しかし、周りの国々が盛り上がっていて日本はただ場を貸して賞金を支払うだけではつまらない。なんとか日本のスプリンターもレベルアップしてほしい。まずはローレルゲレイロのように香港とドバイに遠征するような馬は毎年のように出てきて欲しいものだ。

2011/07/29

スプリント雑記1 日本と世界のスプリントの現状

最近、競馬のスプリント路線、スプリンターについて調べたり思うことを書き並べてみました。長くなってしまったので3回に分けて記事にしようと思います。以前に書いた、「距離の価値観」「速い馬が勝つ競馬」と関連していますのでよかったらそちらも御覧ください。

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日本の競馬はクラシックを頂点としており、また古馬の王道路線も、天皇賞、JC、有馬記念などの中長距離にもっとも比重を置いている。それゆえ、日本の(一流の)競走馬はまずは多くの場合中距離路線(2000~2400m)を目指す。距離が持たない馬、または中距離で敗れた馬がマイル路線(1600~1800m)を歩み、またマイルでも長い馬が、スプリント路線(1000~1400m)に行くことになることが多い。短距離戦に出走するにあたって、「気性がイッちゃてる」「距離が持たない」というネガティブな理由をよく聞く。日本の競馬の距離の価値観ははっきりしていて

中距離 > マイル > スプリント

となっている。スプリント路線も最近は整備されて重賞レースも増えてきた。とはいえ、やっぱり裏方なのである。

日本で普通に競馬ファンをしていたら、短距離馬を軽視してしまうのは当たり前である。キングヘイローやアドマイヤマックスのように菊花賞に出走したような馬が、短距離ばかりを使われていた馬を差し置いて、中距離路線の残念賞みたいに高松宮記念を勝ってしまうのをみると致し方ないことである。この手の馬は大抵、先行馬ではなく差し馬となる。残念ながら真のスプリンターではなくなんちゃってスプリンターと言える。

もっともこのスプリント路線の地位が高くない傾向は程度の差はあっても世界中で見られる。欧州もスプリント路線はクラシックのギニー路線で通用しなかった馬が歩むことが多い。ドバイミーティングでも、ブリーダーズカップでも、香港国際競争でも、一番賞金の高いレースは2000mのものであり、スプリントは高くない。短距離戦が盛んなイメージがあるアメリカでさえ、条件戦は短距離が多数を占めていても、スプリントのG1はブリーダーズカップスプリントが初なのである。現在ではアメリカ全部で8つほどのスプリントG1があるらしいが、約100あるG1レースに占める割合は小さい。短距離王国と言われてスプリントG1が多数あるオーストラリアでも、高額賞金レースは2040mのコックスプレートや3200mのメルボルンカップであってスプリント戦ではない。

最近、日本のスプリント路線はレベルが低いと言われている。中距離こぼれの馬が高松宮記念を勝ってしまい、かつてのサクラバクシンオーのような生粋のスプリンターと言えるチャンピオンは長いこと登場せず、スプリンターズSではサイレントウィットネス(香港)、テイクオーバーターゲット(豪州)、昨年のウルトラファンタジー(香港)らが日本馬を寄せ付けず快勝し、逆にチャンピオンクラスの日本馬が多数遠征した暮れの香港スプリントでは未だに入着すらないからである。

最近の日本のスプリンターの低迷は、根本的には日本の競馬は中距離中心ということがあるのだが、アグネスワールド、シーキングザパール、タイキシャトルのような強いマル外が減少したことも大きい。

今年のダービーで出走馬全てのサンデーの孫というほど中距離路線を席巻しているサンデー系だが、スプリント路線ではだいぶ様子は変わる。今年の高松宮記念は勝ったのはサンデー孫のキンシャサノキセキだが、サンデーの血を引く馬は5頭しか出走していなかった。象徴的なのが直線1000mのアイビスサマーダッシュで、設立からの11回のうちサンデーの血を引く馬が連対したことは一度もない。今年は掲示板にすら載っていない。ちなみに掲示板に載った5頭は全てミスプロの血を引いた馬であった。血統の多彩さでいうとサンデーばかりの中距離よりもさまざまな血統が見られる短距離の方が面白い。もっとも短距離中心のオーストラリアでは血統はデインヒル天国となっているので、日本の短距離の血統の多彩さは中距離中心がゆえと言えるかもしれない。

逆に、香港やその馬の仕入れ先であるオーストラリアがなぜ短距離で強いのか。日本では多くの生産者が2400mのダービーを中心とした中距離のクラシックを目標に生産しているのに対して、オーストラリアでは世界最高賞金の2歳戦である1200mのゴールデンスリッパーSを目指して生産しているからであると思われる。オーストラリアの3歳で2400mのダービーはあるのだが、ゴールデンスリッパーSの方は地位は上のようである。ほとんど全ての馬がまずは1200mのゴールデンスリッパーSを目指す。3歳でそのままスプリント路線を歩む道、ダービーやコックスプレートなど中距離路線を行く道に分かれる。スプリントが強いはずである。逆に日本馬がメルボルンカップでワンツーをさらったように中長距離路線は手薄なようである。

2011/07/27

3人になる社長

ラフィアンのツアーなどで牧場へ行くと、「社長」と呼ばれる人が二人いることにすぐに気づく。一人は現ラフィアンターフマンクラブ代表の岡田紘和氏。もう一人はラフィアンの前社長で総帥とも呼ばれている岡田繁幸氏である。総帥はラフィアンでは前社長ではあるが、牧場の一つであるコスモヴューファアームの代表でもあるので二人とも社長の肩書きで間違いはない。牧場ではそれぞれ「紘和社長」「繁幸社長」、二人合わせて「両社長」と呼ばれたりしてる。言うまでもなく紘和社長は繁幸社長の長男である。そして今度のCVFによるウイン買収によって、もう一人社長と呼ばれる人が増えそうだ。CVF専務で今度はウインレーシングクラブの代表になる三男の岡田義広氏だ。細かいことを言えば岡田美佐子氏もビッグレッドファームの代表だったりするのだが、社長と呼ばれているのは聞いたことがないので、とりあえず社長は3人にしておく。
 

さて、以下は色々な話を聞いてきての私の推測も多々あるので悪しからず。

まず紘和・繁幸の両社長、この二人はおそらくとても仲がいい。クラブと牧場の経営に関することはほとんど二人で話しあって決めていると思う。セリの会場でもよく二人一緒にいるらしい。そしてこの二人は馬に対する考え、見解が共通していることが多い。たまに二人に同じ質問をしてしまうのだが似たような答えが返ってくる。それだけ二人は日頃から馬について語り合っているのだろう。
 

義広氏であるが、ラフィアンの経営(配合や選定)の方には関わってこなかったせいか、色々と考え方が二人とは異なるように感じる。まず好みの馬がガチムチ系のパワータイプで、クロフネなどが好きな種馬であるらしい。それは昨年のお薦め馬がフレンチデピュティ産駒のマイネルカブトで、今年は父ゴールドアリュールのゲイングローリーの10というところにも現れている。両社長、特に繁幸社長とは違って、クラシックは強く意識していないように思える。
 

両社長はブライアンズタイムを評価していて高齢になった今でも毎年、自家繁殖につけているのだが、義広氏はもうブライアンズタイムは古いと思っていて、今年のお薦め馬の中に一頭も入れていなかった。その他話を聞いていると色々違う。紘和・繁幸両社長の見解は似ていることが多いが、義広氏は一人我道を歩んでいる印象だ。
 

ラフィアンの募集馬の選定だが、まず最近の自家生産の配合などは紘和社長が中心になっているようだ。セリや他の牧場からの馬の仕入れは二人だけでなく、義広氏も一緒に行っているらしい。それらの馬の中からの中央競馬で通用する馬の選定は両社長で行うが、ラフィアンの募集馬の最終決定は紘和社長が中心であるらしい。厩舎や騎手などの人付き合いに関しては繁幸社長の意向が大きいようだ。例えば丹内騎手は繁幸社長が気に入っているらしい。他にも例えば、今年のラフィアンのカタログで従来の「体質」「筋肉」などの独特の説明がなくなってしまった件、あれも繁幸社長が前からわかりくいからやめろと言っていたものらしい。それを聞くと、まだまだ繁幸社長はラフィアンの至るところに口を出していることが想像がつく。
 

