2011/01/24

10年度産はアドマイヤマックスの勝負の世代

ラフィアンの今年の10年度産の募集で一番注目のビッグレッドの種牡馬は言うと、、、それはアドマイヤマックスなんです。

はっきり言って産駒達は地味です。大物はまだいません。繁殖に恵まれない中で堅実に勝ち上がる面もありますが、、、やはり物足りない面は否めません。肝心のウチのマイネルメガロスもまだ勝っていませんが、そのうち勝ち上がってくれると思っています。

成績以外でアドマイヤマックスに対して期待はずれだった面もあります。それは産駒達が想像以上に距離が持たないこと。勝ち星の多くが1200~1400のスプリント戦を占めています。アドマイヤマックスはG1はスプリントの高松宮記念のみですが、1800mの東京スポーツ杯2歳Sを勝ったり、セントライト記念で2着など中距離の実績もあったので、マイラー寄りかと思っていましたが、予想以上にスプリンターでした。気性が燃えやすいわけでもないのですが。


そんなアドマイヤマックスだけど、今年の募集馬はまた見直して考えてみることにします。この世代が種付けされた2年前は、牧場でデビュー前のロージズインメイの初年度産駒達が調教で思ったほど良い動きを見せていなくて、アドマイヤマックス産駒達の調教が良い評価を受けました。そのためロージズ産駒が半減して、代わりにアドマイヤマックスと、あとステゴールドの繁殖が質量共に増加。この世代のビッグレッドの生産馬(コスモヴューを含む)はアドマイヤマックスが繁殖で一番恵まれたと思います。重賞勝ちほどの質はないですが、母達はビッグレッドの繁殖の中では良いものを集めた印象です。


性別  母名          母父       母の勝利数
牡 イシノミューズ      ラムタラ        6勝

牡 コスモカメリア      マイネルラヴ     1勝

牡 コスモキャンディス   シャンハイ       2勝

牡 コスモハナコ      Include        1勝

牡 シンコウカリビアン   Meadowlake    3勝

牡 スプリングダイアナ  メリーナイス       2勝

牡 タイグビジンソウ    パラダイスクリーク  4勝

牡 マイネアイル      Candy Stripes   6勝

牡 マイネシンデレラ    タマモクロス     1勝

牡 マイネメリアン     パントレセレブル   0勝

牡 マイネヴィーナス    スターオブコジーン 1勝

牝 ゲイリーピクシー    Rahy         3勝

牝 コスモエンドレス    スターオブコジーン  0勝

牝 コスモディアレスト   マイネルラヴ      0勝

牝 コスモミール      ヘクタープロテクター  3勝

牝 コスモルビー      ソヴィエトスター    1勝

牝 ダイイチシガー     トニービン       2勝

牝 プリマダンサー     グルームダンサー  3勝

牝 マイネジャーダ     ジェイドロバリー   3勝

牝 マイネルキナ      ブライアンズタイム 0勝

牝 マチカネレダ      デインヒル      3勝


一昨年のツアーでは、繁幸前社長がアドマイヤマックスに熱を入れていて、アドマイヤマックスでダービーを取ると意気込んでいました。配合次第で距離は持つと。しかし、その後すぐにコンデュイットを購入することになりアドマイヤマックス熱は冷めたようです。当然、繁殖に恵まれたのも一年限り。そういうわけでこの世代はアドマイヤマックスにとって勝負の世代となるのです。


恐らく、今年の募集は会員の人気を考えて好調に見えるステイゴールド産駒を目玉にしたラインナップになると予想しています。それで逆に地味なアドマイヤマックス産駒が厳選されて募集されることになったらさらに狙い目に見えます。イシノミューズ、マチカネレダあたりは血統的に好みなのでぜひ募集馬に入る出来であってほしいです。でも、上記の生産馬は母系が短距離系の馬が多いのでどの馬でもクラシックを狙うのは難しそうですけど。。。

↓は昨年のツアー時のアドマイヤマックス。近づくと襲いかかってくるステイゴールドと違い、アドマイヤマックスは甘えて近づいてくる穏やかな性格。産駒にもその気性の穏やかさはよく伝わっています。




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