馬主と言っても2%のシェアで一口馬主と同じく切れ端を持たせてもらうだけなのですが。でも制度的に日本の一口馬主と違ってファンドではなく、一応は「馬主」です。
今回は、オーストラリアのホースマンである島さんから話をいただきました。以前もオーストラリアの馬主制度について色々とお聞きして記事にしたこともあります。
「一口馬主の先に ~ オーストラリアで馬主」
持たせてもらうのは日本でも産駒が走ったスタチューオブリバティの牝馬です。現1歳で、日本産2歳と比べて半年遅れの生まれです。オーストラリアでは8月に馬は年を取ります。
馬の詳細はこちら。島さんのサイトから。
「新しい一歩」「スタチューオブリバティ×ペスカラ」
オーストラリアらしく代々スプリンターが重ねられた血統。かなりガッシリとした馬体です。
価格が10,000ドルなので100万円弱。2%なので私の負担金は2万円。これだけ見れば、ラフィアン一口の感覚から10%でも持てそうな気がしますが、別に年間の維持費が200~300万が必要となります。2%だと年間約5万円です。これは日本の地方競馬の水準でしょうか。
オーストラリアでは日本の中央のように未勝利戦の期限がないこと、スタチューオブリバティ産駒もあまり早熟タイプでないこと、調教師も急いで使うタイプでないことから、3歳でのデビューを考えてじっくりいく方針です。春の可能性もあるけど、相手関係や芝の状態からも、3歳の晩秋、すなわち今から約2年後がベストのデビュー時期と考えているそうです。
オーストラリアはゴールドスリッパーSなどの2歳の高額レースがあるので、早熟馬が多いイメージでしたが、皆がそうではないようです。日本の中央とは違って未勝利戦に期限がないのも馬主にとってはいいですね。
遠い海の向こうですので、現地観戦はもちろんできません。ですが、日本でも関東馬だとほとんど現地観戦できませんし、もし地方馬を持っても難しいことが多いでしょう。今の時代、世界中どこでもネットで情報はすぐ分かるし、その点はそれほどは気になりませんでした。
今回のシェアは馬が本当に走りそうな気がすることもありますが、日本の一口のファンドから踏み出してみたかったこと、短距離血統好きなので、オーストラリアの短距離中心の競馬体系に以前から興味があり、遠い地からでもそれを実際に体験できるからという理由もあります。その体験から、日本の競馬もまたこれまでとは違った視点で見ることができるようになると思います。
私は見守ることしかできませんが、なんとかデビューまで無事にたどり着くことを願っています。本ブログでも、このスタチュー産駒を通じて時折、オーストラリア競馬(と、それと比較した日本競馬)を取り上げていこうと思います。
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