そして今度のCVFのウインレーシングクラブ買収の件によって、この体制は変わるだろうか。まず最初に言えることとして繁幸社長、すなわち総帥はまだまだ隠居する気はないようである。現役を続けるおつもりらしい。という訳でウインの社長は義広氏になるけれど、経営に関して今のラフィアンと同じく総帥は大きく絡んでくるだろう。それは総帥がCVFの社長であるしCVFの敷地内に住んでいることからもそう思う。
 

ラフィアンは紘和氏、ウインを義広氏に任せて競わせて互いに発展させるというシナリオはまだなさそう。その代わりにラフィアンの方は総帥が完全に口を出さなくなるということはないと思うけど、紘和社長が一人で決定することは以前よりは増えると思われる。
 

当初はラフィアン・ウインの関係は社台・サンデーのように実態は一つのクラブになると聞いていたし、そう思っていたのだが、最近の動きを見ているとそうでもないようだ。牧場の方では連携があるかもしれないが、クラブの方から見ると、会費はもちろん別だし、ラフィアン会員にウインのカタログを送る予定はないということだし、思っていたよりも別クラブになりそうな感じだ。ラフィアンの事務スタッフからウインの方に移る人もいるとの噂もあるが、それは両クラブが連携よりも、ウインと牧場との連携が目的と思える。

 

今のラフィアン紘和・繁幸体制から、ラフィアン紘和、ウイン繁幸・義広に近い体制になるのだと予想はしている。それでもまだ、ラフィアンから繁幸総帥の影響が薄くはなってもなくなることはないとは思う。総帥がウインの方に移るとなれば、ラフィアンの会員の中でもウインの方に魅力を感じてそちらの方に重みを置く会員は多いとは思う。私は総帥がいる方は良く言えば安定していて、悪く言えばこれまでとあまり変わらない、逆にラフィアンの方が総帥の影響が薄くなり、紘和社長の独自色が出てきてこれまでは変わってくると思う。それがいい方向か悪い方向になるかはまだ分からないが、もちろんいい方向に出て欲しい。紘和社長は総帥に比べると、真面目タイプで吹いたり人を引きつけるような話はできないが、色々話してみると馬についてとても詳しいし考え方もしっかりとしている人だとは思っている。
 

さて、ウインへの入会はどうするべきか。まだまだ情報は出揃っていなくて見確定事項も多いが、今のところはウインの入会するつもりはない。会費が別というのはやはり負担にもなる。もしウインに入るとしたら、ラフィアンとのツアー合同が大きな条件になると思う。やはりツアーの出資馬を決めるための大きなイベントでぜひ参加したいもので、それが別々にあり、その度ごとに北海道に行くのも負担になる。でも、今のところこれは望み薄かなと思う。
 

メガロス 良い動き もうすぐ入厩

7/26 火
マイネルメガロスは、真歌トレーニングパークで調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動をしています。この中間から強い調教を織りまぜて仕上げの段階へ。先日行ったMプリマスとの併せ馬では、とても良い動きを見せて古馬たちを圧倒していました。主任は「もう2~3本追い切れば厩舎へ送り出せる態勢が整いそう」とコメント。スタッフも「一回り大きくなったし、自分で制御して走ることができている」と成長を評価していました。8月上旬に札幌か函館競馬場への入厩が有力です。馬体重は475キロ。

* * *

格上のプリマスを圧倒する動き!そこで、プリマスの方の近況も見てみると、まだまだ息が荒くて重々しい状態だとか。。。まぁ参考程度ということで。

ツアーで直にメガロスを見た時も大きなったものだと感じました。ここへきて随分と馬体も成長してきているようですね。復帰戦が楽しみになってきました。

2歳戦が始まって今のところ、ラフィアンよりもコスモの方が目立っている状態ですが、メガロスの全弟もデビューしていてなかなか好成績をあげています。コスモアダムという馬で函館で2戦して4着、3着ときています。勝ち上がりの時間の問題でしょう。やっぱりコスモにいった弟に負けてしまうとなんとなく悔しいですね。というわけで、負けるなメガロス!




2011/07/24

ショコラーデ 彦根Sで差のない4着

骨折復帰後の4戦は全て現地観戦で観ています。今日が一番伸びのなるフォームで走っていたように見えました。直線で追い込んで勝ち馬から0.3秒差の4着。ようやく調子を取り戻してきました。単複馬券は外れてしまいましたが、正直ホッとしました。

パドックでは入れ込みってほどではないですが、少しチャカチャカしていましたかね。気にするほどでもなかったです。そしていつものように誘導馬よりも前に馬場入りしていました。

道中は中団を進んでいたのですが、コーナー中程で置かれる形となりました。ペースが上がったわけでもないのになんでだろと思っていたら、和田騎手によると他馬を気にして後退してしまったのですね。これで4コーナーでは後方から大外を回ることになってしまいましたが伸びてきてくれました。この他馬を気にする所はフィリーズレビューで他馬に挟まれる不利の影響を引きずっているのかもしれません。。。

次走はどこになるでしょうか。番組表を見てみると、8月の小倉か新潟に1200mの準OPはありません。8/20の新潟、長岡S(1400m)か、先になるけど9/3の小倉、北九州短距離S(1200m)でしょうか。格上挑戦で8/14の小倉、北九州記念(G3 1200m)もあるけど、これは除外かな。。。

* * *

和田騎手「3コーナーで外からかぶされて後退したように、少し他馬を気にするところがある。今日は直線で良く伸びているし、ようやく復調してきた感じ。番手でスムーズな競馬ができるようならチャンスもありそう」



2011/07/23

テオフィロ 種牡馬として上々のスタート

今年の欧州のクラシックはフランケルをはじめ、父ガリレオ、母父デインヒルの配合の馬が大活躍しています。その配合の先駆けとして活躍していち早く種牡馬となったのが、出資馬マイネヴォヤージの父テオフィロ(Teofilo)です。今年デビューが初年度産駒となります。日本ではテオフィロ産駒はヴォヤージを含め2頭しかいないみたいでまだ未デビューです。欧州では先日行われたTyros S (GⅢ、2歳、7ハロン)、このレースはテオフィロも勝って後の活躍馬を多数輩出している出世レースなのですが、なんとテオフィロ産駒の牝馬Remember Alexanderが4馬身差の圧勝。父娘制覇ともなりました。しかも2着のParish Hallもテオフィロ産駒でワンツー。いやはやこの交配は種牡馬としても成功してしまうんですかね。

ヴォヤージの母系の方は言うまでもなく、姪のマルセリーナが桜花賞を制覇。父系母系ともに流れに乗っています。なのですが、なによりもまずはこれからトラブルもなく無事にデビューしてくれることを祈っています。

イセノトウショウの10 その距離適性は?

7/22 金
イセノトウショウの10は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。昼夜放牧を行っています。6月頭に生産者から引き取った直後は環境の変化に神経質になっていて、放牧地でなかなか捕まりませんでした。ただそれも数日後には落ち着いて、いまは仲間たちとうまく過ごしています。兄のコスモバルクや00年募集のMプリンスがそうだったようにこの一族は敏感な気性を持ち合わせている馬が多く、馴致の際には手を焼いてしまうかもしれません。バランスが良く距離が保ちそうな体型。クラシックディスタンスでの活躍を期待しています。

* * *

イセノトウショウの10は現在の売れ行きは16口。(100口換算で)47頭中下から7番目です。どうして人気がないのでしょうかね?一番はやはり父プリサイスエンドの地味さでしょうか。プリサイスエンドは堅実だけど、まだ中央の重賞勝ちはグロリアスノアしかいません。しかし、プリサイスエンドは日高でしか種付けされないので、繁殖の質の割にはなかなか健闘していると思います。特に本馬のようにG1馬の下に付けられたのはほとんどいません。私の知る限り、あとは同じ加野牧場生産のマイネルセクレトの弟ドリームアスコットだけでしょうか。ちなみにプリサイスエンドはCPI=0.97, AEI=0.71となっています。

