2012/08/08

イルソーレ 無念の引退

マイネルイルソーレは、8月4日(土)札幌10R・クローバー賞・芝1500mに丹内祐次騎手で出走し、13着で入線しました。レース後に左前肢が跛行をしており、競馬場内の診療所でレントゲン検査を行ったところ左前肢種子骨の粉砕骨折が判明。自然治癒が望めず、また手術も不可能な箇所とのことで、『能力喪失』の診断が下りました。新馬戦を勝った期待の馬でしたが、このような結果になってしまい大変残念です。これまで暖かいご声援をいただき有り難うございました。

丹内騎手「道中でガクッとするところがあって無理をさせなかったのですが。こういう結果になりひじょうに残念に思います」

上原調教師「レースを終えて戻ってきた後、騎手から指摘をうけて四肢のチェックを行ったところ、左前に腫れがあり検査した結果、能力喪失との診断でした。ヒザなどの骨折とは違って、走っている際には比較的気づきにくい箇所ですが、騎手も違和感を覚えて無理はしなかったのですけれど。これから、というときにこういう結果。どうしてあげることもできず、本当に残念です。今後は乗馬として引き取り先を探させていただきます」

* * *

この日はレースを見ることはできず、出先で最下位の結果を知ったときには、途中で走る気を無くしたか、喉で問題が起こったか心配していましたが、まさかこのようなことになるとは…。残念でなりません。レースから数日経ちましたが、この間は競馬のことは考える気になりませんでした。クローバー賞のレース映像も未だに見ていません。

イルソーレは募集馬発表のときから気に入り、ツアーでも最重点的に見て迷うことなく出資を決めたかなり思い入れのある馬でした。育成段階で喉の問題がありましたが、それも解消してきて入厩前には動きも良くなってきました。そして札幌の新馬戦を一番人気で快勝して今後の期待が大きく膨らんだわずか2週間後のことでした。2歳戦もまだ始まったばかりの早すぎる引退となりました。

不幸中の幸いとして、粉砕骨折でしたが何とか一命はとりとめたこと。そしてわずか1戦でしたが、その秘めた能力の片鱗を見せて勝利を手にする機会があったことでしょうか。私もとても残念ですし、イルソーレも可哀想でした。なんとかより良い馬生をおくってほしいものです。

イルソーレ、とても短い間でしたが本当にありがとう。お疲れさまでした。イルソーレへの思いはしばらくはウチの4頭の女の子達に託すことになります。


↓最初で最後のクラブからの入厩中の写真となりました。一度も生でレースを見ることができませんでした。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。兵庫県在住のまっぴーと申します。私もイルソーレを一口持っており、今までこのブログを読ませていただいていました。私はバルクが大好きでイルソーレを持つことになったのですが、初めての出資馬で勝利の喜びと哀しみ、競走馬の世界の厳しい現実と、イルソーレからは本当に大切なことをたくさん教えてもらいました。こんな結果になったのは残念で仕方ないですが、イルソーレには心から感謝しています。私も同じく1歳のときに会えたのが最初で最後でした。次もし出資するとしたなら、応援に行きやすそうな関西入厩の女の子を探そうかと思っています笑。突然の長文コメント失礼しました。

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  2. >まっぴーさん
    これまでブログを見ていただいて、初めての書き込みありがとうございます。数少ないイルソーレのお仲間に会えて嬉しく思います。

    初めての出資馬で初勝利をされましたが、このようなことになっては私以上にショックがあるかもしれませんね。とても残念なことでした。

    私はイルソーレの引退で愛馬が牡馬1頭、牝馬4頭と偏ってしまっているので、1歳馬でもう一頭出資するのなら牡馬にしようかと思っています。

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