各クラブで次々に馬名が登録・発表されていて、今は一口ライフの中でも盛り上がって楽しい時期の一つ。その中でもノルマンディーの馬名総選挙は、良い試みであり羨ましく思う制度である。
見ていると、エントリーされた馬名の多くは両親からの連想ではなさそうなので、今年の選挙で惜しくも敗れた馬名をまた来年応募することもできそうだが、恐らく一年では多くの会員に敗れた馬名として記憶に残り、新鮮味を失っている気もする。
ラフィアンの馬名も発表されている。ラフィアン馬は歴代で1800頭を超えており、既に書いたように、英語の良さそうな単語をだいぶ使い尽くし、独・仏のみならず、スペイン、ラテン語なども増えてきている状況だ。この傾向はラフィアンのみならず、冠がない社台・サンデー・キャロットなどのクラブでも共通の現象となっている。一見意味が分からなくて、発音もしにくい馬名はなかなか覚えられない。
このことを打破するためには、とりあえずは既に使わている英語のシンプルな馬名をどんどん使いまわすか、冠(マイネル・マイネ)をやめることが考えられるかもしれない。しかし後者だと、キャロットなどと同じ土俵に上がることになり、そちらが既に英語馬名が減ってきているから、一見自由度が上がるように見えて、実は状況はほとんど変らないように思える。
それに、冠名という日本独特のある意味文化と言えるものだが、やはり同一の馬主、クラブの馬達や軍団といった連帯感は間違いなく生まれる。馬柱を見て、「マイネル」で一目でお仲間と分かるのは非常に大きい。以前はダービーを採ったら冠をなくすという話もあったものだが、私は例えダービーを勝ってもそのまま冠は続けてほしいと思っている派である。例え付ける馬名のリソースが苦しくなってきているとしても。
今年のラフィアン2歳の馬名一覧を見てもわかる通り、由来として両親(主に母)からの連想が非常に多い。他のクラブでもこの傾向はけっこうある。なぜかは分からないがこの連想は長年の伝統になっている。この傾向が明らかなので、応募する側も連想系の馬名を中心に考えることになる。もちろん、それはそれで良い面もあるが、それに拘りすぎているように思える。
一昨年、コスモでTwitterで一般に馬名を募集していた。そのときは馬名のみを応募して、馬は指定できない形式だったので必然と連想は考えずに、皆さん、純粋に良い響きや意味のワードをこぞって応募していた。結果、なかなか良い馬名が揃っていたように思えた。連想にとらわれなければ、まだまだ良い馬名はたくさんあるんだ、と思ったものだった。
こんばんは。
返信削除私もノルマンディーOCのような会員参加型のサービスは良いと思います。
クラブ問わず馬名に連想系が用いられやすいのは疑問を感じる部分はありますね。
連想系が選ばれやすい状況が存在すれば、選ばれることを前提として考えても仕方ないと思いますし、またその数が多くなれば選ばれやすくなるのも当然ですね。
そうなることで、少なからず自由な発想が減ってしまうのは残念なことです。。。
実際に連想系でも良い馬名や由来の馬も沢山いるので、一概には言えませんが、、、
ぶうたさんが書いておられた、コスモの募集のように何か違う角度から考える事も適度に必要なのかもしれませんね。。。
そういった意味でも、ノルマンディーOCの選挙は良いカンフル剤になる気がします。
>ぴょん太さん
返信削除例えばコスモオオゾラはそのときに選ばれた馬なのですが、連想系ではどの馬にも採用されることのなかった馬名かもしれません。
ノルマンディーには馬名以外にもスタッフブログとか良いところがたくさんあるので、ラフィアンに限らず、他クラブに普及していってほしいと思います。