それにしても、本日の近況「クラシックディスタンスでの活躍を期待しています。」とは。。。クラシックディスタンスとはもちろん芝2400mです。たしかに紘和社長はツアーで芝1800m以上が適距離と見ていると言ってはいましたが。ちなみに義広社長(専務ではなくもうこう呼んだ方がいいのかな)は短距離馬の見解。さて、どちらが正しいでしょうか。

プリサイズエンドの中央の産駒成績を見ると、現在、芝21勝でダート58勝。ダート適性の方が色濃く出ていますが芝がダメなわけではありません。ダートなら同じエンドスウィープ産駒のサウスヴィグラスと違って短距離のみならず中距離でも活躍しています。

芝の21勝を見ていると
距離   勝数
1200   8
1400   5
1500   2
1600   3
1800   2
2000   1

と、短距離の傾向が強いです。最長は2000mでそれも1勝です。これはスタミナがないというよりも一本調子で緩急の付いた競馬が苦手だということだと思っています。

もし本馬が本当にクラシックディスタンスで活躍できたら奇跡に近いと思いますけどね。一応は芝ダートこなすマイラーという見立てで出資しましたが、本当に活躍してくれるのだったらクラシックディスタンスでもダートでもどこでもいいのです。いい意味で裏切ってもらえるのならそれはそれで楽しみです。

コスモフォーチュンの10 快速馬として期待

7/22 金
コスモフォーチュンの10は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。日中の暑い時間帯と紫外線の強い時間を避け、13時半頃から翌朝8時頃までの放牧を行っています。人に対しては威張った態度で強く出ますが、馬同士ではそのような素振りはなく、他馬との関係がひじょうに良さそうです。特にアイアイサクラの10とは仲が良く、しばしば行動を共にしているところを見かけます。馬格もあって母からはスピードを、父からは力強さと勝負根性を受け継いでいるように思えます。2歳の早い時期から快速馬としての活躍が期待されます。

* * *

やっぱりマイネルラヴは母父に入っても自身を色濃く伝えやすいと思います。多分1400~1600くらいの馬になるのではないでしょうか。イメージ的に。

母コスモフォーチュンは5勝してその中に1200mの重賞、北九州記念も入っているのですが、新潟の直線1000mの特別(1000万下)を2勝しているのも特筆です。このスピードが伝わってくれれば未勝利で終わるようなことはないはずです。

ちなみに、来年はコンデュイット産駒が多数募集されるはずですが、コンデュイットは長距離馬でスピードが未知数なので、母父はマイネルラヴの産駒はいいと思っています。特にこのコスモフォーチュンとショコラーデの母コスモヴァレンチは注目ですね。人気にはなると思いますが。

ショコラーデ 明日の彦根Sに出走

7/22 金
マイネショコラーデは、23日(土)、京都11R・彦根S・芝1200mに出走します。20日(水)、にはCWコースで6ハロン86.2秒をマーク。吉田調教師は「促してからの反応は良かったし、追い切りの動きからは復調気配が感じられる。中身がしっかりしてきたように思う。中間、試しに坂路に入れてみたがいい走りをしていた。22日(金)にはゲート練習を実施。いい感じでレースに臨めそう」とコメントしていました。

* * *

今週末はショコラーデが一年前に出走したラベンダー賞もあります。そのときは時計が出やすい馬場だったとはいえ、函館で1:09.5。前走は京都、同じ1200で1:10.1。単純に比べてみても、やっぱり前走は力を出し切ったとは思えません。体調もそうですが、走る気持ちが戻っていてくれるといいですが。

レースは11頭立て、とはいってもかなりメンバーが揃いました。OPでいい走りをしていた降級組もいます。なんとか52kgという軽量を活かして好勝負してくれればと思います。和田騎手に戻ったのもいいですね。

明日は京都競馬場で応援です。土曜日なのが少し残念。WIN5の対象レースで走ってキャリーオーバーに貢献してほしかったな。

2011/07/20

BRF&CVF セレクションセール落札馬

昨日今日とセレクションセールがありました。今年から当歳セッションがなくなり1歳馬のみの市場となりました。ビッグレッドファームとコスモヴューファームの落札馬は以下です。価格は税抜のものです。

ビッグレッドファーム落札馬
ヒンギスの22 父フレンチデピュティ 牡 1300万円 (カタログ 画像

シルクメガヒットの2010 父クロフネ 牡 1700万円 (カタログ 画像

ラブアクチュアリー2010 父アルデバランⅡ 牡 780万円 (カタログ 画像

タイキダイヤの2010 父ネオユニヴァース 牡 850万円 (カタログ 画像 )

ウィギングの2010 父ネオユニヴァース 牡 610万円 (カタログ 画像

ラストドーターの227 父サウスヴィグラス 牡 620万円 (カタログ 画像

カズサヒロインの2010 父ゴールドアリュール 牡 560万円 (カタログ 画像

イヴニングミストの2010 父ゴールドアリュール 牡 1550万円 (カタログ 画像

ハギノディアマンテ2010 父スウェプトオーヴァーボード 牡 350万円 (カタログ 画像

ル―二― 父ニューイングランド 牡 400万円 (カタログ 画像


コスモヴューファーム落札馬

シルクテンダー2010 父クロフネ 牝 400万円 (カタログ 画像

スローアキッス2010 父グラスワンダー 牡 1250万円 (カタログ 画像

サンキンレター2010 父デュランダル 牡 910万円 (カタログ 画像

エンベゼル2010 父ゴールドアリュール 牡 400万円 (カタログ 画像

キャニオンリリーの2010 父タニノギムレット 牡 1100万円 (カタログ 画像

牝馬がわずか一頭で残りは全て牡馬ですね。芝向き、ダート向き、短距離向きとバランス良く買った印象です。これまでは落札者がBRF、CVFはほとんど関係なくラフィアンの二次募集に入ってきていましたが、今年はCVFのウイン買収の件があります。BRF落札はラフィアン、CVF落札はウインとはっきりと分かれるでしょうか?

セレクトセールではCVFはなしで、BRFが5頭落札していました。まだ二次募集&ウイン募集には足りないだろうから、後はサマーセールや八戸市場で仕入れることになるでしょう。

マイネルエクレウス 2歳馬とは思えない動き

7/19 火
マイネルエクレウスは、真歌トレーニングパークで調整中。坂路でキャンター1500m1本の運動を再開しました。大して馬体を緩めていなかったこともあり、乗り込みがトントン拍子で進み、先日はMギブソン、イグゼキュティヴとの本格的な追い切りを消化。2歳馬とは思えない動きが見られ、最後方からびゅんと伸びて先行した2頭に先着しました。過去の募集馬を含めても、ロージズインメイ産駒の中では、この馬が一番の瞬発力の持ち主かもしれません。馬体重は458キロ。

* * *

エクレウスは出資馬ではないのですが、今日の近況がすごかったので取り上げてみたいと思います。ここまでの近況は久々に見た気がします。ツアーの時も社長は古馬と併せて互角以上の動きを見せていてG1級なのは間違いないとまで言っていました。ただ、距離に関してはやってみなければ分からないとも。

昨年はプレイがマイネルラヴ以上の動きと最上級の評価を受けていましたが、残念ながら重賞を勝つまでいっていません。やっぱり走ってみなくては分からないのですが、出資馬ではなくても期待は高まります。私の今年の2歳馬はみな牝馬でエクレウスと競合することはないだろうし、この馬にはラフィアンのため、ロージズインメイのためにぜひ活躍してほしいと思います。



ヴォヤージ 馬体も成長してきた

7/19 火
マイネヴォヤージは、ビッグレッドファーム明和で調整中。坂路でキャンター1100m1本の運動をしています。心肺機能や筋肉も一定のレベルに向上し、そろそろペースアップを行っても良さそうです。主任は「落ち着いて走ることができるし、能力を感じる。以前に比べると背が伸びたと思う。もう攻めて行ってもいいレベルだと思う」とコメントしていました。馬体重は428キロ。

 

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ヴォヤージもパティのように馬体の小ささが課題でしたが、最近は安定してきました。今の時点で428あればまずまずだと思います。

ツアーでは直接スタッフの方々に話を聞くと、けっこう併せて追っていたみたいですけど。この近況では強い調教はこれからといった感じです。でも、入厩まで着実に近づいていますね。

↓先月の放牧中のヴォヤージ。数値は増えたけどまだ細く見えるかな。


パティ これまでで一番ふっくら

7/19 火
マイネパティは、コスモヴューファームで調整中。3週間ほどの昼夜放牧を切り上げ、先週末に坂路入りを開始しました。ゆっくりさせたことで丸みのある馬体に変わっています。馴致終了後からいままでの中では一番ふっくらした状態にあり、乗り出した日の計量では420キロでした。休養期間に蓄えた脂肪を、今後の鍛錬で筋肉に転換できれば理想。調教に取りかかっている現在もできるだけ多くの青草を摂取させるようにしています。

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追い切りをするとすぐ減ってしまい、これまで放牧を度々挟みながら調教を続けているパティ。今回の放牧後の馬体重、420kgはこれでも過去最高です。Twitter情報によると体重が増えるに伴いしっかりとして背中も良くなってきているみたいです。パティの場合に第一に馬体重、これからの調教でなるべく減らないで身になってくれと願うのみです。



2011/07/19

ディープインパクトの登場がラフィアン低迷の原因?

