マイネルクラッチは、私のラフィアン初勝利馬で初特別勝ち馬でもあり、これまでのところ一番の活躍馬です。ある意味、初出資馬でもあります。以前は親と一緒に一口やっており、私一人で独立して入会して初出資した馬になります。
マイネルクラッチ
牡/鹿毛/2004年4月3日生まれ/生産:新井牧場/1700万円
父:スクワートルスクワート/母:ディアウインク/関西:吉田直弘
戦績:31戦[3-5-4-19]/総賞金:7,737.1万円/主な勝ち鞍:月岡温泉特別(1000万下)
(2010年5月24日 現在)
マイネルクラッチ(募集名ディアウインクの04)は、サマーセール2004の1歳のせりでBRFに870万円で落札されその年の二次募集に入りました。本馬を選んだ決め手は、、、よく覚えていないところもあるんのですが、私はスピード血統、父の初年度産駒が好きなのでそれに当てはまったことがあります。父スクワートルスクワートはBCスプリントを勝ったミスプロ系の生粋スプリンターだけど、母父は芝マイル~中距離型タイトスポット、母母父デインヒル。血統表全体で見るとマイルもこなせそうに思えました。そして実際にクラッチはマイルが主戦場になります。
クラッチは調教を始めた当初はクラブの近況コメントも目立つことはなにもなく淡々としています。ところが2歳7月に坂路でよい動きをするようになったと急にトーンアップ!そのまま栗東の安藤厩舎に入厩することになります。9月小倉1200mでデビューするもハナ差の2着。しかし次の京都1200で早くも勝ち上がりました。その後、3歳の春までは主にマイル路線を進むことになりますが、やはりこの時期はクラシックを目指す素質馬の多くも500万下にいるためなかなか2勝目をあげることができません。後のG1でも活躍するルミナスハーバー、トーセンキャプテン、スズカコーズウェイらとも対戦し、善戦はするも壁を超えることはできませんでした。
3月のさわらび賞の後、放牧に出されその間に安藤厩舎は定年による解散、所属が現在の吉田厩舎となりました。7月新潟の平場500万下(1400m)で復帰し、春の強敵相手に戦ってきた戦績が評価され初の古馬との対戦も一番人気。それに見事に応え二勝目をあげました。これは吉田厩舎にとっても初勝利となりました。続く昇級戦も同じ新潟の月岡温泉特別(1000万下、1600m)。前走と同じ田中浩康騎手が手綱をとり、ハナを奪い終始先頭を走りそのままの逃げ切り!なんと連勝しました!!
クラブの近況を見ていると吉田厩舎はよくクラッチの面倒を見てくれているのが分かります。時間をかけて歩かせたりプールも使ったり労力をかけて運動量を確保してくれているのがわかります。またクラッチのパドックではいつも吉田先生自らが手綱を持って二人引きでクラッチを歩かせています。クラブの人が言うのは真面目すぎるくらい真面目な先生だそうです。クラッチは厩舎(と私)にとって初勝利馬で初特別勝ち馬でもあるので思い入れを持っているのかもしれません。また準オープンの身でありながら香港やドバイのレースにも登録してくれたこともあります。吉田先生は角居厩舎で修行したらしいので海外志向も高いのかもしれません。(海外の夢はメガロスとショコラーデに託すことにします・・・)
残念ながらこれまでのところクラッチの活躍のピークはその連勝時で、それ以来勝利をあげられていません。掲示板率は高く堅実に頑張ってくれてはいるのですが。しかしいつ勝ってもおかしくはなく、できればもう少し運もほしいです。あとクラッチは騎手に恵まれている方だと思います。今までも武豊、岩田、内田などのリーディングレベルの騎手や、ルメールとキネーンの世界トップクラスも乗ってくれたことがあります。キネーンが乗ったのはワールドジョッキーシリーズのゴールデンサドルTで惜しくも5着でした。実はそれがキネーンの最後のレースで、なんと世界のキネーンの最後の馬はクラッチとなったのです!
クラッチは初仔でセリで血統的に特に注目されていませんでしたが、2歳下の弟で東京スポーツ杯2歳Sとセントライト記念を勝ちクラシックで活躍したナカヤマフェスタ(父ステイゴールド)が出てしまいました。今ではクラッチはナカヤマフェスタの兄と言った方がわかってもらえてしまいます。牧場の人もナカヤマフェスタの活躍はやっぱり悔しい~と正直に言っていましたw。
まだオープンまで手が届いていないけど、クラッチはこれまで一口馬主の鑑みたいな感じでよく頑張ってくれています。これまで大きな怪我や病気にもなっていません。元気に走ってくれています。現在は31戦で総賞金は7,700万。目標は50戦、総賞金1億です。できればそれ以上にもっともっと長く走って欲しいと願っています。
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