会報誌Our Pleasureの3月号に、BRF・CVFの2012年度生産馬一覧、すなわち今年のラフィアン・ウインの募集馬候補が載っています。
98頭中、コンデュイット産駒33頭、ステイゴールド産駒15頭、マツリダゴッホ産駒16頭と相変わらず偏ってはいます。ロージズインメイ産駒が5頭と昨年のマイネピュールの11、一頭から多少増えました。一時はけっこういたアドマイヤマックス、アグネスデジタルが各一頭は寂しいです。
毎年、募集馬の人気はその年のクラシックに強い影響を受けます。ウオッカの年はタニノギムレット産駒が、アンライバルド&ロジユニヴァースの年はネオユニヴァース産駒が、そして最近はステイゴールド産駒という感じです。
今年のクラシックは混戦でまだ分かりませんが、2歳・トライアル戦線では、ブラックタイド、ローエングリン、オンファイア、ロサード、スズカマンボなど、ちょいマイナーで多彩な種牡馬の産駒が活躍しているのが特徴です。ラフィアン活躍馬のマイネルホウオウもスズカフェニックス産駒ですし。今年は例年なら穴馬といえる募集馬の人気が意外と上がるかもしれません。
私も現段階で出資候補を考える場合、まず人気になりそう、価格が高くなりそうなのは除外します。例えば重賞2勝マイネレーツェルの初仔(牡 父キングカメハメハ 母父ステイゴールド)が募集に入ったら、それはいいと思いますけど、おそらく人気で高くなりそうですよね。またステイゴールドも今年もまた種付け料が上がりましたし、産駒の価格も今年かそれ以上でしょう。パス候補です。3頭いるディープインパクトもパス。
コンデュイット産駒は、昨年同様にたくさん入ると思いますが、これだけ同じ父の産駒がいると、どれが良いのか分からなくなって、他の少ない産駒にプレミア感が出る心理が働きます。牧場の戦略として自前の種牡馬に多数つけて活躍馬を少しでも出せるようにするのは分かりますが、募集馬に多数入れるのは販売戦略としてはあまりよくないのではといつも思っています。また、コンデュ産駒は今のところ長い距離向きという評価が聞こえているので、2,3番手候補ならありますが、一番手からは外します。コスモヴァレンチの牝馬はまた高くなるだろうけどウインだったらいきたい。
安定感のあるロージズインメイも候補ですが、この年はマツリダゴッホがなかなか良さそうな気がします。ゴッホ産駒はデビュー前で不確定なところはあるけど、育成中の2歳を見るとスピードがあるタイプが多そうです。マイネシャローナの牡馬は気になるけど、これはまた高くなりそう。
その他の産駒では、イットウリョウダン(牝、父キングカメハメハ)、マイネエスポワール(牝、父マンハッタンカフェ)が字面ではひかれます。ウォーニングムスメ(牝、父ローエングリン)は私の周りで今から話題になっていますね。
血統を見ただけでは今のところ、どうしてもという馬はいませんが、実際に見るとまた全然変わるものですし、一次募集では他牧場から仕入れた馬もいます。また、セリ馬中心の2次募集、特別募集もあるので、そちらまで温存しておくのもありですが。
昨年のラフィアン&ウインの一次募集馬ラインナップの発表は5/7でした。楽しみに待ちたいです。
当たり前ですが、自家生産馬はいつも見る母の名前が多いですね。
返信削除今のところ、ウォーニングムスメの12以外にときめく馬がいないのも事実です。
>ツマブキさん
返信削除毎年見るお馴染みの繁殖の子は新鮮味があまりないのは確かです。
ウォーニングムスメは血統からはスピードタイプっぽいです。募集に入っても高くないといいですね。