先月のラフィアンツアー、パーティの二次会でのこと。最近のラフィアンの成績の低迷の原因についての話題もあった。もちろん原因は一つではなく様々な複合的要因であることは間違いはない。あくまでその中の一つということだが、ある明和の調教スタッフ、馬乗り10年のベテランの方はこのように話した。「ディープインパクトの登場で大きく変わった」と。私では思いつかない意見だったので今回記事にして考察してみたい。
 

もちろん、これだけでは何のことだか分からない。その方が続けて言うには「ディープインパクト以来、その鮮やかに追い込むレースっぷりを真似たスタイルの騎乗がかなり増えた。そしてスローペース症候群が加速した。」ということらしい。馬乗りの方らしい観点である。自分はこれまでこのような視点で競馬を見ていなかったので、本当にそうなのかよく分からない。個人的にはアドマイヤベガやエアシャカールの頃から既にそうだったような気もするし、ちょうどディープインパクトの頃からサンデーサイレンスも亡くなり、その孫が大幅に増えた時期とも重なるので、そのせいもあるかもしれない。
 

まだ、これが何故ビッグレッドの低迷に繋がるのか分かるまい。よく言われているように、ビッグレッドの得意の種牡馬としてブライアンズタイムやグラスワンダーのロベルト系があり、サンデー系は活躍馬があまり出現せず相性が良くないのではというデータがある。現にラフィアンの賞金獲得ベスト10にサンデー系はいないし、ベスト50まで見ても5頭しかいない。ちなみに現在のベスト50はちょうど総賞金1億円超えのラインとほぼ重なる。
 

それぞれを特徴を簡単に言えば、ロベルト系は長くいい脚を使う持続型であり、サンデー系はスローペースで鋭い切れ味を見せる瞬発力型である。ラフィアンの最近の活躍馬を挙げてみると、まずグラスワンダー産駒のマイネルスケルツィとマイネルレーニア。この2頭は典型的なマイネルの活躍馬と言える。マイル前後の距離を逃げに近い先行で押し切るスタイルの馬達である。他には、コスモバルク、コスモサンビーム、マイネルチャールズ、マイネルフォルケ、コスモファントムなどなど。これらの共通点とは、、そう、先行してそのまま押し切るタイプの馬ばかりなのである。もちろん中には例外もいるが、条件馬も含めてビッグレッドファーム(コスモビューファームも)の育成馬達は先行抜け出しのスタイルの馬が非常に多い。直線後方から鮮やかに追い込んで勝つオープン馬はほとんど思い浮かばない。このようになっている理由はもちろん調教の仕方にあるのかもしれないが、なぜこうなのか理屈は分からない。が、結果的にBRFには先行抜け出し、スピード持続型の馬が多く出てしまうのである。コスモバルク以来、縦列調教を取り入れてこの傾向から脱しようとしたみたいだが結果は出ていないようにみえる。
 

スピード持続型でも、メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、タップダンスシチー、シンボリクリスエスなどの最強レベルなら他の馬なんて関係ない。自分でスパートすれば勝ててしまうのだが、多くの一般OPや条件戦では、スローペースで上がりの競馬となると、早めに抜けだしてもサンデー系の瞬発力型にゴール前で差されてしまうことが多い。スローペースだからと言って単純に前にいれば有利とは言えないようである。もちろんハイペースの持続力の勝負になってもサンデー系でも強い馬は強い。あくまで統計的な傾向ということである。
 

私はこの瞬発力型ではなく持続型に向いているBRFの育成を悪いこととは思わない。立派な個性であると思っている。しかし、持続型はスローで瞬発力が不可欠なったクラシックよりもマイル以下のレースで有利に働くことが多い。またはスタミナ勝負となり瞬発力の優位性が薄れる長距離である。最近ではマイネルキッツやコスモメドウが出ている。残念ながらビッグレッドの最大目標であり、生産にも一番力をいれていて、かつ社台など一番ライバルの多い中距離路線に向いていないのだ。
 

私は昔からなんとなくこの傾向は分かっているし自分の好みもあるので、ラフィアンの牡馬では瞬発力の中距離型ではなく持続力のマイラー型に出資することがほとんどである。私としてはこのタイプをもっと増やして欲しいと思っているのだが。もしラフィアンからクラシック馬がでるとしても、ぜひミホノブルボンやサニーブライアンのような馬になってほしいものである。
 

2011/07/17

アルナイル 2戦目 伸び切れず5着

WINS梅田にて観戦。大阪はカンカンの猛暑でしたが函館は雨が降っていました。

私は前走は見ることができなかったので比較はできないですが、今回のパドックでのアルナイルは入れ込んでいるように見えました。丹内騎手が乗ってもチャカチャカしています。これが走りに影響していたのかどうかは分かりません。

今回はスタートダッシュは普通に決められて集団に取り付いていったのですが、7頭立てなのにスムーズな走りができず、直線を向くコーナーで他馬と接触(したように見えて)、大外をまわってしまいました。結果は5着。前走は6着でしたが12頭立てのもの。残念ながら実質後退してしまいました。

やっぱりアルナイルは少なくとも小回りの短距離は合っていないです。そしてもっと競馬に慣れてくれば必ず前進してくると思いますが。

* * *

丹内騎手「ゲートは出たがもたもたしていたし、勝負どころでも反応が鈍く、スムーズにギアチェンジできなかった。4コーナーで外に張られたこともあるが、もっとやれると思っていたのだが…」

2011/07/16

アルナイル 函館で2戦目

7/15 金

マイネアルナイルは、16日(土)、函館1Rの牝馬限定・芝1200mに引き続き丹内騎手で出走します。先週日曜日に肩の出がぎこちなくなることがあり、首から肩にかけての筋肉が硬くなっていましたが、月曜日の厩舎休日を経て火曜日にはその硬さがほぼ解消していました。中村師は「最初、今週の出走を見合わせようかと思ったが、水曜日にウッドで67秒台としっかり追い切れたので大丈夫と判断した。初戦よりも体が引き締まった感じがあるし、スタートして流れに乗れれば楽しみですよ」と話していました。
 

* * *


新馬戦から中一週での未勝利戦。前走と同じ距離です。アルナイルは前走6着で、他に2、5、8、12着馬も出走しています。他のレースの2着馬もいて、その両2着馬が人気になるでしょうかね。

前走はスタートで行き脚がつかずほとんど最後方からの競馬で追い込んで6着。今回は7頭立てだし、スタートダッシュが決められれば前進は間違いなしだと思いますが。丹内騎手も最近の函館で好調みたいだし期待しましょう。

やはり函館だとなかなか観戦へは行けません。。。明日はWINS梅田で観戦予定です。
 



ショコラーデ 好調時の走りに戻ってきている

7/6 水 鉾田

マイネショコラーデは、この中間も追い切りを織りまぜながら順調に乗り込まれました。現地では月曜日の3本目に強く促して追い切っており、ラスト1ハロンを13.2秒でまとめさすがと思わせる動きを見せました。主任は「状態は良さそう。成長分もあるけど、もう少し体が絞れればさらに良いのだが」と述べていました。馬体重は500キロ。最後の仕上げは吉田師に任せ、きょう6日(水)にビッグレッドファーム鉾田を出発しました。あす7日(木)の検疫で栗東トレセンへ入厩します。

