マイネルラヴは私がラフィアンに入る前から好きな競争馬でもありましたし、私がラフィアンに入って初めて牧場に行って、初めて種牡馬として接した馬もマイネルラヴでした。それはもう10年近く前の春のことでちょうど初年度産駒が誕生し始めていた頃の話です。
彼が私の上着を掴んで引っ張ってくるので綱引きで遊んだのですが、その前に触れていた1歳や2歳馬達とのパワーの違いに素直に関心したものです。BRFブログによると人を襲うこともあるみたいですね。私の時は機嫌がよかったのでしょうか。
その訪問時に産まれたばかりのとっておきのラヴ産駒を見せてもらいました。母は凱旋門賞2着のマジックナイト、後のマイネルデュナトスです。そして、その時の出会いからかデュナトスに出資することにもなります。今のところ私の最初で最後のラヴ産駒の愛馬です。残念ながら馬体が大きすぎて脚元に不安を抱え大成することはできませんでしたが。
ラヴの初年度産駒(02年産)はデュナトスを含めラフィアンでもそれなりの数が募集馬に入ります。初年度産駒は大活躍して、ニュージーランドトロフィーを勝ったマイネルハーティーを始めマイネルでも多く勝ち上がり、マイネショコラーデの母で小倉2歳Sを勝ったコスモヴァレンチ、北九州記念勝ちのコスモフォーチュンも出ました。
その後も産駒は短距離で堅実に活躍し、そして06年産のゲットフルマークスとダブルウェッジが重賞勝ちし、その直後の08年のラヴの種付けは過去最高の175頭を記録しました(生産頭数は120、血統登録は109)。
ビッグレッドではここ数年はラヴの種付けをほとんどしていません。10年産の現1歳世代ではわずか1頭(ティーボールの10)のみ。その理由を総帥に尋ねると「ダービーを取りたいから。ラヴは距離がもたない。」とのこと。社長も「自家生産は減ったけど、種付け数は大きく増えたので外からいい産駒を買ってくる。」だとか。
今年募集の1歳は、前述のラヴ種付け数が過去最高を記録した世代。量が増えれば必然と質も上がるもの。ロージズインメイとコンデュイットの狭間で目玉種牡馬のいない今年の募集馬。久々にマイネルラヴにも注目しています。ただし、社長が外からラヴ産駒を買ってきてくれていれば話となりますが。。。ちなみにこの翌年の種付けは85頭まで減少。。ラヴもなんとかまた大物を出したいところでしょう。
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2011.3.18 記
現段階では、BRFは当歳時のセリや庭先でラヴ産駒は買っていなくて、牧場にいる1歳は上記のティーボールだけみたいです。買うなら今年のセレクションセールやサマーセールの1歳ということでしょう。ラヴ産駒の狙い目は今年の2時募集になりそうですね。
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