2010/10/17

2006年のアスコット競馬場

先日ハーツクライの記事に少し書きましたが、私はキングジョージ出走時にイギリスのアスコット競馬場へ行きました。レース内容もさることながら、その競馬場の美しさに感動し、また日本人とイギリス人の競馬に対する考え方とういうか競馬場での振る舞いの方の違いに興味を覚えました。もう4年も前のことですが最近のハーツクライ産駒の活躍で記憶が蒸し返されましたので、たくさんの画像を交えて4年前のアスコット競馬場を振り返りたいと思います。なお競馬場にはキングジョージ開催の日とその前日の一般開催の日にも行きました。写真は両日のものが混じっていますが、人がガラガラな方が前日のものと思ってください。

アスコットはロンドンから鉄道で1時間弱くらいです。その前年に大規模な改装を行ったということで、私が行ったときは建物は出来立てホヤホヤの現代的な競馬場っぽくなっていました。

ブリティシュな感じの立派な門です。キングジョージの日でも日本のG1でない普通の開催以下の込み具合でした。非常に快適に過ごすことができました。


スタンドから。周りには森が広がっています。ロンドンから鉄道でアスコットから向かう途中も森や草原の非常に綺麗な緑が広がっていました。競馬場から乱雑した住宅やビルが見える日本とはえらい違いです。おにぎり型の三角形が特徴的なコース。直線マイルのコースもあります。写真では直線コースのスタート地点は霞んで見えませんね。


人が増えてきました。それでも日本のようにシートを敷いて場所取りをする人は皆無です。この辺りは日本の競馬場も見習いたいところです。スタンド側も芝生というのがいいですね。


競馬場内も木々が多く自然を意識した造りになっていますが、建物内はとても現代的な感じです。当日は日本人の姿をチラホラ見かけましたが多いってほどでもなかったですね。この後のディープインパクトの凱旋門賞時は日本人の数が凄かったようですが・・・。


とある一般競争の写真。4000mのレースでスタンド一週目のものです。イギリスでは日本よりもステイヤーの出番は多そうですよ。


競馬場のチケットはネットで予め買っておきました。ランクが2種類あってランクが高い方は競馬場で行ける範囲が広がりますがスーツが必須となります。暑い中、多くの人がスーツやドレスの正装でいらしてましたね。しかし、高い方のチケットでも競馬場では入場制限されたエリアがいくつかありました。真のプレミアチケットはネットでは買えないということでしょう。

日本との大きな違いは、多くの人が家族や友人達の飲食や雑談がメインであり、競馬を見ている人は半数もいないということでしょうか。キングジョージ時でも多くの人はレースを見ていないで飲み食いしていました。イギリス人にとって競馬場はまず社交場であり、レースは二の次みたいですね。


日本と比べ人に対してテーブルと椅子の数に随分余裕がありゆったりしています。日本の競馬場が人が多すぎるだけなのでしょうが。


パドックには2種類あります。こちらは日本と同じ、鞍取り付け後に周回するパドック。円形型のとても大きいものでした。


もう一つが鞍を付ける前に周回するパドック。こちらの方が馬をすぐ間近でみることができます。パドックを見ていると若い女性の厩務員さんがとても多いことがわかります。この辺りも日本とイギリスの馬文化の違いが分かります。


この年のキングジョージの出走馬はわずか6頭ながらも、ハーツクライ、エレクトロキューショニスト、ハリケーンランの3強対決が大きな話題となりましたね。

さて、キングジョージの鞍付け前パドック。前走のドバイシーマクラシックを快勝しワールドクラスとなったハーツクライです。


ドバイワールドカップ馬エレクトロキューショニスト。4歳までイギリスの馬でしたがこの年の5歳時はトレードされゴドルフィン軍団入り。


そして昨年の凱旋門賞馬ハリケーンラン。父モンジューに続く凱旋門賞→キングジョージ制覇を期待される一番人気に。


ご存知の通り、至高の3強対決を制したのはハリケーンラン。2着エレクトロキューショニスト。ハーツクライは3着。私はスタンドで観戦しようとしていたら、なぜかすぐ近くに橋口調教師や吉田照哉さんの一団がやってきました。レース中は絶叫していましたが、レース後しばらく無言でしばらくたたずんでおられました・・・。


出走馬の豪華さといい競馬場の美しさといい、まさに「夢の舞台」と言うことがピッタリの体験となりました。自分の愛馬でキングジョージ参戦は・・・、夢のそのまた夢くらいかな?

そうそう、もう一つ。レース後に日本人の方々がおられましたので話しかけたら、その方はなんと岡部玲子さん!と番組スタッフの方のようでした。普段グリーンチャンネルは見ていないので、実はその時点では岡部玲子さんの事はよく知らず、グリーンチャンネルでキャスターをしている方と教えてもらいました。レースをネタに会話して一緒に写真も撮ってもらいました。これもまた良い思い出です。

2 件のコメント:

  1. ツマブキ ハルマ2010/10/20 8:15:00

    携帯だと途中から写真が見れなくなったので、パソコンから見ました(で、携帯から書き込む)。
    程よく盛況という感じで過ごしやすそうですね。
    観客のボルテージがやや低そうですが、本場の競馬という感じがします。
    海外の競馬関係者がJRAの盛り上がり(と収益)を羨むというのが少し分かるような…。
    私は「外国が怖い」人なので、おそらく一生行くことは無いと思います。(笑)

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  2. 私が普段PCかiPhoneでしかネットしないので携帯環境のことは考えてませんでしたね。ちょっと画像が多かったですね。。。
    競馬場の快適さ(人の少なさ)と盛り上がりはトレードオフですからね。難しいです。私は人が多いところは苦手なので少ない方がいいですが。
    イギリスは最近は移民が多くて現地の人は下手な英語に慣れていて辛抱強く聞いてくれます。海外の中では難易度低いほうだと思いますよ。

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