 

7/15 金 栗東トレセン

マイネショコラーデは、栗東で調整中。坂路に入れると力んで走ってしまい、同馬本来の伸びのあるフォームで走れません。土曜日の坂路調教を最後にウッドコースなどのフラットコースを中心としたメニューに切り替えました。水曜日には単走で強めに追って強い負荷をかけており、吉田師は「2歳好調時の走りを取り戻しつつあると思う。今週も終いまでしっかりした動きを見せていて息もできていた。週末にも3頭併せで追い切って、来週はサッと流してレースに向かう予定」と話していました。

 

* * *


しばらく鉾田で調整して坂路で「さすがと思わせる動き」を見せるまでになっていたのですが、トレセンの坂路だと力んでしまっているというのが心配ですね。

「2歳好調時の走りを取り戻しつつあると思う」と吉田師に言われているということは、やっぱり骨折から復帰後の3戦は本調子ではなかったんでしょうね。本来予定していた中山の船橋Sはやっぱり回避して延ばして正解だったのでしょう。

次走は23日京都の彦根ステークス、1200mの予定です。これは応援に行けます。

 



2011/07/14

ウイン買収の続報

ウインレーシングクラブの経営権譲渡の件です。正式にウイン会員宛には書面の連絡がいったみたいですね。Twitterなどで得た情報をまとめてみると

・所属馬の週3の近況報告は週1に
ウインって週3回も近況報告のメールが連絡があったんですね。それがラフィアン流の週一報告(牧場だと2週に1回)になったら、会員の不満も噴出でしょう。ここはラフィアンの方も少し見習って欲しいところ。

・代表は岡田義広・岡田亜希子
義広さんは現コスモビューファームの専務ですね。亜希子さんとは多分奥さんでしょう。社長は義広さんとなりますが、おそらくは総帥が裏で(堂々と)関与することになると思います。ラフィアンの社長、紘和さんと競い合うことになるのでしょうか。

・1歳募集は10月に20~25頭ほど。市場取引馬が中心
この頭数は現ウインとほぼ同じみたいです。自家生産ではなくこれからセレクションセールやサマーセールで仕入れることになりますでしょうか。先日のセレクトセールは全てCVFではなくBRF名義でしたのでないかな。ラフィアンの2次募集用も仕入れなくてはいけないしBRF&CVFはこの夏セリで活発になりそうです。

・口数変更は明記なし
おそらくは現状の400口でしょう。ラフィアン会員からしてみればラフィアンのサブとして少し買う分にはこの方が都合がよいかもしれません。


さてさて、本当にどうなってしまうでしょうか。引き続き注目です。ラフィアン会員にもおそらく入会案内と募集馬のパンフレットは送ってきてくれますかね。

2011/07/13

セレクトセールでのBRF落札馬

昨日今日とセレクトセールがありました。とにかくエアグルーヴの2010(3億6000万)などディープインパクトが高値で売れまくりましたね。

ナカヤマフェスタ、そして元出資馬のマイネルクラッチの半弟のディアウインクの2011(父ディープスカイ 4,700万)。ナカヤマフェスタは1000万でした。この一族も値上がりしたものだ。。。

ディープスカイの全弟、アビの2010(父アグネスタキオン 5,000万)が広尾サラブレッド倶楽部が落札。広尾の掲示板見ると、この馬のことで随分と盛り上がっています。さすがダービー馬の弟。

さて、ビッグレッドファームの落札馬は以下。

■ 1歳馬
ピュアーフレームの2010 牡 父スペシャルウィーク 700万

シシーダルザスの2010 牡 父シンボリクリスエス 1,500万

ノンコの2010        牝 父タイキシャトル    900万


■ 当歳馬
フェリアードの2011   牝 父キングカメハメハ  1,200万

ミメティコの2011     牡 父King's Best     2,600万


1歳馬はこの秋の2次募集、当歳は来年の1次募集の候補ですね。フェリアードは2年続けての購入。ということは、今年募集のフェリアードの10はけっこういいのかもしれないです。ミメティコの2011はいかにもダービー向きの血統で面白そうです。

例年に比べると頭数が少なくなったと思います。やっぱりBRFは最近はセレクトセールよりも海外のセリの方に力を入れてそうです。

2011/07/10

CVFのウインRC買収の報道

「ウインレーシングクラブがコスモビューファームへ経営権譲渡へ」
サンスポの記事が出て、各種掲示板やTwitterではこの話題で騒然となりました。

先日のツアーで、ラフィアンの第2のクラブを作りたいという話が出ていましたが、それが早くも具体的な事となって出てきたってことでしょうか。以前は社台・サンデーのように実態は一つのクラブ的な構想を聞いていましたけど、この形だと、少なくともしばらくの間は名義的だけでなく実態も別クラブですよね。今はクラブの数に制限はないはずなので新クラブは設立できると思うのですけど、敢えて買収ということは新クラブの立ち上げは恐らくかなり手間がかかってしまうものなのでしょう。それにしても買収とはBRF&CVFも資金がありますね。クラブは分かりませんが、種牡馬事業の方はなかなか順調なのでしょうか。

もしこの買収が現実化するなら、一番の変化を受けるのは現ウインの関係者と会員の方ですね。私はウインの会員ではないし詳しくもないのでは、そちら側については何も触れられません。おそらくウインの現役馬はセゾンのときのように所属馬はラフィアン的な厩舎に転厩になるように思えますが。

ラフィアン会員側から見れば、セゾンのときと同じようにCVF生産馬や総帥が買ってきた馬が募集される機会が増えることにはなります。セゾンのときは提携でしたが、今回は買収なのでセゾンのように数年で終わることは多分ないでしょう。記事によると、勝負服や所有馬は変更ないとのことなので、運用形態もしばらくは400口でしょう。

記事にあるように、この秋の募集から本当にCVFの生産馬が募集になってしまうでしょうか?だとしたら、初年度だけにそれなりの質の馬を回さなければいけないはず。そうするとツアーで今回のラフィアンの一次募集馬は厳選に厳選を重ねて募集頭数を減らしたという言葉が揺らいでしまうことになるので残念ではあります。

今の形態だとラフィアンとは完全に別クラブとなるので、会費を別に払ってまで入会しようは今のところ思いません。馬選びの選択肢が増えるのはいいことですが、年に2頭ほどしか買わない私にとっては今のところはラフィアンだけ手一杯です。繁幸社長が新ウインの中心となるとセゾンのときのように総帥ファンの方々が大挙入会したりするのでしょうか。私はしばらく様子見ようと思います。まずは確定情報を待ちましょう。

2011/07/08

なんとも美しいタカラカンナの10

私が今回の申し込みで最終段階まで候補に挙がっていた馬の一頭にタカラカンナの10がいました。もし先日のコスモフォーチュンの10の抽選で外れた場合は、再度検討しようと思っていました。

3600万という価格、故障が怖いアグネスタキオン産など本来は出資対象にならない条件の馬なのですが、ツアーでその馬っぷりの良さ、その毛色の美しさに魅了されてしまいました。まさに黄金の馬という感じ。血統もルックスもなんとも華やかな女の子です。

結局は抽選が通ったので、出資する可能性はなくなりましたが忘れることができないでいます。これからもウオッチし続けることになると思います。



2011/07/07

コスモフォーチュンの10 抽選突破で出資確定

当初思っていたよりも人気となり、最終的な申し込みは161口。抽選倍率は約3.2倍で半ば諦めていて他の馬も色々検討していました。。しかし、なんと当選!かなり驚いてしまいました。昨年にも本馬の姉(マイネボヌール)に申し込んで抽選落ちしていたので、その無念も晴らすことができました。

ツアー前は本馬にはそれほど気にしていたわけではありませんでした。ダート傾向が強いと思い、牝馬でダート馬はあまり考えていなかったからです。しかし、ツアーで実際に見ると非常に良い馬っぷり。馬体も大きく見栄えがしました。社長も牝馬の中ではイチオシに挙げ、本馬は芝馬といいます。総帥の方も比較展示でかなり熱を入れて解説してすごい人だかりとなっていました。だからこそ今回の人気になったのでしょうが。当初から考えていたコウエイソフィアの10との二択で迷いましたが、
最終的には本馬に申し込みました。

