2011/05/02

春の天皇賞に思う

今日の春の天皇賞、ビッグレッド関係としてマイネルキッツ、コスモメドウ、コスモへレノスの3頭が出走。その中でコスモメドウが競走中止で予後不良となんとも可哀想なことになってしましました。将来が有望な馬だっただけに残念です。。

さて、それとは別にレース展開の方。最近の中長距離のみならずマイル戦まで、スローペース症候群と言われて久しいですが、今日のレースはスローペース症候群ここに極めりとも言えるようなレースでした。中団のラップに13.9があるという超スロー。先頭が何度も入れ替わるのは展開は、単にスローすぎて抑えきれなくなっただけ。唯一、ナムラクレセントの和田騎手だけは自ら動いて先頭に立ったように見えましたが、あとはひどいものでした。変則のスローペースに惑わされず?勝利したヒルノダムールはそれなりに讃えられるものです。しかし、今日のレースはアミューズメントやバラエティとしては面白いものでしたが、頂上決戦のG1レースとしての面白さはまったくないものでした。

たま~に良い長距離戦もあるかもしれませんが、こういうレースが続くようなら、今の日本には長距離戦は不要と思わざるをえないですね。最長は2400mで十分。いや、昨年のエイシンフラッシュが勝った超スローのダービーを思うと、最長は2000mでもいいかもしれない。今の競馬で2000mの勢力図はほとんど変わらずに2400でも通用してしまうでしょ?

とは言っても、3000mを超える菊花賞や春の天皇賞はなくなることはないと思います。JRAにこれらのレースを改革する勇気はないでしょう。ただ価値がどんどん下がっていくだけで、短距離中心のオーストラリアへメルボルンカップがお祭りレースとしてあるように、日本の長距離戦もチャンピオンや種牡馬選定のレースとはかけ離れたものとして、しばらくは残っていくことと思います。

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