両社長によると、本馬は大物というよりも、確実に走る、というタイプみたいですね。もちろん出資するからにはまずはクラシック(桜花賞)を夢見るわけですが。


2011/07/06

前期募集締切り そして抽選へ

今日がラフィアン前期募集の締切りです。今年は47頭中、満口馬は9頭。昨年は60頭中15頭くらいだったでしょうか。全体としても昨年よりも低調な売上なのは間違いないですが、補償制度がなくなることを考えるとまずまず検討したと思います。正直、もっと減ってもおかしくないとも思っていました。

私は申し込んだ2頭のうち、イセノトウショウの10は14口(クラブ保有分2口含む)。余裕で出資確定でした。コスモバルクの弟だし、少なくとも平均的には人気になるかなと思っていましたが、あまり人気になりませんでしたね。プリサイスエンドで2000万というのが割高に写ったのでしょうか。

もう一頭のコスモフォーチュンの10はなんと全体で3番人気。161口。当初から抽選になるとは思っていたけど、ここまで伸びるとは思っていませんでしたね。やっぱりツアーで総帥が吹いたのが効いたか。明日の抽選の倍率は3.44倍。昨年も姉に申し込んで落選してしまっているし、なんだか落ちる予感しかしていません。。。第一希望はイセノトウショウの方でしたし、落ちてもそれほどは気にしないことにします。

コスモフォーチュンとどちらにしようか直前まで迷っていたコウエイソフィアの10は95口で抽選になし。コスモフォーチュンよりも人気になるかな、と思っていたのでこの結果は少々意外でした。残り5口ですのですぐに埋まるでしょう。結果論で、コウエイソフィアに申し込んでおけば抽選なしで確定できたのですが、まぁこれは仕方ありますまい。これも運命。。。抽選落ちるのを見越して明日に速達で申し込んだりすれば取れるかもしれないですが、そこまでする気はありません。

2011/07/05

BRF&CVFの2011年度の生産馬と配合


繁殖名 繁殖の父  11年度の産駒 11年度の配合相手
性別生まれ
アイアイサクラペンタイアコンデュイット  牝 4/25ステイゴールド
アラームコールブライアンズタイムコンデュイット 牡 4/7ステイゴールド
アルカネットダンスインザダーク -コンデュイット
イクスキューズボストンハーバーマツリダゴッホ 牡 3/22マツリダゴッホ
イシノミューズ ラムタラ -コンデュイット
イットウリョウダンフサイチコンコルド -キングカメハメハ
ヴォルピアSki Champコンデュイット 牡 3/22マツリダゴッホ
エアリバティートニービンコンデュイット 牝 6/9コンデュイット
オカノスピカコマンダーインチーフ -ステイゴールド
オトメノイノリサンデーサイレンス -コンデュイット
カートゥーンリアルシャダイステイゴールド 牡 5/13コンデュイット
カバティーナゲイメセンマツリダゴッホ 牝 5/11 -
グラスフロンティアSaint Balladoアグネスデジタル 牝 3/21アグネスデジタル
グリークシアターアンバーシャダイコンデュイット 牝 3/7ステイゴールド
グレートキャティサクラユタカオーコンデュイット 牝 2/23ステイゴールド
ゲイリーピクシーRahyダイワメジャー 牝 4/12マツリダゴッホ
コウエイソフィアフォーティナイナーステイゴールド 牡 3/9ステイゴールド
ゴールドインザグラスAscot Knightディープインパクト 牡 5/6ディープインパクト
ゴールドフォイルラムタラステイゴールド 牝 2/17スペシャルウィーク
ゴールドリーフダイナガリバーアドマイヤマックス 牝 4/20 -
コスモヴァレンチマイネルラヴコンデュイット 牝 2/24コンデュイット
コスモエンドレススターオブコジーンマツリダゴッホ 牝 4/21マツリダゴッホ
コスモカメリアマイネルラヴステイゴールド 牡 2/27テレグノシス
コスモカラーズクロフネ -マイネルラヴ
コスモキャンディスシャンハイステイゴールド 牡 5/26ステイゴールド
コスモキャンドルジェニュインアグネスデジタル 牝 1/22コンデュイット
コスモキララタマモクロスマイネルラヴ 牝 4/16ロージズインメイ
コスモクラッベマイネルラヴ -マツリダゴッホ
コスモクリスタルマイネルラヴ -コンデュイット
コスモザガリアアグネスゴールドコンデュイット 牝 5/10コンデュイット
コスモジャイロMacho Unoアサクサデンエン 牡 5/30キンシャサノキセキ
コスモスカイライングラスワンダーマツリダゴッホ 牝 2/21ステイゴールド
コスモスプラッシュメジロブライト -マツリダゴッホ
コスモダンスナイトダンスインザダークコンデュイット 牝 3/25ロージズインメイ
コスモチェーロFusaichi Pegasusマツリダゴッホ 牡 4/15マツリダゴッホ
コスモディアレストマイネルラヴマツリダゴッホ 牡 3/21ステイゴールド
コスモディスティニフジキセキカンパニー 牡 5/10アグネスデジタル
コスモハナコIncludeアドマイヤジャパン 牝 4/27マツリダゴッホ
コスモパルムドールYonaguskaアドマイヤマックス 牡 3/17ステイゴールド
コスモバレンシアティンバーカントリーアグネスデジタル 牝 3/27コンデュイット
コスモフォーチュンマイネルラヴコンデュイット 牡 3/1ディープインパクト
コスモフライトロドリゴデトリアーノフジキセキ 牝 5/9マツリダゴッホ
コスモフライハイダンスインザダークコンデュイット 牝 1/19ブライアンズタイム
コスモプラチナステイゴールドコンデュイット 牡 2/3ハービンジャー
コスモブレッシングゴールドアリュールコンデュイット 牝 4/27アグネスデジタル
コスモフローラロージズインメイ -ステイゴールド
コスモベルFormal Dinner -グラスワンダー
コスモボヤージュピルサドスキーコンデュイット 牡 1/9 -
コスモマーベラスフジキセキコンデュイット 牝 3/18コンデュイット
コスモマゼンタスペシャルウィーク -テレグノシス
コスモミールヘクタープロテクター -コンデュイット
コスモランゲルスターオブコジーンマツリダゴッホ 牡 6/14 -
コスモリリーオペラハウスアドマイヤジャパン 牡 3/5 -
コスモルビーソヴィエトスターマツリダゴッホ 牝 3/17ステイゴールド
サマーアクトレスサクラバクシンオー -コンデュイット
サマーエタニティアドマイヤコジーンクロフネ 牡 4/13コンデュイット
サマーミッドナイトワイルドラッシュマツリダゴッホ 牝 5/30ステイゴールド
シャイニングムーンエリシオステイゴールド 牝 5/2コンデュイット
シルワナNashwanステイゴールド 牝 4/29 -
スーパーアフリートアフリートコンデュイット 牝 4/21ステイゴールド
スマイリングルーラダンスインザダークコンデュイット 牝 4/1 -
センターライジングヘクタープロテクターマツリダゴッホ 牝 2/21コンデュイット
ダイイチアピールサンデーサイレンスコンデュイット 牡 4/25コンデュイット
ダイイチコパンサンデーサイレンスコンデュイット 牡 2/24コンデュイット
ダイイチサザンサンデーサイレンス -メイショウサムソン
ダイイチシガートニービン -コンデュイット
ダイイチビビットトニービンスクリーンヒーロー 牝 5/15ダイワメジャー
タイグビジンソウパラダイスクリーク -コンデュイット
タイノーブルレディロイヤルアカデミーIIチチカステナンゴ 牡 3/23ソングオブウインド
タカラカンナサッカーボーイ -コンデュイット
タニノミリオネーヤサンデーサイレンス -コンデュイット
チャンネルワンポリッシュネイビーゴールドアリュール 牡 4/11ステイゴールド
ドラールフローランHallingアドマイヤマックス 牝 3/10ステイゴールド
トライトップゴールミルジョージコンデュイット 牡 3/13マイネルラヴ
ナイスカットエルハーブ -コンデュイット
ニシノサチヒメサンデーサイレンスチチカステナンゴ 牝 5/4コンデュイット
ネイチャートレイルフレンチデピュティマンハッタンカフェ 牝 2/4ダイワメジャー
ノーチェリンダBarkervilleコンデュイット 牡 1/21マツリダゴッホ
パツィエンザAraziディープインパクト 牡 6/16コンデュイット
ハナノメガミサクラユタカオースペシャルウィーク 牡 3/25コンデュイット
バンブーユキヒメGulchアドマイヤジャパン 牡 5/1マツリダゴッホ
ピサノサンデーサンデーサイレンス -タニノギムレット
ビンゴハナコパークリージェントコンデュイット 牝 4/6コンデュイット
ブライトンビコーフォーティナイナーマツリダゴッホ 牝 3/26 -
フリーヴァケイションFly So Freeダンスインザダーク 牝 4/24マツリダゴッホ
プリティコンシエロConquistador Cieloオペラハウス 牝 4/12マツリダゴッホ
プリマダンサーグルームダンサーアドマイヤマックス 牡 5/29 -
ベリーリズミックダンシングブレーヴコンデュイット 牝 2/3コンデュイット
ホクトスプライトトニービンコンデュイット 牡 5/9ステイゴールド
ポンテディリアルトアグネスタキオン -コンデュイット
マイネアクティースタマモクロスアサクサデンエン 牝 3/3コンデュイット
マイネアモーレアンバーシャダイステイゴールド 牡 5/2ステイゴールド
マイネアルデュールアドマイヤコジーン -ステイゴールド
マイネインティマタニノギムレットコンデュイット 牡 3/17コンデュイット
マイネヴィータナリタブライアン -コンデュイット
マイネヴィーナススターオブコジーンアドマイヤジャパン 牝 4/20マツリダゴッホ
マイネウインクスペシャルウィークメイショウサムソン 牝 2/14ロージズインメイ
マイネエアウエイブライアンズタイム -コンデュイット
マイネエストレヤスターオブコジーンコンデュイット 牡 3/24コンデュイット
マイネエスポワールアグネスデジタル -マンハッタンカフェ
マイネガイアサンデーサイレンスコンデュイット 牡 4/21マヤノトップガン
マイネカレッシュスペシャルウィーク -シンボリクリスエス
マイネカンナアグネスタキオン -コンデュイット
マイネサマンサディアブロコンデュイット 牝 3/5コンデュイット
マイネサンサンスペシャルウィークコンデュイット 牡 1/27チチカステナンゴ
マイネジャーダジェイドロバリーステイゴールド 牝 2/5ブライアンズタイム
マイネシャーナスターオブコジーンコンデュイット 牡 3/15ステイゴールド
マイネシャリマームタファーウエクコンデュイット 牝 4/18コンデュイット
マイネシャローナコマンダーインチーフステイゴールド 牝 3/20マツリダゴッホ
マイネシャンゼリゼトウカイテイオーステイゴールド 牡 3/6ソングオブウインド
マイネシンデレラタマモクロスアドマイヤマックス 牝 4/27 -
マイネソーサリスブライアンズタイムコンデュイット 牝 3/17コンデュイット
マイネディアマンテマヤノトップガンアドマイヤマックス 牝 4/16ロージズインメイ
マイネディーバトウカイテイオー -アドマイヤマックス
マイネデセールマイネルラヴ マツリダゴッホ 牡 4/13マツリダゴッホ
マイネテレジアロージズインメイ -コンデュイット
マイネトゥインクルムタファーウエク -ディープインパクト
マイネトップレディムタファーウエクステイゴールド 牡 5/10マツリダゴッホ
マイネヌーヴェルブライアンズタイムコンデュイット 牡 2/16ハーツクライ
マイネビクトリアトウカイテイオーステイゴールド 牝 3/1ソングオブウインド
マイネピュールジェニュインロージズインメイ 牡 4/4コンデュイット
マイネブリリアンサッカーボーイコンデュイット 牝 1/22グラスワンダー
マイネベクルックスアグネスタキオン -コンデュイット
マイネポリーヌスペシャルウィークブライアンズタイム 牝 4/3バトルプラン
マイネマスカレードウォーニングマツリダゴッホ 牡 3/1マツリダゴッホ
マイネミモーゼブライアンズタイム -コンデュイット
マイネメリアンパントルセレブルステイゴールド 牝 2/26マツリダゴッホ
マイネラロンハアグネスデジタル -ステイゴールド
マイネランデブーアグネスデジタル -ジャングルポケット
マイネルーシッドスキャンマツリダゴッホ 牝 3/22ロージズインメイ
マイネルーチェスペシャルウィークコンデュイット 牝 3/24コンデュイット
マイネレーツェルステイゴールド -キングカメハメハ
マイネレプリークアフリートコンデュイット 牝 2/12コンデュイット
マチカネレダデインヒルマツリダゴッホ 牡 4/17ステイゴールド
マンデームスメサンデーサイレンスコンデュイット 牝 2/22コンデュイット
マンバラLinamixコンデュイット 牡 4/2マツリダゴッホ
モエレカトリーナゴールドヘイローブライアンズタイム 牡 3/19コンデュイット
ラヴァリーフリッグマーベラスサンデーコンデュイット 牝 4/11ハービンジャー
ロモーラNijinskyマツリダゴッホ 牡 3/17コンデュイット



ツアーで貰った資料や、Shinpiさんからの情報を元に加工。自分用のメモでもあります。

こうして見るとビッグレッド(コスモビュー含む)も一昔前と比べて質量ともに随分と向上してきていると思います。(それでも質は社台には遠く及びませんが。)

この表の中から来年、そして再来年の募集馬が多く現れることになります。

アルナイル 中一週で2戦目を予定

7/4 月
マイネアルナイルは、2日(土)、函館5Rでデビューし、6着でした。本来はもう少し距離があった方が良いと思われますが、しばらくは適当なレースがないため、次走は16日(土)牝馬限定・芝1200mを予定しています。

* * *

アルナイルは中一週で2戦目を予定。距離は新馬戦と同じ1200m。長いほうがいいかもしれないけど、牡馬混合で1800を走るよりは牝馬限定の1200の方がやっぱり可能性はありそうですね。

母コスモキララも函館3週目の1200デビューで、中一週で2戦目の1200を使う過程もまったく同じ。母は2戦目で勝ち上がれましたけど、アルナイルはどうでしょうか。アルナイルにプレッシャーをかける気はないのですが、母とそっくりの過程を辿っているのでついつい比べてしまいます。

2011/07/03

アルナイル デビュー戦は6着

丹内騎手「ゲートは出るのだが行き脚が全然つかなかった。厩舎と相談して試験後も練習を繰り返していたのだが。でもエンジンがかかるとそれなりに脚は使える。課題はスタートですね」

 

中村師「管理していた母親も、未勝利のときはいつもきょうみたいに後方で直線だけで追い込んでくる馬だった。似るものなのかな。レースの上がりが36秒。前がバテているのもあるので手放しでは喜べないが、良いものは持っている。きょうのレースでダッシュを覚えてくれれば良いのだが」

* * *

用事でライブ観戦できず、レースを観たのは夕方家に帰ってから。12頭立てで8番人気でした。スタートでまったく行き脚がつかず、ほとんど最後方からの競馬。直線を向いたときにもまだ最後方から2番手。直線の短い函館でよく6着まで追い込んでくれたと思います。牧場でスタッフの方々が言われていたとおり、スタートで速いタイプでない、1200mは短いかもしれない、という懸念がそのまま出てしまいましたね。しかし入厩3週目での初レース、最速の上がりを見せてくれましたし、次走はスタートダッシュさえ改善してくれれば上昇を期待できそうです。

函館の2歳戦は芝だと1200と1800しかありません。距離が伸びた方がいいのは間違いなのでもしかして1800を使ってくるでしょうか?それはそれで少し長い気も。


中村師が「母親も、未勝利のときはいつもきょうみたいに後方で直線だけで追い込んでくる馬だった」とありますが、母コスモキララは2戦目で勝ち上がりましたので「2勝目をあげるころまでは」が正しいと思われます。

2011/07/02

アルナイル 明日デビュー

7/1 金
マイネアルナイルは、2日(土)、函館5Rの牝馬限定・芝1200mでデビューします。先週日曜日に来週デビュー予定のMサムアップをパートナーに終い重点で強めに追って、最終追い切りは今週日曜日のレースでデビューする僚馬に先行して直線で馬体を併せました。稽古を付けた丹内騎手は「跨がった感じはそうでもないが、キャンターを経てギャロップに行くと感触が変わる。気が良いので馬体を併せると前向きになるし、実戦向きなのかもしれませんね」とコメント。中村師も「正直もう少し距離が欲しい感じかな。使いながらのタイプのように思うが、だいぶしっかりしてきたので頑張って欲しい」と述べていました。

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いよいよ明日、私の2歳馬の中ではアルナイルが初陣を切ってデビューすることになりました。ここまで特にトラブルも順調にこれたことは本当に何よりです。

ツアーで明和のスタッフの方にアルナイルのことを聞きますと、牧場での動きはなかなかよかったそうです。ただスタートから速いタイプでないので1200mは短いかもしれない、と。また入厩してからそれほど目立った動きを見せていないことを心配していました。が、今週になって良くなってきたみたいですね。

距離のこともありますし、入厩後わずか3週でのレース。ここを叩いて、という感じかもしれません。私も今回は気楽に応援しようと思います。しかし、用事があってライブで観ることはできないのですが。。。

でも、他にこれといった評判馬はいないようですし、期待ももちろんあります。もしこれで勝ってくれたら今後がとても楽しみになりますね。

円山動物園 (in 札幌)

本ブログでラフィアンと競馬に直接関係ないことを記事にするのは初めてかもしれません。もし動物に興味があったらお付き合いください。

私は動物好きで国内外問わず動物園、動物関係の施設にはよく行きます。昨年のツアー時も前後に札幌の円山動物園と旭川の旭山動物園に足を運びました。この二つの動物園は競いあって発展しているようで、お客と動物のことをよく考えて見せ方やサービスを工夫していると思います。旭川は札幌から遠いので行くのは丸一日がかりとなります。今年は円山の方のみに行ってまいりました。(ただ、マルヤマンはどうかと思う。。。)

最近はJRAのJapan World Cupでもアニマル国際(G2)たるネオサラブレッド(動物)限定のレースとかできたりしてますからね。(と無理やり競馬と関係付けてみる。) さて、ほんの少しですが写真を載せてみます。

ピーピードーナッツ?ツアーでサラブレッドを見た後にポニーを見るととても小さく思えてしまいますね。でも同じ馬の仲間。子供なら乗れそうです。


凱旋門賞馬ジラフ? 現在、この動物園でおそらく一番の人気者。キリンの親子です。馬のとねっこもそうですが、動物の赤ちゃんはとても可愛いものです。他にもシロクマやニホンオオカミの赤ちゃんがいましたね。


コモドペロペロ?カメレオンらしいですが、保護色になっていないカメレオンってこんなに派手で綺麗な色をしてたんですね。


もし一口クラブのツアーなどで札幌にも寄られる方は是非足を運んでみてください。とてもリラックスできて癒されると思いますよ。

2011/07/01

イセノトウショウの10 出資当確

ラフィアンの前期募集の締切りは来週の火曜日で、それまで申し込んだ馬の出資は確定しないのですが、イセノトウショウの10は思っていたよりも伸びはなく現在わずか7口。これなら抽選になることはなく出資は確定的でしょう。NHKが選挙速報で番組開始直後に開票率1%でも当確をだすようなものですね。

人それぞれ自分の理想とする(一口の)競走馬像があって、それに近い馬に出資することが多いと思われます。私はそれが牡馬の場合は「芝ダート両方こなせるスピードタイプ」となります。一口馬ではないですが、アグネスデジタルはまさにその最たる例だと思います。出資馬のマイネルメガロス(父アドマイヤマックス、母父フォーティナイナー)もこの考えで出資したものですし、昨年に出資を考えたマイネルギガス(父アグネスデジタル、母父サクラユタカオー)もそうでした。今年の募集馬で一番このタイプにマッチすると思っていたのがこのイセノトウショウの10でした。

母イセノトウショウはPrincely Gift系種牡馬を3代連ねられて、まさにスピードが凝縮したような血統。母父トウショウボーイはもはや古い血と言えますがそのスピードは現在の競馬でも通用しています。それにフォーティナイナー系のパワーを兼ね備えたスピードタイプのプリサイスエンドが付きました。血統表だけ見ればまさに芝ダート両方こなせるマイラーと言った印象です。現にプリサイスエンドから芝ダート両方で勝っている馬も何頭か出ています。もちろん兄にコスモバルクがいるということも大きなアドバンテージです。

ツアーで社長たちにこの馬について色々とお尋ねさせていただきました。まず、本馬とコスモバルクの間にもブルーアンビシャスやブーケドロゼブルーなどの兄弟が産まれています。社長たちもそれらは生産者の加野牧場さんから見ていたのですが、馬の質と提示価格との折り合いがつかず購入までは至らなかったそうです。それが今回は馬の質もいいし価格も出せるということで購入したそうです、ちなみに仕入れ価格は1200万だとか。プリサイスエンドにしてはなかなか高額です。

社長たちから聞いたことをまとめてみますと

紘和社長 … スピードはあるけど適性はダートよりも芝の1800以上と見ている。

繁幸社長 … 芝ダート関係なく2000mまでなら何でもこなせる。

義広専務 … 募集馬の中で一番のスピード馬かもしれない。短距離タイプ。

と、みんなバラバラ…。まあそれだけ様々な可能性を秘めているということでしょう。実際にどの舞台が最適なのかを含めて楽しみです。それに3人に共通していることはスピードがあるということ。やはりこれが競走馬にとって最重要なファクターです。3人ともがスピードがあると言ってくれたならハズレの可能性もそれだけ低いはず?

体型についてですが、体高153cm、体重381㎏となっていて牡馬の標準かやや大きい程度です。社長もパンフレットにある3歳の推定馬体重510㎏は言い過ぎたかもと言っていました。他にスタッフの方に聞きますと、外の牧場から来たばかりで今は痩せているが、これからまだまだ大きくなれると言っています。兄のマイネルプリンス、コスモバルクは共にうるさい馬だったが、本馬は兄たちに比べたら大人しいと。また馬体はコスモバルクにとても似ているらしい。コスモバルクのレベルになることは相当難しいですが、コスモバルクの長年タフに走っているところが似ていてくれたら(今もまだ現役ですね。。。)、長く楽しめる馬になってくれると思います。

今年のダービー出走馬は全馬サンデーサイレンスの孫だったように、今はどこもかしこもサンデーだらけです。ラフィアンの募集馬でさえ(取り消し前の)51頭中39頭がサンデーの血を持っているほどです。父も母も日高血統でサンデーを含んでいない本馬。もし活躍してくれたならこれほど痛快な血統はないと思います。色々な方向から楽しめる馬だと思います。

競走馬のふるさと案内所での紹介
BRFブログでの紹介




ショコラーデ 7/23の彦根Sが目標

7/29

マイネショコラーデは、ビッグレッドファーム鉾田で調整中。坂路でキャンター600m3本の運動をしています。現在の基本は1本目が20秒、2本目が17秒、3本目が15秒のペース。最近はこのメニューに、2本連続15秒で駆け上がる乗り込みをプラスしています。主任は「(手綱を)持ったままでゴールできているし、脚取りも素軽くなってきていますよ」と話していました。馬体重は498キロ。吉田師とは「(7月23日の)京都の彦根S・芝1200mで」と打ち合わせています。

 

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順調だったなら昨日のツアー中に船橋Sに出走予定だったショコラーデ。体調落ちしたために鉾田入りして調整を進めていましたが、今は調子も良く順調にきています。馬体重も良い具合に増加して成長しているかもしれません。前走は476㎏です。

出走予定の彦根Sは準OP、この日のメインレースです。もしここを勝ってくれたらサマースプリントシリーズへ出走できるのですが。。勝ってくれたらそれに越したことはないですが、まずは前走のようにハミを取らなかったりするようなことがなく、なんとか復調してほしいと思っています。